2024年10月13日(日)東京都水の科学館に今年2回目の出動です。秋晴れの中、常磐道、首都高速中央環状線、湾岸線を経由して、つくばの基地からナダレンジャー号で約1時間。渋滞がなければ、茨城県内の遠隔地を回るよりもはるかに近い。東京スカイツリーが見えたら、もうすぐです。
水の科学館にナダレンジャー号で出動するのは今回が初めて。いつもは、器材を携えて、ゆりかもめなど公共交通機関を利用しているので、持ち出し器材は必要最小限。でも、ナダレンジャー号なら余裕があります。これまではお留守番の秘密兵器サイボ君も出動です。サイボ君にとっては水の科学館は初登場なので、ちょっと緊張気味かもしれません。
出番は、11時~11時40分と13時30分~14時10分の2ラウンド。各回とも、定員の60名を超える親子連れで会場は満員。お子さまはもちろん大興奮しますが、こちらに来られるご一緒の親御さまは皆さん、お子さま以上に熱心で、積極的。気持ちよく、暴れさせていただきました。
1回目と2回目の間の時間は昼食弁当タイム。今回、ご用意していただいたのは日本五大銘飯のひとつ東京名物深川めし。しっかりしたお味のアサリご飯が美味しゅうございました。美味しいものをいただくと元気がでます。
ナダレンジャー号利用だと帰りも、あっという間。まだまだ明るい15時前に利根川を渡って、茨城県に。前方に現れた筑波山がお帰りなさいとお出迎えしてくれているようです。
2024年10月12日(土)秋晴れの茨城県土浦市霞ケ浦文化体育館に出動。このところ毎年出動している土浦市環境展です。たくさんの出展があり、Dr.ナダレンジャーは東部ガス(株)とのコラボステージです。
お天気がいいからでしょう、体育館の内も外も出展ブースは大勢のお客さまで大変な賑わいです。体育館入り口付近では階段に腰を下ろして、お昼ご飯を食べている家族連れが多数。見た目が、災害直後の避難所風です。
Dr.ナダレンジャーの出番は13時から14時まで。でもその前に、お昼をいただきます。今回は種類が全部違う8個のサンドイッチ。甘いフルーツサンドも2個あって、ちょっとおしゃれ。美味しゅうございましたので、食べ過ぎました。
Dr.ナダレンジャーのステージには10年くらい前に小学校で実験教室を体験したという社会人男性や、今月中に出動予定の土浦市内の小学校の児童とそのご家族など、ナダレンジャーファン?も見に来てくれました。お子さまはいつものように興奮するので、ブロックの下敷き体験は希望する大人だけに限定。
2024年10月4日(金)福井市に出動。延伸された北陸新幹線で福井駅に降り立つと、早速、恐竜たちがお出迎えです。時折、動いて、野太い重低音のお声まで発するので、まずは初対面のご挨拶でご機嫌伺。福井市出動は2018年3月以来。今回出演するのは「家族でたのしくまなぶ防災・減災フェア2024」というイベントです。
福井名物のソースかつ丼で翌日のイベントの大成功勝利を祈願。総裁選挙に臨む政治家でも、大学受験生でもありませんが、ちょっと真似こいて、イベント前の食事はかつです。身も心も引き締まる?かな。身が増えすぎないよう、サイズはミニ600円です。
いよいよ本番。2024年10月5日(土)11時~12時、福井市にあるユニオンプラザ福井に登場。会場のサイズに比べて、いらしていただいたお客さまが大勢でしたので、お子さまは椅子ではなく、前に来ていただいて床すわり。この方が、やはり盛り上がります。お子さまが興奮すると、自然と親御さまもつられて盛り上がるものです。
いい涙を流した帰路、福井駅の恐竜像に紛れて、古風な人物像が2体。派手な親子2体の現代風恐竜と比べて若干地味ですが、近づいてみると、昭和11年の二・二六事件当時、内閣総理大臣だった岡田啓介とその身代わりになって射殺された義弟で秘書官の松尾伝蔵でした。おかげさまで日本近代史も少しだけ勉強させていただきました。
2024年10月2日(水)13時40分~14時25分、研究学園小学校に出動。人口急増中のつくば市研究学園地区にある新設校で、昨年の4月にできたばかりのピッカピカ。学校のすぐそばをつくばエクスプレス線が走っています。もちろん、初めての出動ですが、つくば市がDr.ナダレンジャーの活動拠点ということで、今日お相手する3年生はどこかでDr.ナダレンジャーを見たことがあるようです。ホーム感たっぷり。やりやすさ、抜群。何をやっても、盛り上がりそう。
ところで、こちらの小学校は、一般的な委員会制のPTA組織がなく、研学サポーターズというボランティア制の保護者組織が活動をしていて、今回はその皆さまからのご依頼です。新設校ということで、最初から過去にとらわれない思い切ったことができたのでしょう。そういえば、最近、テレビか新聞で、敬遠されがちで曲がり角にあるPTA活動に、新しい取り組みができたというニュースを見た記憶があります。校章も、思い切ったデザインです。
3年生は3クラス90名ほどでしたが、併設されている研究学園中学校の生徒10数名ほども加わって、大空間の体育館で思いのほか大興奮していただきました。時間の関係で、体験者の選抜に時間のかかるブロックの下敷き体験は、児童ではなく担任の先生にお願いしましたが、子どもたちには、その方が刺激的だったようで、崩れたブロックに群がり、いつまでも興奮状態。このままのハイテンションでは後の授業に支障があるので、Dr.ナダレンジャーは素顔にもどり、お子さまには日常テンションにもどっていただきました。
2024年9月29日(日)朝4時、未明のつくば市をナダレンジャー号で出発。圏央道、関越道経由で新潟県長岡市のハイブ長岡に向かいます。本日はこちらで開催の「みんなの防災フェア」の中で、2階会場で実施の親子ぼうさいフェスに登場。前日の土浦市のイベントが現場到着まで30分だったのと比べると・・・長い!
途中、眼下に信濃川が眺望できるサービスエリアでわずかの仮眠。睡眠不足は脳とお肌と健康に悪いので、休憩はしっかりとりたいものです。5時間かけて、9時に会場到着。準備に取り掛かります。本番は10時~16時まで。10時30分~、11時30分~、12時30分、・・15時30分~のそれぞれ30分間、6ステージ。Dr.ナダレンジャーは年甲斐もなく、我を忘れて頑張れるタイプです。
ステージとステージの合間は、バラバラに流れてくるお客さまを相手に個別で、皿回しや、液状化実験ボトル「エッキー」をお見せしながら一発大道芸。皿回しができた感動で、目を輝かす親子の反応がDr.ナダレンジャーのエネルギー源。そんなこんなで、お客さまの小塊ができたところで、ステージ本番開始。ということで、熱中症予防の給水とトイレ排水以外は全く休憩なし。もちろん食事なし。でも、問題なし。
会場内ではやる気満々の体験型ブース出展が多数あって、それぞれが大盛況。結果、かなりの騒音レベルです。それに負けずに、ステージ前のお客さまに声を届かせねばなりません。マイクなしの地声の出力はぼぼマックス。大変、いいボイトレになりました。前日の土浦イベントの静寂環境下のマイク付きステージは恵まれすぎかな。すべてを終え、ナダレンジャー号で秘密基地に帰還したのは21時過ぎ。今夜はよく眠れそうだ。
2024年9月28日(土)土浦商工会議所青年部主催の「防祭」と銘打った防災イベントに出動。町の活性化のための企画とのこと。会場は土浦駅の前にある土浦市役所の大屋根広場。市役所の中には土浦市出身力士高安関の等身大パネル。大相撲ファンのDr.ナダレンジャーも並んで記念写真。
Dr.ナダレンジャーの出番は11時~12時までの1時間のステージ。控室の窓から真下に大屋根広場の大屋根が見えます。その大屋根越しの向かいに見える駅前ビルは空き室が目立ちます。やはり、地元の皆さまにとっては街の活性化は大事なこと。少しでも、Dr.ナダレンジャーがお役に立つことができればうれしい。
その大屋根の下には、消防をはじめいくつかのブースが出展。朝のうちは閑散として人通りも少なく、お客さまの入りを心配していましたが、ステージが始まると多くのちびっ子とそのご家族が集まってきてくれて大盛況。Dr.ナダレンジャーを知っているお子さまや、11月に出動予定の近くの小学校のPTA会長さんと校長先生なども見に来てくれました。
帰りに、かなりジャンボなお弁当をいただきました。市役所と同じビルの2階に入っている駅前食堂ウェスタンジャンゴのお弁当。年齢のわりに大食いのDr.ナダレンジャーにとっても2食分くらいの分量でした。美味しゅうございました。
2024年9月27日(金)気温は30℃以下ですが、湿度が高く、汗も涙も乾きにくい日です。時折、雨も強くなったり、弱くなったり。雨の日の午後からの出動は、身も心もだるい!
15時~16時までの1時間。1年生から6年生までの約30名。校訓に尻を叩かれたDr.ナダレンジャー。シャキッとして頑張るぞー。
野生化することの多い児童クラブですが、こちらはとても落ち着きのある皆さまでした。お迎えに来た保護者の皆さまも、最後のブロック倒しを遠巻きに見学。
2024年9月25日(水)北茨城市立中郷第二小学校に出動。昨年も出動していますが、学校に入る道が分からずウロチョロ。かろうじて発見した看板です。学校の建物は見えていても、どう入っていくかわからないことって多いものです。
急に肌寒くなりましたが、雨も降ってきて、もしや雪になるのではと錯覚するくらいです。数日前まで、日本の気温は永久に30℃以下にはならないのではと思うくらいの異常な毎日だったのが嘘のようです。
実験教室本番は13時20分~14時20分、お相手は3年生12名とその保護者。児童は横1列、その後ろに保護者。落ち着きのある皆さまでしたので、安心して全員ブロックの下敷きになっていただきました。
2024年9月24日(火)10時30分~11時30分、茨城県かすみがうら市立下稲吉東小学校1年生の家庭教育学級に出動。まずは校長先生のご挨拶とお話。
体育館にある熱中症予防対策温湿度計の針が、赤でもオレンジでも黄色でもない無色の安心領域を指しています。久しく忘れていた何か月ぶりかのさわやか快適教室!
1年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんに交って、弟妹たちも、最前列で一人前に参加。保護者の皆さまは、後ろでゆったりのんびり。
2024年9月21日(土)、22日(日)岐阜県岐阜市柳津町にある大型ショッピングモールカラフルタウン岐阜に出動。つくば駅を早朝5時過ぎの始発で出発。東海道新幹線岐阜羽島駅で下車。駅前には地元出身の政治家大野伴睦さんご夫妻の像。Dr.ナダレンジャーが幼少のころ聞き覚えのあるお名前と見覚えのあるシルエットです。通りの名前は睦通りでした。
岐阜羽島駅のすぐそばの名鉄線新羽島駅から笠松行に乗り、20分弱で最寄り駅の柳津駅に到着。そこからさらに徒歩だと20分弱でカラフルタウン岐阜。カラフルタウン営業開始の10時前よりも十分前に到着。
今回の仕事場所はカラフルパークという2階までの吹き抜け空間。共振実験で、長棒の先のピー君の頭が余裕をもって頭突きできそうな天井の高さです。本番は、11時~11時30分、13時30分~14時、15時~15時30分の1日3回、2日合計6ステージです。この広場には、日赤やJAF、消防などの体験ブースも出展。
お昼はカラフルタウン2階にある若鯱家というお店で、名物カレーうどんをいただきました。カレーの汁が美味過ぎて、ご飯にかけて食べたいほど。さすが名物。油揚げもカレーをたっぷり吸って美味しゅうございました。
食後はもちろんのこと、ステージの合間もエスカレータ―横の隅で器材に紛れて、一休み。1日3ステージともなると、途中の十分な安息が、ステージでの集中とハイテンションを維持するうえで不可欠です。
今回は、MCやお客さまの呼び込みがなかったので、自ら人集め。たとえ最初はわずかなちびっこしかいなくても、雪だるま式にお客さまを集めるのはDr.ナダレンジャーの得意技。怪しげなことをし始めると、だんだんと人が集まってきてくれます。ある程度、集まったところで、MC兼務のDr.ナダレンジャーによるサイエンスショーのスタートです。
無名のDr.ナダレンジャーにとっては、一度ご覧になったお客さまが、また次のステージも見に来てくれればしめたもの。今回も、お子さまだけでなく、大人でも、複数回見に来てくれた方もいらっしゃいました。中でも、車いすの91歳のおばあちゃんは介護の娘さんと2日にわたり、3回も見に来てくれました。目から汗があふれそうになりました。もちろん、全身は涙まみれです。
2024年9月20日(金)茨城県常総市の水海道小学校に出動。常総水害のあった2015年9月10日を教訓として、常総市内の学校では毎年、この時期に防災イベントが開催されているそうです。低学年児童9時30分~10時15分と高学年児童10時30分~11時15分。それぞれ約200名。体育館は高温度で高湿度のため、全身から涙があふれ出し、それが全く乾かない。気持ち悪いよー。
この日、NHK水戸放送局の「いば6」と茨城新聞社の取材が入っていました。
9月24日(火)茨城新聞地域総合17面
9月20日(金)NHK茨城NEWSWEB
9月20日(金)NHK水戸放送局「いば6」
校長室にはポルトガル語の表示もあります。ブラジル人の児童が多く、ブラジル人児童だけの特別な通訳付きのクラスが5クラスもあるそうです。校長先生は、20年以上前に、お子さまと2回、Dr.ナダレンジャーの教室を経験していらっしゃるそうで、最近あまりやっていないネタまで事細かに覚えてくれていました。
そして、うれしいことに、この校長室で、久しぶりに給食をいただきました。レストランでも、家庭でも味わえない給食独特の味です。懐かしい味です。大好きです。美味しゅうございました。
雪氷楽会に続いて、2024年9月17日(火)~19日(木)、アオーレ長岡で雪氷研究大会本番です。今回は、雪形ウォッチング報告のポスター発表1件。車のフロントガラスにできた雪の巻物の正体について、ポスターと口頭の各1件。周囲の常識的なポスターと比べると、Dr.ナダレンジャーのポスターの非常識さが際立っていませんか?自画自賛。
ポスターという言葉にとらわれ過ぎて、本当に狭い意味でのポスターばかりになっている最近のポスター発表は面白さがなくて、いけません(高齢者のボヤキ)。写真は、会場に行ってから思いついて現地調達で作った工作物。Dr.ナダレンジャーの小学生時代の一番好きな科目は図工です。
口頭発表も同じです。スクリーンに映し出して説明するスタイルは面白さがない(ボヤキⅡ)。ポスターをパネルに貼るために実行委員会が用意してあった粘土みたいなひっつき虫という粘着剤を使って、口頭発表直前に工作。ただし、スクリーンに映し出したスタイルだけで会場は大ウケ。披露するチャンスを逸する。残念。ちなみに発表のサブタイトルは「Dr.ナダレンジャーの大人の雪氷自由研究」。対象は子どものような大人。目的はなし。自由研究に目的を求めてはいけない!
この日は、一般市民相手の科学イベント「雪氷楽会」、12時~16時。雪氷楽会というのは雪氷研究大会に合わせて、例年、会員有志が集まって、本大会前、あるいは後に開催されているイベントで20年以上の歴史があり、今回も熱心な会員が29ものブースを出展。Dr.ナダレンジャーもステージスタイルで出展させていただきました。常連です。
1ステージが終わるたびに、お客さまをピンポン球雪崩ブースに誘導。こちらのブースでは最大3000個のピンポン球がお出迎え。この日は張り切り過ぎて5ステージもやったので、クタクタ。最後は、有志3名の塩ビ管ケーナによる蛍の光演奏で、いつまでも残っているお客さまを丁重に、お見送りをさせていただきましたが疲れたよ。
2024年9月15日(日)、茨城県那珂市ふれあいセンターごだいで開催されている子ども食堂からのご依頼です。出番は10時~11時30分。こども食堂に集まってくる子供たちが、お食事の準備ができるまでの間です。いつもは、それぞれがばらばらにゲームをしているだけなので、みんなで一緒にできるものはないかということで、ご依頼いただきました。
Dr.ナダレンジャーがこども食堂に出動するのは初めてです。はじめは和室の畳の上で約1時間。天井が低いので、長い棒の上でピー君がゆらゆら揺れる超大型実験は、外。この日も外は暑すぎるので、元気いっぱいの小さなお子さま以外のちょっと大きめのお子さまは、空調の利いた和室の丸窓から参加。
予定の時間になって、かつらをとって終了。でも、まだ、お食事は準備中だったので、素顔のDr.ナダレンジャーがありふれた大道芸人になって、お子さまたちと時間つぶし。かつらなしでも、なんとか行けそうです。ただし「うちのじいちゃんみたいだ」という声も聞こえてはいましたが・・・
さて、この日のメニューはハンバーグ。小さなお子さまたちと一緒のテーブルでご馳走になりました。お腹がペコペコになっていたので、とても美味しゅうございました。ありがとう。
2024年9月11日(水)8時35分~9時20分、水戸市立酒門小学校に出動です。昨年の10月27日にも出動していますが(出動報告No.41)、このときのお相手は4年生でした。今回は特別支援学級の1年生から6年生までの約30名と先生です。5年生数名は昨年もDr.ナダレンジャーを経験済みです。会場の体育館はかなりの高温多湿状態。全身から涙が噴き出します。
特別支援学校へは何度もいろいろなところに出動していますが、特別支援学級の皆さまだけというのはDr.ナダレンジャーにとっては初めてです。皆さまとってもお行儀よく、45分間、最初から最後までしっかりと聞いてくれたので、とても、気持ちよく暴れさせていただきました。先生のお話では、45分間も集中しているのはとても珍しいとのこと。目から、汗がでそうになりました。
2024年8月31日(土)、台風10号が日本列島上を迷走する中、今月2回目の九州出動です。目的地は福岡県大牟田市。この数日前から新幹線が運休し、空の便も多数欠航となり、ほぼ、移動不可能と、半ばあきらめていましたが、茨城空港から福岡空港へのスカイマークSKY831便は無事離陸。しかもなぜか、地元JAの皆さまによる8月31日野菜の日を記念した甘い冷凍焼きいもなどのお土産と盛大なお見送り付きです。便名SKY831大当たり!!
台風10号の中を出陣するDr.ナダレンジャーを応援してくれているような感じの皆さま方です。
上空は大きく揺れることもなく、福岡は台風一過のいいお天気。
今回のお仕事は、9月1日の防災の日に合わせた大牟田市のショッピングモールゆめタウン大牟田店での科学実験教室。10年前の2014年8月30日にも、こちらに出動していて、今回が10年ぶり2回目の出動であることを、過去の資料を見て少しだけ思い出しましたが、ほぼ記憶が喪失。最寄り駅は西鉄大牟田線新栄町駅。福岡西鉄天神駅から特急でちょうど1時間です。
本番は9月1日(日)11時30分~12時10分と14時~14時40分の2回。わくわく広場という吹き抜け空間の仮設ステージ。今回は、うれしいことに高校生のときから、大学生、大学院生、社会人と約20年近く、Dr.ナダレンジャーのステージに時々応援に来てくれている佐藤幸隆さんが気象関係のお仕事の夜勤明けにもかかわらず、現在勤務している福岡市から来てくれました。通常は撮影担当で、自分が写真に写ることが少ない黒子の助手ナダレンコが写真に出現。撮影者は佐藤さんです。
(写真提供:佐藤幸隆)
天井近くでピー君がゆらゆらしている写真も、吹き抜けの最上階から佐藤さんが撮影。午前の回はお客さまが少ない!でも、小さいお子さまの興奮は最大級。
(写真提供:佐藤幸隆)
2回のステージを終え、この日の日没間際、快晴の福岡空港から帰路につきましたが、到着した茨城空港は激しい雨。秘密基地のあるつくばは一瞬停電するくらいの雷雨でした。かなり、運に恵まれた出動でした。
2024年8月24日(土)富山県の滑川市と富山市の2イベントに出動です。今月は立山カルデラ砂防博物館にも出動しているので、富山県では人気者?かもしれません。秘密基地のある茨城県つくば市をナダレンジャー号で4時前に出発。まだ真っ暗、未明です。
最初のお仕事は滑川市。その前に、黒部市にある道の駅kokoくろべで時間調整。深さが数センチの、お子さまが入って遊べる広い水場があります。広くて浅い水があると、浅水波の実験がしたくなるのは科学者の習性。巨大なミニチュア津波を発生させて感動中。
前日は39℃を超える富山でしたが、この日もそれなりに酷暑。屋外の津波実験の後は、ちょっと早めのお昼ご飯。シェフお薦め数量限定のランチ。この日はハンバーグ&とんかつ定食850円。ちょっと早めの10時30分でしたが、美味しゅうございました。
最初のイベントの開催場所は富山地方鉄道中滑川駅そばにある滑川市複合施設メリカ。富山県教育委員会からのご依頼で、「親子でSTEAM体験 科学×防災 学校」というもの。13時~14時までの1時間です。
会場はメリカ3階にあるかなり広いホール。おかげさまで、落ち着いた環境でしっかりとお勉強していただけました。しばしば、地元の皆さまには、「富山県のお子さまはシャイで反応がいまいち」と言われることが多いのですが、今回の皆さまは、茨城県の児童クラブの皆さまにも負けないくらいのリアクションでした。
皆さまとのお別れを惜しむ間もなく、14時30分、実験器材をナダレンジャー号に積みなおして、富山市にある次の開催場所、ファボーレ富山という大型ショッピングモールに向かいます。写真は、荷物とともに搬入口から入るところ。
昨年11月にも出動させていただいた「お天気キャスター木地智美のお天気教室」に参戦です。富山テレビの主催です。16時~17時30分の教室の中で、約30分くらい防災のサイエンスショーを実施するというものです。昨年も参加したという6年生女子が来てくれました。大きくなっていて気がつきませんでしたよ。「ほんと大きくなったね!」
18時、全部終えて、帰路。北陸道、上信越道、関越道、圏央道経由で8月25日0時過ぎに秘密基地に到着。途中、強烈な雷鳴と激しい雨にも遭遇しましたが、充実した20時間でした。Dr.ナダレンジャーは意外に体力あるかもしれません。
2024年8月23日(金)14時~15時30分、取手市教育委員会からのご依頼で出動するこの夏、最後、3回目の出動です。児童クラブの皆さまは無秩序状態が多いので、少なくとも野生動物化しているお子さまを落ち着かせるには、多数の甲高いちびっ子猛獣を上回る高音域大音量の声が不可欠です。写真は児童クラブの建物。
最後になって、秩序が形成される頃には、マイクなしの地声のDr.ナダレンジャーの喉は、すでに、よれよれ。久しぶりの喉疲労です。しっかり声メンテして、明日の日帰り富山でのダブルイベントに備えよう!天井すれすれのブロックの最上階にはピー君が横たわっているのが分かりますか。
2024年8月21日(水)、トトロの森の中にあるような新治児童館に出動。
準備ができたので、熱中症にならないように、ピー君も氷の入った冷たい麦茶をいただきます。
本番は10時~11時までの1時間。定員15人の小学生。50人くらいは入れそうです。
帰りに、お土産もいただきました。ありがとうございます。
2024年8月20日(火)、茨城県取手市教育委員会からのご依頼で、取手市立久賀小学校放課後子どもクラブに出動。久賀小学校には2020年の夏休みにも出動しており、今回で2回目です。この年はコロナ禍が始まったばかりで、ほとんどの出動がキャンセルされる中、児童クラブからの出動要請だけは増えておりました。
夏休み中の小学校はひっそりしておりますが、児童クラブだけは熱気むんむん。本番は14時~15時30分の90分間。1年生から5年生までの皆さまには、最後のブロック倒しネタで、思いっきり大きな声で「わー」と叫んでいただいたのですが、おそらく、Dr.ナダレンジャー史上最大の大声「わー」だったと思います。ストレス発散できたのでは・・
2024年8月18日(日)鳥取県にある公立鳥取環境大学に出動。まずは朝一でホテルまでお迎えに来ていただいたご担当の大野先生のご案内で、鳥取砂丘にご挨拶。なぜか粉粒体を目にすると科学的血が騒ぐDr.ナダレンジャー。
会場の公立鳥取環境大学は鳥取市の郊外にある新しい大学で、なんとヤギ部という人気部活があるそうですが、残念ながら暑さのせいか、ヤギをお見掛けすることはできませんでした。
今回のイベントでは、久しぶりに、Dr.ナダレンジャー考案の液状化実験ボトル「エッキー」の工作付き。うまくいくかどうか、下準備に取り掛かります。
前夜、航空機遅延のため、ホテル到着が遅く、睡眠不足ぎみのヒーローは受付開始までの間、こっそりと仮眠。誰かに盗撮されているような・・・
本番は、13時30分~15時30分までの2時間。お子さま約20名とその保護者、合わせて32名。未就学児1名を含む、小学校1年生から6年生までの、とても熱心な皆さまでした。
(写真提供:公立鳥取環境大学)
いい汗をかかせていただいたので、ちょっと空腹。余裕をもって到着した鳥取空港でガバオライスと牛筋カレーのハーフ&ハーフをいただきました。大変、美味しゅうございました。
2024年8月17(土)茨城県守谷市の北守谷公民館に出動。こちらの公民館に出動するのは2回目ですが、それに気づいたのは、ナダレンジャー号のフロントガラス越しに公民館の90°傾いた正方形の特徴的な正面のお顔が見えたときでした。
そのお顔の内側が、この日の会場となるホール。100数十名の参加申込者の中から抽選で選ばれた70数名の皆さまです。広さからすると、応募者全員入っていても大丈夫そうではありましたが、落選した皆さま、来年お会いしましょう。
翌日の8月18日(日)は鳥取に出動しなければならないので、会場内で身支度を整え、そのまま、羽田空港に直行。飛行機は19時15分に出発予定でしたが、新千歳空港での安全上のトラブル発生の影響で、80分遅れの出発でした。台風7号の影響ではない。
2024年8月11日(日)福岡県の福岡市科学館に出動。こちらの科学館にDr.ナダレンジャーが登場するのは初めて。ちょっと薄暗いうちにつくばの基地を出て、新幹線で博多駅に到着。最寄り駅は地下鉄七隈線六本松駅、出てすぐです。
開催中の特別展「すごすぎる天気の図鑑展~虹のはなし~」の中に乱入。14時から15時まで6階サイエンスホールでDr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室。入場無料、申し込み不要の緩めのイベントです。
お客さまが来られるか心配でしたが、開場前から入り口付近には行列ができており、13時30分の開場まもなく、定員220名の座席はほぼ満席。開始前ですが、前座のコナダレンジャーに変身して、小ネタ一発芸で、ただでさえ暑い会場を、さらに熱くヒートアップ。
入り口付近で立ち見も、いっぱいに。急遽、前方に床すわりまでしていただいたので、開始時には300名ほどになっていたかもしれません。お客さまに前に床すわりしていただくのは、この会場ではこれまで例がないらしく、若干大慌てのスタッフの皆さまにはお詫びと感謝です。
やる内容といえば、案内のチラシにあるナダレンジャー0号実験を始め、いつも通りですが、今回はお天気の特別展ということもあり、Dr.ナダレンジャー考案の空気のベナール対流を再現する対流実験「タイリュウジャー」を披露。スクリーンに、ミニチュアのひつじ雲が出現すると会場からは歓声が上がりました。
あっという間の1時間でしたが、最後に、Dr.ナダレンジャーの著書のサイン&即売会までやらせていただきました。これまた、予定の30分間、行列ができるほどの盛況で、ちょっとした著名人気分になりました。雪形ウォッチングで存じ上げていた、九州大学の先生まで、ご家族で見にいらっしゃっていて、本もご購入、さらにお土産までいただきました。皆さま、ありがとう!
2024年8月3日(土)、4日(日)立山カルデラ砂防博物館に出動。コロナ禍でも欠かさず毎年開催されている恒例の真夏のサイエンスショーです。ただし、密を避けるために開催されていなかったピンポン球雪崩実験が久々の復活です。
Dr.ナダレンジャーの仕事場はピンポン雪崩シュートがセットされているエントランスホール。3日は10時から団体予約の小学生の皆さまと13時30分からの一般客。午後の部は、常連のご家族4名とふらっと入館してきた外国人の若者2名。贅沢体験かもしれません。
4日は11時からの一般客。地元新聞やケーブルTVなどの取材も入り、かなりの盛り上がり。実は、ピンポン球雪崩実験が見られるのは、現在、立山カルデラ砂防博物館が世界で唯一の場所なんです。
(8月5日(月)北日本新聞 紙面・web)
午後は大忙しです。中学生の予約2団体が、14時からと14時30分からの2回立て続けに入館。1ラウンド、わずか15分間でしたが、液状化現象、共振現象、津波現象そして締めのピンポン球雪崩までやり切りました。
どちらの団体も進学校の皆さまということで、皿回しだけでなく、がっつり難しい物理学的説明も入れておきましたが、どこまでご理解いただけたか不明。
この日一日中、お付き合いくださったやはり常連のご家族、中1のお兄ちゃんは液状化現象を自由研究にするそうです。最後に、実験器材を駐車場のナダレンジャー号まで運ぶお手伝いまでしていただきました。ありがとう!自由研究がんばってね。また来年お会いしましょう。
2024年7月29日(月)、児童クラブ、今年度2回目の出動なので、体が、児童クラブ仕様に順化し、可愛い猛獣たちにも慣れました。夏休みで静かな小学校。昨年も来ているので、搬入経路は熟知してます。児童クラブ専用駐車場にナダレンジャー号を留め置き、器材の搬入。
この日は、全国的に最高気温が40℃を超える地点が複数出現。全身から噴き出す涙で、びしょぬれになりながら、校舎内の児童クラブの教室に向かいます。ちなみに、Dr.ナダレンジャーは特異体質なので、全身からあふれ出る液体は、汗ではなく涙です。
約40名の子どもたちはみんな、Dr.ナダレンジャーを待ちわびていたようで、14時の始めから15時の終わりまでハイテンションで、あっという間の1時間でした。そして、「もう帰るの?」、「あと4時間やって」、「また来て」、「冬休みにも来て・・・」。可愛い皆さまばかりでした。目から、汗があふれそうになりました。うれしいとき、悲しいときにDr.ナダレンジャーの目から出るのは汗です。
2024年7月28日(日)茨城空港の近くにある小美玉市の小川文化センターアピオスに出動。外は猛暑で高湿度ですが、空調の利いた屋内ではなく、あえて入り口前で、Dr.ナダレンジャー自らお客さまのお出迎え。サービス精神に妥協はない!
小美玉市教育委員会生涯学習課主催の家庭教育学級です。定員100名ですが、募集開始から2日で定員に達したそうです。ご参加できなかった皆さま、お許しください。Dr.ナダレンジャーは昨年も登場しており、おそらく小美玉市では人気のヒーロー?かもしれません。
会場は、こじんまりとしたかわいらしいホール。昨年も来てくれたご家族が、飽きもせず、またいらしていただきました。来年も、来てください!
2024年7月27日(土)千葉県鋸南町社会福祉協議会からのご依頼で鋸南町立中央公民館に出動。つくばからはナダレンジャー号で、圏央道、東関東道、京葉道路、館山道路を経由して3時間弱。東関東道酒々井PAに立ち寄ったら、前日に宮和田小学校のトイレと似たデザインのトイレを発見。どこかで見た記憶があったのは高速道路のPA、SAだったんでしょうか。他でも見た気がします。
最寄りICは鋸南保田。ICのすぐそばには道の駅保田小学校。上空には高積雲と巻積雲が重なり合っておりました。鋸南町といえば5年前の台風15号の強風で、屋根が飛ばされる被害が多発したところです。いまだに屋根にブルーシートがかけられている家屋があるそうです。
さて、教室の本番は13時~14時30分までの90分間。お子さまは小学校2年生の男の子1名と、歩き始めたばかりの1歳3か月の小さすぎるお子さま1名のみ、あとは大人です。ただし、始まってしまえば、大人の皆さまも、小さなお子さまとほぼ同じ状態で、90分間飽きずに最後まで楽しんでいただけたようです。
公演の始まる前に、カレー弁当で腹ごしらえ。美味しゅうございました。
ところで、鋸南町は、浮世絵の見返り美人図で有名な菱川師宣の生誕の地。会場の鋸南町立中央公民館の隣には菱川師宣記念館と道の駅鋸南もあり、見返り美人の像が、実験器材の搬出入を見返りながら見守ってくれていました。
帰路の圏央道には牛久大仏が厳かに佇んでいました。
今年度最初の児童クラブ出動です。お子さま相手の教室で、最も手強いのは児童クラブです。親の目からも、学校の先生の目からも解放されている可愛すぎる猛獣がいっぱいいるからです。2024年7月26日(金)14時~15時30分、90分間1本勝負。ナダレンジャー号の実験器材を台車に載せて、校舎をぐるり、会場へといざ出陣。
会場は2階の多目的ホール。その向かい側に、あまり学校では見かけないのですが、ただ、どこかでよく見かけるようなトイレがありました。どこで見たっけかな・・・
時間になって、約40名の主に1年生から3年生の小さな無法者たちがホールに入場。Dr.ナダレンジャーの教室のスタイルが、ただでさえ、学級崩壊する直前を行ったり来たりするものなので、テンションで、子どもたちに負けるわけにはいきません。おかげで、とてもいい汗をかかせていただきました。ありがとう!
2024年7月25日(木)14時~15時30分、土浦市のポプラ児童館に出動。ちょうど1年前の7月25日にもこちらの児童館に出動しておりました(出動報告No.14)。そこで、「Dr.ナダレンジャーを前にも見たことがある人?」とお聞きしたところ、2家族いらっしゃり、そのうちのお母さまとお子さまふたりの1家族3名さまは追っかけでした。ただ、追っかけの始まりは昨年のこのイベントではなく、土浦市環境展(出動報告No.37)と、その前の茨城県環境科学センターのイベント(出動報告No.10)で、そのときすでに「追っかけです」とおっしゃっていましたが、すっかり忘れていました。しかも、荷物を片付け、児童館の事務室でお茶をいただいた後、駐車場のナダレンジャー号で帰ろうとすると、出待ち?!念願の記念写真を撮るために猛暑をものともせず、駐車場でお待ちくださっていました。ちょっとだけ、アイドル気分になれました。また、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。
2024年7月16日(火)10時30分~11時45分、ひたちなか市立高野小学校5年生の親子学習会です。時々、小雨が混じるお天気です。毎年、出動している小学校ですが、これまで数百校以上の学校を巡っているDr.ナダレンジャーには、記憶がごちゃごちゃになって、校門を入るまで、どんな学校だったかを思い出すことができません。ただ、校門を抜け校舎が目に入ると、過去の出動記憶が鮮明によみがえってきます。
この日のお客さまは5年生3クラス、親子合わせて約200名の皆さま。はじめは、親子隣りあわせに床すわり。時々、体験希望のお子さまに、前に来るように呼び掛けると、ほぼ全員、あっという間にかぶりつきに集合。いたるところで、最前列確保をめぐるいざこざ発生。盛り上がりすぎて、興奮が収まらなくなると、クールダウンのために保護者の皆さまのお隣にもどっていただくというテクニックを採用。
低学年の前では、大人ぶってしまう5年生ですが、全員同じ学年だと、1年生と大差ないお子さまらしい素直なリアクションです。これは、保護者の皆さまも、先生も同様、幼い子供にもどったようなはしゃぎようで、やりがいがあります。防災といえども、楽しくなければ教育効果はなしと考えるDr.ナダレンジャーです。
帰路、粉雪亭というカフェがありました。自称超一流の雪氷物理学者としては立ち寄らないわけにはいきません。ソーセージとパンのランチをいただきました。美味しゅうございました。
2024年7月15日(月・祝)、お台場地区にある東京都水の科学館に出動。こちらでは、2016年以来、毎年のように年2回ほどサイエンスショーを行っており、今年は10月にもう一度、出動予定。最寄り駅はゆりかもめ東京ビッグサイト駅。まだ、梅雨明けになっていませんが、時折、真夏の日差しと入道雲が出現。
Dr.ナダレンジャーの出番は11時~11時40分と13時30分~14時10分の2回。会場には、毎回、定員70名以上の親子連れ。お子さまは前に床すわり。Dr.ナダレンジャーのネタを全部先回りして、ばらしてしまう少年がいたので、お母さまにお聞きしたところ、昨年、宇都宮で行ったサイエンスショーで、Dr.ナダレンジャー経験のあるご家族でした。たった1回の経験にもかかわらず、ほとんどすべてのネタを覚えていてくれてありがとう。
なんとこの日も前日の前橋に続き、お昼のお弁当は鳥めし。こちらは日本ばし大増の「とりめし」。美味しゅうございました。
2024年7月14日(日)弁理士の日記念フェスタに出動。会場は群馬県前橋市にあるけやきウォーク前橋。時折、激しく雨の降るお天気です。
Dr.ナダレンジャーの出番は11時20分~11時50分と14時~14時30分の2回。センターコートの吹き抜け空間に作られた仮設ステージ。まず初めは皿回しから。
やはり、お楽しみはお昼弁当。地元では有名な上州御用鳥めし本舗の登利平。ご飯にしっかり味が染みて美味しゅうございました。
2024年6月30日(日)茨城県つくば市にあるつくば国際会議場で開催の第3回エコフォーラムに出動。このイベントには第1回から毎年、出演させていただいていて、今年で3回目。会場のつくば国際会議場はDr.ナダレンジャーの基地からは徒歩でも40分程度。いいお散歩コースです。
Dr.ナダレンジャーのステージはLeo Esakiメインホール。出番は14時40分~15時25分。舞台袖で、ひとつ前の出し物である空手の演武と会場の様子をモニターで見ながら、自分たちの出番を待つDr.ナダレンジャー。この時間が一番ドキドキですが、それが何とも言えない快感です。
時間が来てステージに出てみると、小さまお子さまたちも大勢いらっしゃっていて、一安心。20年以上も前ですが、四国で開催のイベントに登場したら、直前のステージにはいっぱいいたお客さまが、次のDr.ナダレンジャーのときにはどなたもいらっしゃらなかったという素晴らしい経験をしているので、お客さまがいてくれるだけでうれしい。
今日もいい汗でした。写真は、控室で雪崩シミュレータ「ナダレンジャー4号」の準備・調整に余念のない変身前のDr.ナダレンジャー。
2024年6月29日(土)埼玉県越谷市にある科学技術体験センターミラクルに出動。こちらに出動するのは2013年5月4日、2017年11月12日、2022年11月3日に続き、約1年半ぶり4回目。建物は変わっておりませんが、このくらいのまばらな出動間隔になると、お会いするミラクルのスタッフの皆さまとはいつも初対面。科学館のスタッフの皆さまって、入れ替わりが激しいのでしょうか。ご担当が代わっても、呼んでいただけるというのはありがたいことです。
Dr.ナダレンジャー基地のあるつくば市から越谷市のミラクルまでは常磐道、東京外環道経由、車で1時間足らず。あっという間です。静岡県に線状降水帯を発生させた前日の雨の影響がこの日もまだ続いているかと思っていたら、すっきり青空になって、ミラクルの窓からは遠くに東京スカイツリーもくっきり見えました。前回はコロナ禍のため、ショーではいっぱい制約がありましたが、今回は無制約2本ステージ。11時30分~12時10分と14時40分~14時20分。
参加者は小さなお子さま連れのご家族が多く、お子さまたちは、Dr.ナダレンジャーの実験がまき散らす興奮毒に冒されてしまったようで、大興奮のご様子。実験を体験できなかったお子さまが、急に大声で「見たい!今すぐ見たい!」といって泣き出してご両親がなだめるのに大変だったり、帰り際にお別れのハグにきたお子さまが、小さすぎてDr.ナダレンジャーの足にしがみつく怪しげなハグになったりで、とてもいい汗をかかせていただきました。おかげさまで、お昼のから揚げ弁当がとても美味しゅうございました。
2024年5月18日(土)茨城県笠間市にある友部公民館に出動。笠間市立公民館令和6年度かさま子ども大学開校式の最初の教室です。子ども大学学長の教育長のO先生はDr.ナダレンジャーの2倍ほどある大きな先生です。20年ほど前に、茨城県おもしろ理科先生として出前授業を始めるきっかけを作っていただいた方です。お久しぶりのO先生と昔話をしながら、まずは、お弁当で腹ごしらえ。
さて、本番。O先生の開校のご挨拶に続き、Dr.ナダレンジャーの出番は13時30分~15時。小学校4年生から5年生までの子ども大学生とそのご家族80名ほどの皆さまがお客さまです。子ども大学生はこのあと1年間、環境コース、ドローンコース、実験・体験コースの3つのコースに分かれて受講されるとのこと。お子さま以上に保護者の皆さまがご熱心で、とてもイジリやすい楽しい皆さまばかりでした。
ひと汗かかせていただいた後、近くにある筑波海軍航空隊記念館を見学。昨年、同じく近くにある友部第二小学校に出動した際に立ち寄りましたが(出動報告No.43)、残念ながら閉館日で入れなかったところです。旧司令部庁舎は映画のロケ地としてもしばしば使われているところで、そのセットも展示されていましたが、建物内部は、80年近く前にタイムスリップしたような重みのあるつくりで、汗もすっかり引いてしまいました。
2024年5月11日(土)つくば市の春のお祭り、つくばフェスティバルに出動。2006年~2016年まで、2013年と2015年を除く9回出動し、今回は2016年以来8年ぶり10回目の登場。ご無沙汰してました。Dr.ナダレンジャーは11時~17時まで、大清水公園を拠点にして大道サイエンスショーを午前中2回、午後3回。写真は、澄み切った青空のもと高層マンションをバックに長棒で長周期地震動のパフォーマンス。この日は、天気快晴ですが、一日中、風強く、棒の長さは、安全のため通常の半分。それでも、棒の先端でゆらゆらするピー君に悲鳴のような歓声。
この日は、風だけではありません。日射も強く、Dr.ナダレンジャーの実験の中では、対流実験タイリュウジャーがちょっと苦戦。日陰に移動して何とかお見せすることができました。実は、この日、2020年のコロナ禍以降、4年間以上も装着していたマスクを外し、標準モードの付け髭ノーマスクスタイル。小さいときに、つくば市内の幼稚園で、Dr.ナダレンジャーのサイエンスショーを見たことがあるという小学校6年生の女子軍団、髭をつけた瞬間「あーあ!」と納得。名前と見た目の記憶が完全に一致したようです。ま、付け髭のイメージはどんだけ大きかったのでしょうか。でも、みんな大きくなったね。
大清水公園での大道サイエンスショーの合間を縫って、徒歩で5分ほどのところにあるメイン会場のつくばセンター特設ステージに向かいます。大清水公園には、ほかにも多数テントが並び、お祭りムードいっぱいです。美味しそうな食べ物や、つくばフェスティバルならではの科学体験・工作コーナーなど。Dr.ナダレンジャーも、つくば科学教育マイスターとしての出動で、Dr.ナダレンジャー以外にも3組のつくば科学教育マイスターの皆さまが出展。皆さま、ご無沙汰していました。
特設ステージでは、市内の幼稚園児による和太鼓演奏と時空戦士イバライガーショーに挟まれた13時20分~13時50分までがDr.ナダレンジャーの持ち時間。お客さまが見に来てくれるか心配でしたが、たくさんの皆さまが集まってくれました。Dr.ナダレンジャーを見たことがあるか聞いたら、ほとんどの皆さまは、経験者のようで、ホーム感たっぷりでした。つくばはやりやすい!雪崩シミュレータナダレンジャー0号の中を発泡スチロールの重力流が気持ちよく流れ下り、そのたびのお子さまたちは大興奮でした。
結局、この日は全部で6ラウンドでした。体は疲れましたが、心はリフレッシュ。17時に塩ビ管ケーナによる蛍の光演奏で店じまいさせていただきました。
2024年5月5日(日・祝)子どもの日、茨城県水戸市の三の丸にある県立図書館で開催の子ども図書フェスティバル2024に出動。図書館の建物は旧茨城県議会議事堂を改修したもの。エントランスホールには星乃珈琲店が入っています。本日の会場は、旧本会議場だった2階視聴覚ホール。そこから、災害救助犬で不審者探査犬のサイボ君と、エントランスホールの中央の階段を下り、勝手に不審者、不審物に対する警戒監視業務開始。
建物正面入り口前には、多くの出展者がテントを構え、フリーマーケットも多数。休憩中のお客さまには液状化実験ボトル「エッキー」でいきなりミニサイエンスショー。水戸市内の小学校に20年近く前から出動することも多いため、エッキーをご存じで、懐かしがる大人の皆さまもちらほら。この日の水戸の最高気温は30℃近く。快晴の清々しいお天気ですが、日の当たるところはさすがに暑すぎます。
本番は、10時30分~11時30分と14時~15時の2回。会場の視聴覚ホールは、県議会の元本会議場だけあって、広々していて、お子さまが着席すると、ゆるゆる、スカスカ。Dr.ナダレンジャーとの一体感が生まれにくいので、お子さまには前に来てもらいました。小さなお子さまに交じり、男子高校生3人組。小学生の時に水戸市内の小学校でDr.ナダレンジャーを見たことがある少年と中学生のときにつくばまでDr.ナダレンジャーのショーを見に来たことがあるという皆さまで、図書館の活性化を目指す活動をされているとのこと。「みんな大きくなったね」。
お昼は大人のお子様ランチをいただきました。中京テレビの人気番組、オモウマい店で紹介されたデカ盛りのお店のお弁当でした。一人前が大盛りのハンバーグ弁当と大盛りの唐揚げ弁当それぞれが1人前という感じ。ご飯に到達する前に、腹100%超えです。頑張って150%でギブアップしてしまいました。修行が足りませんでした。でも美味しゅうございました。
見通しが良ければこんな風に見えている予定。
2024年4月20日(土)と21日(日)の2日間、石川県加賀市片山津で雪形ウォッチング白山大会が開催されました。宿泊を伴う大会開催は5年ぶりです。Dr.ナダレンジャーはというと1年前の出動報告No.1でもご紹介した通り、主催団体の国際雪形研究会でウォッチングの世話役をさせていただいております。対象の雪形は「猿たばこ」と「牛に乗った袈裟かけのお坊さん」。それぞれ、雪融けに現れる山腹の残雪(白)と山の地肌(黒)に名前がつけられ、何代にもわたって言い伝えられていたものです。ただし、その存在が、はじめて確認されたのはちょうど20年前のこの時期です。確認したのは、私たちです(自慢)。
白山の雪形
全国各地からお集まりの老若男女55名。
4月20日、12時7分、敦賀まで延伸されたばかりの北陸新幹線で最寄り駅の加賀温泉駅到着。晴れて気温も高く、絶好の雪形ウォッチング日和と言いたいところですが、加賀温泉駅からもよく見えるはずの白山は黄砂でうすぼんやり。山並みでさえ肉眼でははっきりしないので、雪形は心眼で妄想するしかないと割り切りモード。ミニシンポジウムとウォッチングと宿泊の会場となる、ホテル翠湖には受付開始となる15時から、自家用車やホテル送迎バスなどでフル参加者55名が集結。小学生から80歳代までの全国各地からお集まりの皆さまも心眼ウォッチングは想定内のご様子。ホテルロビーでは近くにある中谷宇吉郎雪の科学館友の会の皆さまが氷を使った科学実験体験コーナー開設。
小学生でも参加できる研究会。
18時からの自己紹介を兼ねた夕食交流会の後は、20時からの、何でもありのミニシンポジウム。小学生3名による皿回しのオープニングに続き、白山の雪形に関する基調講演や「がんばろう北陸」雪形書道パフォーマンスなど全部で20件の研究発表。気象予報士で、著名な気象学者による、「明日の早朝、がんばって起きれば黄砂も雨もなく、雪形「猿たばこ」が見える可能性あり」との希望を持たせる発表もありましたが、皆さま半信半疑。22時には恒例の真夜中の線香花火大会を挟んで、朝まで分科会が執り行われました。
翌21日早朝、5時。まだ薄暗く、外は曇りで山が良く見えません。雪形はあきらめて、玄関ロビーで世話人のDr.ナダレンジャーが、これまた恒例の空き缶と牛乳パックでご飯を炊く、めざまし朝サバメシ体験の準備をしていると、気持ちよさそうに朝ぶろから出てこられた雪と氷の学会の会長が、「何か雪形が見えてますよ!」と。雪形ウォッチング初参加のこの会長が今回の雪形第1発見者。著名な気象学者の予報通りでした。幸いホテルは貸し切りのため、非常識な早朝館内放送で至急ラウンジ集合のお知らせ。「猿たばこ」、「牛に乗った袈裟かけのお坊さん」との感動のご対面となりました。ただし、熱心な朝まで分科会の参加者は、爆睡中のためはこの瞬間には立ち会えませんでした。
そして、その興奮のままに、玄関前の駐車場で6時からのサバメシ体験会。30名弱の皆さまがご参加。20数分間かけて炊きあがった0.8合のご飯はあっという間にお腹の中に納まり、試食完了。
そして、この日は、場所を中谷宇吉郎雪の科学館そばの柴山潟湖畔公園に場所を移して、地元一般市民を巻き込んでの白山雪形ウォッチング。10時から12時まで、早朝の雪形ウォッチングほどではありませんが、ここでも何とか心眼ではなく肉眼でも識別できる雪形ウォッチングを楽しむことができました。今回、能登半島地震に伴う北陸応援割を利用させていただくことができましたので、雪形ウォッチングだけでなく、おまけの「Dr.ナダレンジャーの能登半島地震科学実験教室」も演じさせていただきました。参加者は一般市民を含めて、78名。この公園のいたるところに液状化現象の痕跡がまだ生々しく残っておりました。
2024年3月24日(日)東京都江東区にある虹の下水道館の春休みスペシャルイベントデーに登場。ゆりかもめお台場海浜公園駅から徒歩10分。遠くからでもすぐにわかる特徴的な建物です。有明スポーツセンターA棟5階。ロボットの大きな頭みたいなドームの下の首のあたりです。毎年Dr.ナダレンジャーが出動している東京都水の科学館からは徒歩数分、すぐ近くでした。
下水道館の床下には透明な下水道管。その中を流れる下水のご様子が見える仕掛けです。模擬のトイレや、キッチン、手洗い、お風呂などの水を来館者が流すと、普通は見えない下水の流れがよくわかります。なんと、ナダレンジャーやテンデンジャー、クズレンジャーと同じ仲間、先頭が頭になって、美しい重力流ができており、なぜかいつまでも見入ってしまうのは職業病でしょうか。
会場は多目的室・レインボーシネマ。13時~13時40分、15時~15時40分の2回。お子さまはシートに床すわり、保護者は後ろの椅子です。参加者はご予約の約50名。お子さまのほとんどは小学校低学年か未就学児。紙おむつをご使用されているのではないかというくらいのお子さまも多数。小さなお子さまを飽きさせず、聡明なお子さまと大人の皆さまには科学的感動を与えるという高度なミッションです。が、お任せください。得意技です。
会場の周りは高層ビル群。こんな時は、ビルの皆さまとご一緒に記念写真。共振スポンジゆらゆら君が誇らしげに見えます。雲行きが怪しくなってきたので、急いで帰ろう!お疲れさまです。
2024年3月22日(金)18時40分~19時40分、茨城県つくば市役所2階201会議室で地域防災リーダーのための体験する「伝わる防災」というタイトルの講演会の講師です。つくば市危機管理課さまからのご依頼です。ご担当の皆さまはこれまで何度かDr.ナダレンジャーを体験されて、ある程度、そのキャラクターに対する免疫はできていると思うので、安心です。ご参加される方は、お仕事を済ませてからということで、夜の開催です。夜の出動、本当は好きですが、お子さま対象のイベントのご依頼が多いせいか、まれです。
Dr.ナダレンジャーは閉店ガラガラ後のつくば市役所庁舎に入るのは初めてです。つくば市民なので、多くの市民で混雑している昼間、来ることはありますが、2階吹き抜けから見下ろす人のいない静寂の1階フロアーは新鮮です。これだけの天井高があれば、13mの長棒でピー君をゆらゆら共振できそう。ずらっと並んだ待合用の椅子はそのまま、サイエンスショーの観客席にもなります。吹き抜け2階から、1階に向けて1万個のピンポン球なだれ体験もできます。もし一晩中、通路で寝る体験ができれば子どもたちは大喜びです。という妄想が止まりません。
そんな妄想をしているうちに本番となりました。シニアの男性が多いのかと思っていましたが、女性も、若い方もいろいろ。Dr.ナダレンジャーを昔から何度かご経験されているのに、またご参加されたという、ありがたい物好きな方も。はじめは若干、緊張感のあった皆さまですが、最後の対流実験のころには、ほとんど参加者全員が小学生状態。身を乗り出すようにおもちゃのようなミニチュアの実験に見入っていただけました。「伝わる防災」、少しは伝わったでしょうか・・・
2024年3月16日(土)名古屋に出発。翌日、ららぽーと名古屋みなとアクルスというショッピングモールで開催されるイベントステージに登場するための前日入り。名古屋駅到着がちょうどお昼だったので、まずは新幹線ホームにある立ち食いかき揚げきしめんで腹ごしらえ。美味しゅうございました。久しぶりです。
この日は時間に余裕があったので、名古屋に来たついでに10月19日(土)に開催予定の別のイベントの会場の下見と、ご担当者との打ち合わせ。対象者、時間、回数などについて。開催場所は名古屋大学博物館。最寄り駅は市営地下鉄名城線名古屋大学。「球状コンクリ-ションの謎Ⅱ」という特別展開催中です。
写真はご担当の先生に会場候補のひとつ、講義室を案内していただいているところ。対象は乳幼児から専門家まで、どなたでも可。小学生以下は保護者同伴。定員は1回40名で、10月19日(土)10時30分~11時30分と13時30分~14時30分の2回を予定。お天気が良ければ各回の締めは博物館の外で大物ネタ。など、いろんなことがあっという間に決まって打合せ終了。
打合せの後は、特別展の球状コンクリ-ションの謎Ⅱを見学。実は、Dr.ナダレンジャーもなぜかそれらしきものを持っているんです。20年近く前に石川県加賀市でいただいたものです。地層の中からたくさん出てきて、拾った方がいったい何だろうかというので、ご相談をされていたものです。当時は何だろうと思っていましたが、テレビ番組で放送されているのを見て、納得しました。その特別展なので、スルーするわけにはいきません。興味深く勉強させていただきました。
2024年3月17日(日)ららぽーと名古屋みなとアクルスに出動です。最寄り駅は地下鉄名港線港区役所、徒歩わずか。こくみん共済coop愛知推進本部主催の「みんなのぼうさいフェスティバル」のステージに2回登場、11時10分~と14時35分~のそれぞれ約40分間。写真のようなセンターコートの吹き抜け空間では、屋外イベント同様、上下の高さを利用したネタが最適。ピー君を使った13mの長棒での共振実験は不可欠。
ところで、ステージの舞台袖は音響機材等でかなり狭く、そのすぐ奥が低いパネルとカーテンで仕切られているバックヤード。出演者の登場までの変身、待機スペースでもあります。ただ、センターコートのような吹き抜け空間では、このエリアは2階、3階の一部からは丸見えです。ふつうは、中の人が人気有名タレントさんであったり、のぞく人が不審者でもなければそんなところからわざわざのぞき込むような人はおりません。もちろんDr.ナダレンジャーごとき無名科学者はなおさら。でも、もしかして・・・・
ふと3階に目をやると、二人のお子さまがこちらを見ているではないですか。明らかに不審者ではないと思うので、手を振ったら、お子さまたちも手を振ってくれたので、芸人の血が騒ぐ。早速、その場で皿回しを披露。今度は手を叩いてくれました。気分がいいので、地盤液状化実験ボトルエッキーをこの距離&もちろん無言でお見せしたら、拍手。好奇心が刺激されれば、距離も説明も必要ないようです。よく見ると、2階からも手を振ってくれているご家族発見。Dr.ナダレンジャーにとって、バックヤードも大事なステージ?です。本番前、待機中のそんな準備運動は、適度なテンションを作ってくれるので、お勧めです。
名古屋のショッピングモール登場は久しぶりだったので、今回の出動の前に、名古屋にお住いの知人にもお知らせしていました。高校生のときから、時々Dr.ナダレンジャーのステージで助手をしてくれた女子が社会人となって7、8年ぶりの再会。高校を卒業して4月から大学生という知人のお子さんも来てくれました。ベビーカーの上でDr.ナダレンジャーを見て怖がって泣いていた赤ちゃんです。みんな大きくなったね!写真はお子さまと一緒にブロックの下敷きをご希望のご家族。次にお会いするときはみんな大きくなっていることでしょう。
ちょっと、2024年3月8日(金)にもどります。この日は朝になって大粒の雪が舞い始めました。雪氷物理学者でもあるDr.ナダレンジャーの今年の雪氷現象イチ推しは雪の恵方巻です。雪の恵方巻というのは、2月6日(出動報告No.80)と2月23日の朝、ナダレンジャー号のフロントガラスにできていた恵方巻のような、雪の巻物です。雪まくりと呼ばれるものの仲間です。2月3日節分に食べる恵方巻に似ているので勝手にDr.ナダレンジャーが名づけました。これらは、夜間、車のフロントガラスに積もった雪で形成されたもので、朝になってでき上っているのを発見。ただ、でき上る過程は観察していません。どんなふうにできるのか気になります。
斜面上を、小さな雪塊の落下をきっかけとして、下方の積雪層を巻き取りながら車のタイヤのような幅の短い雪まくりが何個もできたり、平地の雪面に、風で飛ばされた雪塊が核となって無数の雪まくりができるのは知られていますが、車のフロントガラスの恵方巻のように幅の長い雪まくりできるためのきっかけとなる核はよくわかりません。フロントガラスの最上部から人為的にくるくる巻き始めてやらなければ、形成開始するとは思えません。だから、できるところを直接見たくて仕方ないDr.ナダレンジャーでした。
そんな3月8日(木)朝、幸運にも、雨がみぞれになり、やがて大粒の降雪となり、ナダレンジャー号のフロントガラスが1㎝くらいの雪に覆われ、雪の恵方巻の形成する過程の全貌が白日の下にさらされました。きっかけはしわです!フロントガラス上の積雪はゆっくりと下方にスライドしますが、最下部はワイパーで拘束されて、動けません。その結果、フロントガラスの真ん中付近にひずみとなってしわができます。これがきっかけ。しわが核となります。軒先にできる屋根雪の巻きだれのように長く成長したしわが下方に向かって巻き始めます。おどろきは、しわの下方の積雪と上方の積雪を2層同時に巻き取ること。通常の雪まくりが、下方あるいは風下の積雪1層のみを巻き取るのに対して、2層巻きというところです。30分間弱で雪の恵方巻が完成しました
さて、自称、素人離れした二流の雪氷物理学者としては、再現実験をしなければいけません。本物を見てしまえばしめたものです。ただ、もうすでに雪はないので、模擬実験にしました。じゃぶじゃぶに水を含ませたタオルをナダレンジャー号のフロントガラスに張り付けます。最初のしわだけは人為的につけました。すると、自然に、ゆっくりとまきだれ状態になり、くるくるとしわの上下を2層巻きにして大きくなります。そして、ある程度大きくなると、目で見てわかるほどの速さに加速し、2層巻きしながら、転動してワイパーで止まり、模擬雪の恵方巻が完成。ほんの1分間ほどのできごとでした。やったー!
2024年3月13日(水)東京港区の飯倉学童クラブに出動。最寄り駅は都営大江戸線赤羽橋駅。そこから徒歩1分、すぐそばに東京タワーが見えます。いい天気ですが風が強くて、冷たい。
本番は14時~15時15分。港区には区が直営する学童クラブが5か所あり、これまでも何度か出動していますが、飯倉学童クラブははじめて。でも、雰囲気はみんな同じ。20分前には準備完了です。
集まってくれたのは40名ほどのかわいい暴れん坊たち。いたるところで、最前列争い勃発。いつもの興奮ネタと適度な躾のバランスで、学級崩壊寸前の臨界状態を維持しつつ、最後まで何とか持ちこたえれました。
No.87の続きです。特別講演の後は、白河小峰城城山公園に場所を変えて、屋外でキャンドルをともして夜のセレモニーです。セレモニー開始前にお城に到着。キャンドルが並べられている芝生に来て遊んでいる親子連れににそっと近づき、本番前の予告実験。見てもらえさえすれば興味をもってもらうのは間違いなし。ちょっとだけにわかファンになっていただきます。本番前に、最前列のお客さまだけは確保しておかねば、その先はないというのが、Dr.ナダレンジャー的大道芸の流儀。
暗くなってきました。キャンドルに火が灯ると幻想的な雰囲気になってきます。そして17時30分、セレモニーの開始です。あれから13年ですが、Dr.ナダレンジャーは13年前のこの時間、東京の代々木上原駅で、いつになったら電車が動くのかわからぬまま、延々と待ち続けておりました。結論から言うと、翌日、松戸から牛久まで国道6号線を歩き続けて、つくばの家に12日夕方到着しました。当たり前ですが、1月1日でも地震が起こるように、Dr.ナダレンジャーも例外なく被災します。
そんなことを思い出しつつ、17時45分、Dr.ナダレンジャーの出番がやってきました。18時までの15分間のサイエンスショーです。公園内の芝生の上に点々と離れ離れに佇んでいる皆さまをすぐ近くまで集まってもらいます。そんなときに役立つのが、あらかじめお約束していた親子連れ。最前列のお客さまさえ確保できれば、しめたもの。お客さまはどんどん集まってくれます。数十人くらい集まってくれたので、完全に暗くなる前に、屋外の鉄板ネタ、長く伸びる棒のピー君登場。薄暮の空にゆらゆらと長周期で揺れてくれるピー君のなんと愛おしいことかな。
ところで、見事な石垣で有名な白河小峰城の石垣は東日本大震災で崩れたところが多数ありました。そしてその修復の経験がのちの熊本地震による熊本城の修復に役立てられたそうです。すっかり暗くなったキャンドルナイト会場と、ライトアップされた小峰城を眺めながら、お腹が空いたので、ご当地白河ラーメンでも食べて帰ろうかと思いましたが、あいにく、お休みのところが多いそうで、結論から言うと、つくばまでの帰路、東北道佐野サービスエリアで佐野ラーメンで空腹を満たしました。美味しゅうございました。次は白河ラーメンだ!
2024年3月11日(月)福島県白河市に出動。3.11ふくしま追悼復興記念行事キャンドルナイトに出演するためです。まずは白河市立図書館地域交流会議室で15時30分~16時の特別講演。会場周辺には数日前の雪が残っていて、2000年にDr.ナダレンジャーが開発した積雪粒度ゲージBEADSNOW2000で、早速、積雪観測。
会場の地域交流会議室は100名以上ば収容可能な会議室ですが、予約制ではないため、お客さまの年齢など客層、人数は全く読めないとご担当者。実際にいらしていただいたお客さまは、10名ほどの比較的シニアの皆さまでした。少人数とはいえ、せっかく来ていただいたお客さまですので、30分間とはいえ、全力ダッシュ。はじめは、お近づきのしるしに全員に皿回しをしていただき、懇親を深めます。
恐らく人生初の皿回しで、リラックスしていただいて、いざ本番。写真は長さわずか30㎝の容器の中を何度も往復する津波を観察。水深と津波の速さの関係を、言葉ではなく、直感的な科学実験でご納得していただきました。もちろん、液状化現象も、共振現象も、重力流現象も、予備知識など全く必要ありません。ただし、好奇心だけは不可欠。このあと、場所を変えて屋外イベント。次はもう少しお客さまが来ていただけるか・・・
2024年3月10日(日)茨城新聞社主催「家族で体験!BOSAIキャンプ」に出動。昨年に続き、2度目の登場です。会場は千波湖公園さくら広場。お天気も昨年と同様、快晴。ただ昨年は前日が激しい雨のため、広場の芝は、たっぷり水を含んだスポンジのようになっていて、愛用の地下足袋は1日中水没。今回は、ずーっといいお天気でしたが、なぜか、芝は少々水を含んでいて、地下足袋は若干、濡れてしまいました。ここは湿地かも!
広場には消防、県警、防災士会、気象台など多数のグループが体験ブースを出展。大勢の来客が見込まれるイベントでは、事件・事故の未然防止のため、Dr.ナダレンジャーは到着早々、不審者がいないか、不審物がないかを災害救助犬サイボ君と巡視。写真は煙体験用テントのチェック。異常なし!
Dr.ナダレンジャーの出番は11時~11時30分と13時15分~13時45分の2回のステージ出演。屋外イベントでの締めの定番で、不可欠アイテムは最大13mまで伸ばせる棒の上でピー君をゆらゆら揺らす共振実験。ステージの位置がお客さん側から見て太陽の直射で、まぶし過ぎるので、立ち位置を変えつつ、棒を大きくゆらゆら。天高く長く伸ばした棒の先で、ピー君がゆらゆらするたびに、子どもたちからは悲鳴のような歓声が巻き起こっていました。やはり鉄板ネタだ。
写真は、音響担当のスタッフさんがマイクをセットしてくれているところ。この方、小学校低学年児童であった10数年前につくば市立前野小学校でDr.ナダレンジャーを体験してるとのこと。そのとき作った液状化実験ボトル「エッキー」がいまだにご実家にオブジェとして飾られているそうです。オブジェが本当かどうかは定かではありませんが、大きくなったね。
2024年3月9日(土)大阪府池田市主催の令和5年度いけだ環境交流会でサイエンスショーをご披露するため池田市に出動。会場は池田市立呉服(くれは)小学校体育館。阪急池田駅下車徒歩15分。初めての池田市、初めての池田駅。2019年につくば市で開催された国立環境研究所主催のイベントに出演したDr.ナダレンジャーのいわゆるバッタもの「ドシャクズレンジャー」に変身したDr.ナダレンジャーをご覧になった、NPO法人いけだエコスタッフのT本さんからのお誘いです。
Dr.ナダレンジャーはNHKBSテレビで朝7時15分から再放送されている昔の朝ドラの大ファンです。いま、「まんぷく」というインスタントラーメンを発明した夫婦の物語が再放送中ですが、ドラマの中で夫の立花萬平が一時期、池田信用組合の理事長をやっていて、池田には少なからず、親近感があります。池田駅に降り立って、改札口の地図で呉服小学校を探してびっくり。なんとすぐそばにインスタントラーメン発明記念館があるではないですか!寄り道しないわけにはいきません。インスタントラーメンの歴史をお勉強させていただきました。
ちょっとだけ寄り道をしましたが、呉服小学校には予定通りの時間に到着。さて、Dr.ナダレンジャーが登場するサイエンスショーの本番は14時10分~15時30分、お客さまは池田市内の小学生とその保護者50組ほど。液状化実験エッキー、共振実験ゆらゆらなど親子全員で体験することができました。写真は、液状化実験を保護者のお母さまたちに先に体験して、感動していただいているところです。お子さまには、お母さま経由でやり方を伝授していただきました。小さなお客さま多数を相手にする場合、この方法は有効です。
2024年2月22日(木)10時50分~12時、1年生30名とその保護者。1年生30名のうち20名には1か月前の児童クラブでお会いしたばかりです。ご依頼元の皆さまはそれぞれ別グループなので、これは偶然です。ただし、ご依頼元、特に、今回の担当役員の皆さまは、このことをかなり後になって気付かれ、慌てられたようです。事前の連絡では「できれば前回とは別の話をお願いします」と役員のお母さま。「ご心配なく、お任せください」とDr.ナダレンジャー。この日、外は冷たい雨。
普通、学校の授業では、同じ児童に同じ授業を二度もすることはあり得ないかもしれませんが、茨城県内のDr.ナダレンジャーの教室では、こんな偶然は珍しくありません。お客さまがまったく同じでもネタを変える必要もありません。おそらく、一度でも見ると、すぐまた見たくなる病になるからです。しかも今回は保護者の皆さまと、10名の1年生は初。前回を知っている20名のお子さまは、Dr.ナダレンジャーが登場する前から興奮気味。ちなみに、校長先生だけはかなり以前に、ほかの小学校でこれまで2回ほど見ていらっしゃるそうです。
ところで、「長・中・短3種のスポンジゆらゆらで一番揺れやすいのはどれ?」というアンケート調査ネタ。今回、お子さまと、保護者の皆さまそれぞれ別々に、挙手で実施。前回を体験している20名のお子さまは、すべてに挙手。保護者の皆さまはというと、子どもたちの「全部!全部!」という、ネタバラシにもかかわらず、当然ですが、全員、常識的な長スポンジに挙手。目の前で、ゆらゆら、ハイハイ、ウィーの掛け声でそれぞれ激しく揺れるのを見た保護者の皆さまは、目を丸くされていました。写真のDr.ナダレンジャー、椅子と比べて大きく見えるかもしれませんが、写真のパイプ椅子はお子さま用のとても小さなものです。
2024年2月17日(土)10時30分~12時、鹿嶋市高松公民館でDr.ナダレンジャーの自然災害実験教室。写真は公民館で用意していただいた参加者募集のチラシ。イラストのDr.ナダレンジャーは白衣を着ていますが、白衣になったことはほとんどありません。でも、イメージでは白衣をまとっていると思われがちです。ついでに、3D眼鏡と髭は鼻眼鏡と思われがちですが、鼻は自前です。
会場の高松公民館の建物は7年前に老朽化した公民館を建て替えたもので、まだ、真新しい感じ。集まってきてくれたのは、すぐ近くの高松小学校の1年生から6年生までの20名ほどとそのお母さま10名ほど。過去の出動記録を調べてみると高松小学校には2013年10月28日に1度だけ出動したことがありますが、その時の記憶は全くありません。みんな大きくなったんだろうな。
鹿嶋市高松公民館Instagram
Dr.ナダレンジャーとナダレンコが高松公民間にやってきた①
Dr.ナダレンジャーとナダレンコが高松公民館にやってきた②
せっかく鹿嶋市に来たので、帰りに高松公民館からは車で数分のところの鹿島神宮に初もうで。楼門は令和の大改修中でしたが、奥宮のさらに奥にある要石にお参りしました。この要石は、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられているそうで、水戸光圀がどこまで深く埋まっているか確かめようと7日7晩掘らせても掘り起こすことができなかったとか。見た目は、地味でした。
2024年2月11日(日・祝)京都ガールスカウト連盟様からのご依頼で、京都日帰り出動です。会場は京都駅から徒歩15分ほどのところにある京都テルサホール。「住み続けられるまちってどんなまち?」というテーマの防災イベント。この日、東京から京都に向かう新幹線から見える富士山は絵葉書のようでしたが、京都は曇り空で、寒い!
京都テルサの広々とした会場ホール内には段ボールハウスの避難所体験や新聞紙スリッパ工作体験などいろいろな防災関連のゲーム、体験ブースがあります。参加者の、主に、ガールスカウトの少女たちは、これらをぐるぐる回ってお勉強。Dr.ナダレンジャーのこの日のお仕事はステージ前で3回のサイエンスショーの実施。11時30分~12時、13時~13時30分、14時~14時30分です。
会場内には、お茶席もありました。招待券をいただいていたので、1回目のステージの後に早速、お茶をいただきました。とても美味しゅうございました。さすが、京都だ!
2回目と3回目のステージの間には、舞台袖でしっかり瞑想?です。ハイになった心身のテンションを、元に戻すため。ハイテンションになったのは、元気いっぱいの暴れん坊の稚児たちが、Dr.ナダレンジャーのかつらを取ろうと、狙ってきたからです。それもすべて、修行。身も心も整いました。そして、無事3回目も終え、15時には、会場を後にして、帰路につきました。熱い会場から外に出ると京都の寒さが清々しい!
2024年2月10日(土)東京都足立区にある梅田地域学習センターで14時30分~15時30分「楽しく防災を学ぼうDr.ナダレンジャーの実験教室」です。最寄り駅は東武スカイツリーライン梅島駅。ここから徒歩3分。入口近くの壁の高いところに予想される最高水位の青い線が記されています。4.8mです。
今日のお客さまは、お申し込みのあった足立区の4組7名の皆さま。うち小学生は3名、全員3年生。お見せするのは能登半島地震でも発生した、津波、液状化現象、そして建物の揺れ。写真は30㎝の容器の中で再現する津波の長波。小さくても、相似則を満たせば、本物を十分連想させることができます。
お土産に、あんこ玉10個入りとお茶をいただきました。美味しゅうございました。
2024年2月6日(火)朝、つくば市のナダレンジャー号のフロントガラスにはまるで雪でできたロールケーキか、恵方巻のようなかわいらしい「ゆきまくり」が2本できていました。フロントガラスに積もった湿雪が、しわのようになることはよくありますが、こんなにもきれいにロール状になることは珍しい。
その翌日2024年2月7日(水)16時~16時45分、霞ケ浦の近くにある石岡市立関川小学校児童クラブに出動です。学校の玄関口には、子どもたちが作った麦わらを杉の葉で覆った怖い顔の大人形ダイダラボッチが不審者の侵入を警戒中。「安心してください!私どもは決して怪しいものではありません」
ダイダラボッチのお許しをいただき体育館で準備。少し日が傾きかける16時ちょうどに完了。グランドで遊びながらDr.ナダレンジャーの教室開始を待ちわびる子どもたちに、準備完了の合図を送ります。
この日のお客さまは1年生から6年生まで20名弱の皆さまですが、2年前の6月にもこちらの児童クラブに来ているので、半数以上の皆さまにとってはDr.ナダレンジャーは2回目。関川小学校は、3月で閉校し、三川小学校、高浜小学校とともに南小学校に統合される予定なので、ここで会えるのは最後です。みんな元気でいるんだよ。
2024年1月27日(土)東京都立小松川高校に出動。最寄りのJR総武線平井駅から徒歩15分ほど。荒川のすぐそばです。昨年度に続き2回目です。会場は、2階の地学教室。その窓からは東京スカイツリーがよく見えます。理数系の企画講演会ということで、40名弱の生徒さんたちが集まってくれました。主に1,2年生対象でしたが、昨年度インフルエンザ蔓延のため参加できなかった3年生もちらほら。
本番は13時30分~15時30分の2時間。開始前に、校長室でご挨拶させていただいた際に、差し出した名刺のDr.ナダレンジャーの写真を見た校長先生「うちの生徒は、感情をあまり表に出さないので盛り上がりは期待できませんよ」的なお話でしたが、はじまってみれば、最初からガンガン来てくれる皆さまでした。ゆらゆら実験では窓の外の東京スカイツリーを見ながら、全員で「ゆらゆら ハイハイ うぃー」の共振狂騒大合唱となりました。
会場の地学教室には水道があって、水温を測定してみると約10℃。室温が約20℃。理想的です。この水道水をペットボトルに入れて、タイリュウジャーの中の空気を上から冷やします。タイリュウジャーの中には電気ポットで温めた約40℃のぬるま湯が半分ほど。完璧なミニチュア積乱雲もどきの列を作ることに成功。時間に余裕があったので、おまけで、役に立たない防災造語辞典「災食主義、防飲防食、備食家、盆災・・・」をご披露。最後は塩ビ管ケーナによる「蛍の光」の演奏で、締めくくらせていただきました。いつまでも忘れないでね。
2024年1月22日(月)15時15分~16時15分、茨城県石岡市立柿岡小学校児童クラブに出動です。到着がちょっと早いので、近くにあるフラワーパークに時間調整のため立ち寄ったら、なんと、その駐車場で全国大陶器市という1月28日までのイベントが開催中。平日で、お客さんは少な目。
10分ほどの時間調整のおかげで、教室開始30分前の14時45分ピッタリに、柿岡小学校体育館に到着。早速、準備をして、子どもたちの入場を待ち構えます。おとなしくしてくれればいいけど・・・、児童クラブの場合、そうでないことの方が多いので、気合を入れて、準備運動も怠りなく。
今日のお客さまは、児童クラブの1年生から6年生までの約70名。もしかしたら、全員で10秒以上集中したことなど、一度もないようなかわいらし過ぎる猛獣ちゃんたちでした。マイクなしの1時間、いいボイトレにもなりました。1年生にはちょうど1か月後の2月22日、親子教室でもう一度、会えるので、とても楽しみです。
2024年1月16日(火)15時5分~16時45分、早稲田大学創造理工学部の3年生以上の学生さん相手の環境・防災ゼミナールにゲストとして出動。新副都心線西早稲田駅ほぼ直結、冷たい季節風が吹き荒れる中、まずは担当教官の小峯先生の研究室に向かいます。こちらに呼んでいただくのは、2020年から毎年、今年で5回目。対面での実施は、昨年に続き2回目。今年はどんな皆さまがいらっしゃるか楽しみです。
教室に入って、小道具を準備していると徐々に学生さんたちがいらっしゃいました。20名ちょっとの皆さま。人数が少ないので、ときおり前に来てもらって、立ち話風に進めていきます。今日の皆さまは、何をやっても、目を輝かせてくれるので、ついつい調子に乗ってしまい、前置きだけで1時間近く経過。あわてて、ハショリ気味の本番となり、最後の対流実験「タイリュウジャー」はスカーフジャグリングによる自画自賛対流乱流パフォーマンスができませんでした!残念。
外は、冷たい風が吹いていましたが、終わってみれば汗がびっしょり。近くに来てもらったのは大正解。全員で、「ゆらゆら ハイハイ うぃー」の声を出して体ごとゆらゆら揺らす共振パフォーマンスはこんな距離感でなければ恥ずかし過ぎるかもしれません。ただ、固定された机は・・正直邪魔かな。今回も、出動No.76初登場の縦列スポンジゆらゆらにはいい仕事をしていただきました。これからもよろしく。
2024年1月13日(土)冬ふるリポ!終了式が防災科研で開催されました。昨年12月23日の同任命式で、Dr.ナダレンジャーが、ご依頼をいただいて講演とサイエンスショーを行ったことは出動報告No.74 のとおりですが、今回は、ご依頼もいただかないのに、許可だけいただいて、出動です。それは1月1日に能登半島地震があったからです。そして、そこで起きていることの大部分が、いつも、Dr.ナダレンジャーが実験していることだからです。まずは、今回、石川県能登町などで階級4が記録された長周期地震動を含めて、縦列のニューゆらゆら(写真)で共振実験。
続いては、石川県珠洲市や新潟県上越市などで猛威を振るった津波です。説明するのはDr.ナダレンジャー改めDr.テンデンジャー、助手ナダレンコ改めテンデンコです。実はDr.ナダレンジャーは変身する前の若かりし頃、新潟県上越市の関川のそばに住んでいました。ニュース映像ではその関川を遡る津波が映し出されていて、他人事には思えません。その頃はなかった津波再現装置「テンデンジャー」を使って、川を遡上する長波をミニチュアで再現。水深とともに速度が速くなる様子を実験と数式(写真)で説明。小学生と言えども妥協はしない。
また、新潟市西区や、石川県内灘町の様子がクローズアップされることが多い液状化現象は液状化実験ボトル「エッキー」を使って、その基本原理から実験で再現。内灘町の交通信号が人の背丈くらいまで、沈み込んでいるショッキングなニュース映像も、簡単に再現できますが、さすがに実際の災害直後では、現実感が違います。今回、新潟大学災害・復興科学研究所の河島先生に、液状化現象で吹き上がった新潟市内の砂の採取をお願いしていましたが、この日の前日に到着。能登半島地震リアル液状化実験ボトル「エッキー」(写真)も展示実演させていただきました。
締めは、Dr.ナダレンジャー改めDr.クズレンジャーによる土砂崩れ再現実験。これはやはりニュース映像で何回も流された輪島市の大規模土砂崩れをイメージした実験。通常は白い発泡スチロール粒子を雪に見立てるところを、黒い発泡スチロール粒子で土砂をイメージしたシュート実験(写真)。重力流の基本である、規模とともに速度が大きくなる様子を、直感的に再現。小さなオタマジャクシ型の集団を大きなオタマジャクシが飲み込むところでお客さまは悲鳴のような歓声のような声が上がりました。