Dr.ナダレンジャーによる出動報告です。
随時更新。

→2023年No.1~No.75

Dr.ナダレンジャー出動報告No.94
第29回雪形ウォッチング報告

2024年4月23日(火)投稿

見通しが良ければこんな風に見えている予定。

 2024年4月20日(土)と21日(日)の2日間、石川県加賀市片山津で雪形ウォッチング白山大会が開催されました。宿泊を伴う大会開催は5年ぶりです。Dr.ナダレンジャーはというと1年前の出動報告No.1でもご紹介した通り、主催団体の国際雪形研究会でウォッチングの世話役をさせていただいております。対象の雪形は「猿たばこ」と「牛に乗った袈裟かけのお坊さん」。それぞれ、雪融けに現れる山腹の残雪(白)と山の地肌(黒)に名前がつけられ、何代にもわたって言い伝えられていたものです。ただし、その存在が、はじめて確認されたのはちょうど20年前のこの時期です。確認したのは、私たちです(自慢)。

白山の雪形

全国各地からお集まりの老若男女55名。

 4月20日、12時7分、敦賀まで延伸されたばかりの北陸新幹線で最寄り駅の加賀温泉駅到着。晴れて気温も高く、絶好の雪形ウォッチング日和と言いたいところですが、加賀温泉駅からもよく見えるはずの白山は黄砂でうすぼんやり。山並みでさえ肉眼でははっきりしないので、雪形は心眼で妄想するしかないと割り切りモード。ミニシンポジウムとウォッチングと宿泊の会場となる、ホテル翠湖には受付開始となる15時から、自家用車やホテル送迎バスなどでフル参加者55名が集結。小学生から80歳代までの全国各地からお集まりの皆さまも心眼ウォッチングは想定内のご様子。ホテルロビーでは近くにある中谷宇吉郎雪の科学館友の会の皆さまが氷を使った科学実験体験コーナー開設。

小学生でも参加できる研究会。

 18時からの自己紹介を兼ねた夕食交流会の後は、20時からの、何でもありのミニシンポジウム。小学生3名による皿回しのオープニングに続き、白山の雪形に関する基調講演や「がんばろう北陸」雪形書道パフォーマンスなど全部で20件の研究発表。気象予報士で、著名な気象学者による、「明日の早朝、がんばって起きれば黄砂も雨もなく、雪形「猿たばこ」が見える可能性あり」との希望を持たせる発表もありましたが、皆さま半信半疑。22時には恒例の真夜中の線香花火大会を挟んで、朝まで分科会が執り行われました。

 翌21日早朝、5時。まだ薄暗く、外は曇りで山が良く見えません。雪形はあきらめて、玄関ロビーで世話人のDr.ナダレンジャーが、これまた恒例の空き缶と牛乳パックでご飯を炊く、めざまし朝サバメシ体験の準備をしていると、気持ちよさそうに朝ぶろから出てこられた雪と氷の学会の会長が、「何か雪形が見えてますよ!」と。雪形ウォッチング初参加のこの会長が今回の雪形第1発見者。著名な気象学者の予報通りでした。幸いホテルは貸し切りのため、非常識な早朝館内放送で至急ラウンジ集合のお知らせ。「猿たばこ」、「牛に乗った袈裟かけのお坊さん」との感動のご対面となりました。ただし、熱心な朝まで分科会の参加者は、爆睡中のためはこの瞬間には立ち会えませんでした。

 そして、その興奮のままに、玄関前の駐車場で6時からのサバメシ体験会。30名弱の皆さまがご参加。20数分間かけて炊きあがった0.8合のご飯はあっという間にお腹の中に納まり、試食完了。

 そして、この日は、場所を中谷宇吉郎雪の科学館そばの柴山潟湖畔公園に場所を移して、地元一般市民を巻き込んでの白山雪形ウォッチング。10時から12時まで、早朝の雪形ウォッチングほどではありませんが、ここでも何とか心眼ではなく肉眼でも識別できる雪形ウォッチングを楽しむことができました。今回、能登半島地震に伴う北陸応援割を利用させていただくことができましたので、雪形ウォッチングだけでなく、おまけの「Dr.ナダレンジャーの能登半島地震科学実験教室」も演じさせていただきました。参加者は一般市民を含めて、78名。この公園のいたるところに液状化現象の痕跡がまだ生々しく残っておりました。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.93
東京都江東区虹の下水道館

2024年3月25日(月)投稿

 2024年3月24日(日)東京都江東区にある虹の下水道館の春休みスペシャルイベントデーに登場。ゆりかもめお台場海浜公園駅から徒歩10分。遠くからでもすぐにわかる特徴的な建物です。有明スポーツセンターA棟5階。ロボットの大きな頭みたいなドームの下の首のあたりです。毎年Dr.ナダレンジャーが出動している東京都水の科学館からは徒歩数分、すぐ近くでした。

 下水道館の床下には透明な下水道管。その中を流れる下水のご様子が見える仕掛けです。模擬のトイレや、キッチン、手洗い、お風呂などの水を来館者が流すと、普通は見えない下水の流れがよくわかります。なんと、ナダレンジャーやテンデンジャー、クズレンジャーと同じ仲間、先頭が頭になって、美しい重力流ができており、なぜかいつまでも見入ってしまうのは職業病でしょうか。

 会場は多目的室・レインボーシネマ。13時~13時40分、15時~15時40分の2回。お子さまはシートに床すわり、保護者は後ろの椅子です。参加者はご予約の約50名。お子さまのほとんどは小学校低学年か未就学児。紙おむつをご使用されているのではないかというくらいのお子さまも多数。小さなお子さまを飽きさせず、聡明なお子さまと大人の皆さまには科学的感動を与えるという高度なミッションです。が、お任せください。得意技です。

 会場の周りは高層ビル群。こんな時は、ビルの皆さまとご一緒に記念写真。共振スポンジゆらゆら君が誇らしげに見えます。雲行きが怪しくなってきたので、急いで帰ろう!お疲れさまです。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.92
つくば市役所で「伝わる防災」

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2024年3月23日(土)投稿

 2024年3月22日(金)18時40分~19時40分、茨城県つくば市役所2階201会議室で地域防災リーダーのための体験する「伝わる防災」というタイトルの講演会の講師です。つくば市危機管理課さまからのご依頼です。ご担当の皆さまはこれまで何度かDr.ナダレンジャーを体験されて、ある程度、そのキャラクターに対する免疫はできていると思うので、安心です。ご参加される方は、お仕事を済ませてからということで、夜の開催です。夜の出動、本当は好きですが、お子さま対象のイベントのご依頼が多いせいか、まれです。

 Dr.ナダレンジャーは閉店ガラガラ後のつくば市役所庁舎に入るのは初めてです。つくば市民なので、多くの市民で混雑している昼間、来ることはありますが、2階吹き抜けから見下ろす人のいない静寂の1階フロアーは新鮮です。これだけの天井高があれば、13mの長棒でピー君をゆらゆら共振できそう。ずらっと並んだ待合用の椅子はそのまま、サイエンスショーの観客席にもなります。吹き抜け2階から、1階に向けて1万個のピンポン球なだれ体験もできます。もし一晩中、通路で寝る体験ができれば子どもたちは大喜びです。という妄想が止まりません。

 そんな妄想をしているうちに本番となりました。シニアの男性が多いのかと思っていましたが、女性も、若い方もいろいろ。Dr.ナダレンジャーを昔から何度かご経験されているのに、またご参加されたという、ありがたい物好きな方も。はじめは若干、緊張感のあった皆さまですが、最後の対流実験のころには、ほとんど参加者全員が小学生状態。身を乗り出すようにおもちゃのようなミニチュアの実験に見入っていただけました。「伝わる防災」、少しは伝わったでしょうか・・・

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.91
名古屋の大型ショッピングモール

2024年3月18日(月)投稿

 2024年3月16日(土)名古屋に出発。翌日、ららぽーと名古屋みなとアクルスというショッピングモールで開催されるイベントステージに登場するための前日入り。名古屋駅到着がちょうどお昼だったので、まずは新幹線ホームにある立ち食いかき揚げきしめんで腹ごしらえ。美味しゅうございました。久しぶりです。

 この日は時間に余裕があったので、名古屋に来たついでに10月19日(土)に開催予定の別のイベントの会場の下見と、ご担当者との打ち合わせ。対象者、時間、回数などについて。開催場所は名古屋大学博物館。最寄り駅は市営地下鉄名城線名古屋大学。「球状コンクリ-ションの謎Ⅱ」という特別展開催中です。

 写真はご担当の先生に会場候補のひとつ、講義室を案内していただいているところ。対象は乳幼児から専門家まで、どなたでも可。小学生以下は保護者同伴。定員は1回40名で、10月19日(土)10時30分~11時30分と13時30分~14時30分の2回を予定。お天気が良ければ各回の締めは博物館の外で大物ネタ。など、いろんなことがあっという間に決まって打合せ終了。

 打合せの後は、特別展の球状コンクリ-ションの謎Ⅱを見学。実は、Dr.ナダレンジャーもなぜかそれらしきものを持っているんです。20年近く前に石川県加賀市でいただいたものです。地層の中からたくさん出てきて、拾った方がいったい何だろうかというので、ご相談をされていたものです。当時は何だろうと思っていましたが、テレビ番組で放送されているのを見て、納得しました。その特別展なので、スルーするわけにはいきません。興味深く勉強させていただきました。

 2024年3月17日(日)ららぽーと名古屋みなとアクルスに出動です。最寄り駅は地下鉄名港線港区役所、徒歩わずか。こくみん共済coop愛知推進本部主催の「みんなのぼうさいフェスティバル」のステージに2回登場、11時10分~と14時35分~のそれぞれ約40分間。写真のようなセンターコートの吹き抜け空間では、屋外イベント同様、上下の高さを利用したネタが最適。ピー君を使った13mの長棒での共振実験は不可欠。

 ところで、ステージの舞台袖は音響機材等でかなり狭く、そのすぐ奥が低いパネルとカーテンで仕切られているバックヤード。出演者の登場までの変身、待機スペースでもあります。ただ、センターコートのような吹き抜け空間では、このエリアは2階、3階の一部からは丸見えです。ふつうは、中の人が人気有名タレントさんであったり、のぞく人が不審者でもなければそんなところからわざわざのぞき込むような人はおりません。もちろんDr.ナダレンジャーごとき無名科学者はなおさら。でも、もしかして・・・・

 ふと3階に目をやると、二人のお子さまがこちらを見ているではないですか。明らかに不審者ではないと思うので、手を振ったら、お子さまたちも手を振ってくれたので、芸人の血が騒ぐ。早速、その場で皿回しを披露。今度は手を叩いてくれました。気分がいいので、地盤液状化実験ボトルエッキーをこの距離&もちろん無言でお見せしたら、拍手。好奇心が刺激されれば、距離も説明も必要ないようです。よく見ると、2階からも手を振ってくれているご家族発見。Dr.ナダレンジャーにとって、バックヤードも大事なステージ?です。本番前、待機中のそんな準備運動は、適度なテンションを作ってくれるので、お勧めです。

 名古屋のショッピングモール登場は久しぶりだったので、今回の出動の前に、名古屋にお住いの知人にもお知らせしていました。高校生のときから、時々Dr.ナダレンジャーのステージで助手をしてくれた女子が社会人となって7、8年ぶりの再会。高校を卒業して4月から大学生という知人のお子さんも来てくれました。ベビーカーの上でDr.ナダレンジャーを見て怖がって泣いていた赤ちゃんです。みんな大きくなったね!写真はお子さまと一緒にブロックの下敷きをご希望のご家族。次にお会いするときはみんな大きくなっていることでしょう。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.90
雪の恵方巻の形成を目撃しました!

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2024年3月16日(土)投稿

 ちょっと、2024年3月8日(金)にもどります。この日は朝になって大粒の雪が舞い始めました。雪氷物理学者でもあるDr.ナダレンジャーの今年の雪氷現象イチ推しは雪の恵方巻です。雪の恵方巻というのは、2月6日(出動報告No.80)と2月23日の朝、ナダレンジャー号のフロントガラスにできていた恵方巻のような、雪の巻物です。雪まくりと呼ばれるものの仲間です。2月3日節分に食べる恵方巻に似ているので勝手にDr.ナダレンジャーが名づけました。これらは、夜間、車のフロントガラスに積もった雪で形成されたもので、朝になってでき上っているのを発見。ただ、でき上る過程は観察していません。どんなふうにできるのか気になります。

 斜面上を、小さな雪塊の落下をきっかけとして、下方の積雪層を巻き取りながら車のタイヤのような幅の短い雪まくりが何個もできたり、平地の雪面に、風で飛ばされた雪塊が核となって無数の雪まくりができるのは知られていますが、車のフロントガラスの恵方巻のように幅の長い雪まくりできるためのきっかけとなる核はよくわかりません。フロントガラスの最上部から人為的にくるくる巻き始めてやらなければ、形成開始するとは思えません。だから、できるところを直接見たくて仕方ないDr.ナダレンジャーでした。

 そんな3月8日(木)朝、幸運にも、雨がみぞれになり、やがて大粒の降雪となり、ナダレンジャー号のフロントガラスが1㎝くらいの雪に覆われ、雪の恵方巻の形成する過程の全貌が白日の下にさらされました。きっかけはしわです!フロントガラス上の積雪はゆっくりと下方にスライドしますが、最下部はワイパーで拘束されて、動けません。その結果、フロントガラスの真ん中付近にひずみとなってしわができます。これがきっかけ。しわが核となります。軒先にできる屋根雪の巻きだれのように長く成長したしわが下方に向かって巻き始めます。おどろきは、しわの下方の積雪と上方の積雪を2層同時に巻き取ること。通常の雪まくりが、下方あるいは風下の積雪1層のみを巻き取るのに対して、2層巻きというところです。30分間弱で雪の恵方巻が完成しました

 さて、自称、素人離れした二流の雪氷物理学者としては、再現実験をしなければいけません。本物を見てしまえばしめたものです。ただ、もうすでに雪はないので、模擬実験にしました。じゃぶじゃぶに水を含ませたタオルをナダレンジャー号のフロントガラスに張り付けます。最初のしわだけは人為的につけました。すると、自然に、ゆっくりとまきだれ状態になり、くるくるとしわの上下を2層巻きにして大きくなります。そして、ある程度大きくなると、目で見てわかるほどの速さに加速し、2層巻きしながら、転動してワイパーで止まり、模擬雪の恵方巻が完成。ほんの1分間ほどのできごとでした。やったー!

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.89
東京都港区飯倉学童クラブ

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2024年3月14日(木)投稿

 2024年3月13日(水)東京港区の飯倉学童クラブに出動。最寄り駅は都営大江戸線赤羽橋駅。そこから徒歩1分、すぐそばに東京タワーが見えます。いい天気ですが風が強くて、冷たい。

 本番は14時~15時15分。港区には区が直営する学童クラブが5か所あり、これまでも何度か出動していますが、飯倉学童クラブははじめて。でも、雰囲気はみんな同じ。20分前には準備完了です。

 集まってくれたのは40名ほどのかわいい暴れん坊たち。いたるところで、最前列争い勃発。いつもの興奮ネタと適度な躾のバランスで、学級崩壊寸前の臨界状態を維持しつつ、最後まで何とか持ちこたえれました。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.88
福島県白河市でキャンドルナイト(その2)

2024年3月14日(木)投稿

 No.87の続きです。特別講演の後は、白河小峰城城山公園に場所を変えて、屋外でキャンドルをともして夜のセレモニーです。セレモニー開始前にお城に到着。キャンドルが並べられている芝生に来て遊んでいる親子連れににそっと近づき、本番前の予告実験。見てもらえさえすれば興味をもってもらうのは間違いなし。ちょっとだけにわかファンになっていただきます。本番前に、最前列のお客さまだけは確保しておかねば、その先はないというのが、Dr.ナダレンジャー的大道芸の流儀。

 暗くなってきました。キャンドルに火が灯ると幻想的な雰囲気になってきます。そして17時30分、セレモニーの開始です。あれから13年ですが、Dr.ナダレンジャーは13年前のこの時間、東京の代々木上原駅で、いつになったら電車が動くのかわからぬまま、延々と待ち続けておりました。結論から言うと、翌日、松戸から牛久まで国道6号線を歩き続けて、つくばの家に12日夕方到着しました。当たり前ですが、1月1日でも地震が起こるように、Dr.ナダレンジャーも例外なく被災します。

 そんなことを思い出しつつ、17時45分、Dr.ナダレンジャーの出番がやってきました。18時までの15分間のサイエンスショーです。公園内の芝生の上に点々と離れ離れに佇んでいる皆さまをすぐ近くまで集まってもらいます。そんなときに役立つのが、あらかじめお約束していた親子連れ。最前列のお客さまさえ確保できれば、しめたもの。お客さまはどんどん集まってくれます。数十人くらい集まってくれたので、完全に暗くなる前に、屋外の鉄板ネタ、長く伸びる棒のピー君登場。薄暮の空にゆらゆらと長周期で揺れてくれるピー君のなんと愛おしいことかな。

 ところで、見事な石垣で有名な白河小峰城の石垣は東日本大震災で崩れたところが多数ありました。そしてその修復の経験がのちの熊本地震による熊本城の修復に役立てられたそうです。すっかり暗くなったキャンドルナイト会場と、ライトアップされた小峰城を眺めながら、お腹が空いたので、ご当地白河ラーメンでも食べて帰ろうかと思いましたが、あいにく、お休みのところが多いそうで、結論から言うと、つくばまでの帰路、東北道佐野サービスエリアで佐野ラーメンで空腹を満たしました。美味しゅうございました。次は白河ラーメンだ!

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.87
福島県白河市でキャンドルナイト(その1)

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2024年3月14日(木)投稿

 2024年3月11日(月)福島県白河市に出動。3.11ふくしま追悼復興記念行事キャンドルナイトに出演するためです。まずは白河市立図書館地域交流会議室で15時30分~16時の特別講演。会場周辺には数日前の雪が残っていて、2000年にDr.ナダレンジャーが開発した積雪粒度ゲージBEADSNOW2000で、早速、積雪観測。

 会場の地域交流会議室は100名以上ば収容可能な会議室ですが、予約制ではないため、お客さまの年齢など客層、人数は全く読めないとご担当者。実際にいらしていただいたお客さまは、10名ほどの比較的シニアの皆さまでした。少人数とはいえ、せっかく来ていただいたお客さまですので、30分間とはいえ、全力ダッシュ。はじめは、お近づきのしるしに全員に皿回しをしていただき、懇親を深めます。

 恐らく人生初の皿回しで、リラックスしていただいて、いざ本番。写真は長さわずか30㎝の容器の中を何度も往復する津波を観察。水深と津波の速さの関係を、言葉ではなく、直感的な科学実験でご納得していただきました。もちろん、液状化現象も、共振現象も、重力流現象も、予備知識など全く必要ありません。ただし、好奇心だけは不可欠。このあと、場所を変えて屋外イベント。次はもう少しお客さまが来ていただけるか・・・

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.86
茨城県水戸市千波湖公園さくら広場

2024年3月12日(火)投稿

 2024年3月10日(日)茨城新聞社主催「家族で体験!BOSAIキャンプ」に出動。昨年に続き、2度目の登場です。会場は千波湖公園さくら広場。お天気も昨年と同様、快晴。ただ昨年は前日が激しい雨のため、広場の芝は、たっぷり水を含んだスポンジのようになっていて、愛用の地下足袋は1日中水没。今回は、ずーっといいお天気でしたが、なぜか、芝は少々水を含んでいて、地下足袋は若干、濡れてしまいました。ここは湿地かも!

 広場には消防、県警、防災士会、気象台など多数のグループが体験ブースを出展。大勢の来客が見込まれるイベントでは、事件・事故の未然防止のため、Dr.ナダレンジャーは到着早々、不審者がいないか、不審物がないかを災害救助犬サイボ君と巡視。写真は煙体験用テントのチェック。異常なし!

 Dr.ナダレンジャーの出番は11時~11時30分と13時15分~13時45分の2回のステージ出演。屋外イベントでの締めの定番で、不可欠アイテムは最大13mまで伸ばせる棒の上でピー君をゆらゆら揺らす共振実験。ステージの位置がお客さん側から見て太陽の直射で、まぶし過ぎるので、立ち位置を変えつつ、棒を大きくゆらゆら。天高く長く伸ばした棒の先で、ピー君がゆらゆらするたびに、子どもたちからは悲鳴のような歓声が巻き起こっていました。やはり鉄板ネタだ。

 写真は、音響担当のスタッフさんがマイクをセットしてくれているところ。この方、小学校低学年児童であった10数年前につくば市立前野小学校でDr.ナダレンジャーを体験してるとのこと。そのとき作った液状化実験ボトル「エッキー」がいまだにご実家にオブジェとして飾られているそうです。オブジェが本当かどうかは定かではありませんが、大きくなったね。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.85
大阪府池田市立呉服小学校でいけだ環境交流会

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2024年3月11日(月)投稿

 2024年3月9日(土)大阪府池田市主催の令和5年度いけだ環境交流会でサイエンスショーをご披露するため池田市に出動。会場は池田市立呉服(くれは)小学校体育館。阪急池田駅下車徒歩15分。初めての池田市、初めての池田駅。2019年につくば市で開催された国立環境研究所主催のイベントに出演したDr.ナダレンジャーのいわゆるバッタもの「ドシャクズレンジャー」に変身したDr.ナダレンジャーをご覧になった、NPO法人いけだエコスタッフのT本さんからのお誘いです。

 Dr.ナダレンジャーはNHKBSテレビで朝7時15分から再放送されている昔の朝ドラの大ファンです。いま、「まんぷく」というインスタントラーメンを発明した夫婦の物語が再放送中ですが、ドラマの中で夫の立花萬平が一時期、池田信用組合の理事長をやっていて、池田には少なからず、親近感があります。池田駅に降り立って、改札口の地図で呉服小学校を探してびっくり。なんとすぐそばにインスタントラーメン発明記念館があるではないですか!寄り道しないわけにはいきません。インスタントラーメンの歴史をお勉強させていただきました。

 ちょっとだけ寄り道をしましたが、呉服小学校には予定通りの時間に到着。さて、Dr.ナダレンジャーが登場するサイエンスショーの本番は14時10分~15時30分、お客さまは池田市内の小学生とその保護者50組ほど。液状化実験エッキー、共振実験ゆらゆらなど親子全員で体験することができました。写真は、液状化実験を保護者のお母さまたちに先に体験して、感動していただいているところです。お子さまには、お母さま経由でやり方を伝授していただきました。小さなお客さま多数を相手にする場合、この方法は有効です。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.84
茨城県石岡市立柿岡小学校家庭教育学級

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2024年2月23日(金・祝)投稿

 2024年2月22日(木)10時50分~12時、1年生30名とその保護者。1年生30名のうち20名には1か月前の児童クラブでお会いしたばかりです。ご依頼元の皆さまはそれぞれ別グループなので、これは偶然です。ただし、ご依頼元、特に、今回の担当役員の皆さまは、このことをかなり後になって気付かれ、慌てられたようです。事前の連絡では「できれば前回とは別の話をお願いします」と役員のお母さま。「ご心配なく、お任せください」とDr.ナダレンジャー。この日、外は冷たい雨。

 普通、学校の授業では、同じ児童に同じ授業を二度もすることはあり得ないかもしれませんが、茨城県内のDr.ナダレンジャーの教室では、こんな偶然は珍しくありません。お客さまがまったく同じでもネタを変える必要もありません。おそらく、一度でも見ると、すぐまた見たくなる病になるからです。しかも今回は保護者の皆さまと、10名の1年生は初。前回を知っている20名のお子さまは、Dr.ナダレンジャーが登場する前から興奮気味。ちなみに、校長先生だけはかなり以前に、ほかの小学校でこれまで2回ほど見ていらっしゃるそうです。

 ところで、「長・中・短3種のスポンジゆらゆらで一番揺れやすいのはどれ?」というアンケート調査ネタ。今回、お子さまと、保護者の皆さまそれぞれ別々に、挙手で実施。前回を体験している20名のお子さまは、すべてに挙手。保護者の皆さまはというと、子どもたちの「全部!全部!」という、ネタバラシにもかかわらず、当然ですが、全員、常識的な長スポンジに挙手。目の前で、ゆらゆら、ハイハイ、ウィーの掛け声でそれぞれ激しく揺れるのを見た保護者の皆さまは、目を丸くされていました。写真のDr.ナダレンジャー、椅子と比べて大きく見えるかもしれませんが、写真のパイプ椅子はお子さま用のとても小さなものです。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.83
茨城県鹿嶋市高松公民館

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2024年2月18日(日)投稿

 2024年2月17日(土)10時30分~12時、鹿嶋市高松公民館でDr.ナダレンジャーの自然災害実験教室。写真は公民館で用意していただいた参加者募集のチラシ。イラストのDr.ナダレンジャーは白衣を着ていますが、白衣になったことはほとんどありません。でも、イメージでは白衣をまとっていると思われがちです。ついでに、3D眼鏡と髭は鼻眼鏡と思われがちですが、鼻は自前です。

 会場の高松公民館の建物は7年前に老朽化した公民館を建て替えたもので、まだ、真新しい感じ。集まってきてくれたのは、すぐ近くの高松小学校の1年生から6年生までの20名ほどとそのお母さま10名ほど。過去の出動記録を調べてみると高松小学校には2013年10月28日に1度だけ出動したことがありますが、その時の記憶は全くありません。みんな大きくなったんだろうな。

鹿嶋市高松公民館Instagram 
Dr.ナダレンジャーとナダレンコが高松公民間にやってきた①
Dr.ナダレンジャーとナダレンコが高松公民館にやってきた②

 せっかく鹿嶋市に来たので、帰りに高松公民館からは車で数分のところの鹿島神宮に初もうで。楼門は令和の大改修中でしたが、奥宮のさらに奥にある要石にお参りしました。この要石は、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられているそうで、水戸光圀がどこまで深く埋まっているか確かめようと7日7晩掘らせても掘り起こすことができなかったとか。見た目は、地味でした。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.82
京都ガールスカウト連盟フェスタ

2024年2月12日(月・祝)投稿

 2024年2月11日(日・祝)京都ガールスカウト連盟様からのご依頼で、京都日帰り出動です。会場は京都駅から徒歩15分ほどのところにある京都テルサホール。「住み続けられるまちってどんなまち?」というテーマの防災イベント。この日、東京から京都に向かう新幹線から見える富士山は絵葉書のようでしたが、京都は曇り空で、寒い!

 京都テルサの広々とした会場ホール内には段ボールハウスの避難所体験や新聞紙スリッパ工作体験などいろいろな防災関連のゲーム、体験ブースがあります。参加者の、主に、ガールスカウトの少女たちは、これらをぐるぐる回ってお勉強。Dr.ナダレンジャーのこの日のお仕事はステージ前で3回のサイエンスショーの実施。11時30分~12時、13時~13時30分、14時~14時30分です。

 会場内には、お茶席もありました。招待券をいただいていたので、1回目のステージの後に早速、お茶をいただきました。とても美味しゅうございました。さすが、京都だ!

 2回目と3回目のステージの間には、舞台袖でしっかり瞑想?です。ハイになった心身のテンションを、元に戻すため。ハイテンションになったのは、元気いっぱいの暴れん坊の稚児たちが、Dr.ナダレンジャーのかつらを取ろうと、狙ってきたからです。それもすべて、修行。身も心も整いました。そして、無事3回目も終え、15時には、会場を後にして、帰路につきました。熱い会場から外に出ると京都の寒さが清々しい!

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.81
足立区梅田地域学習センター

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2024年2月11日(日・祝)投稿

 2024年2月10日(土)東京都足立区にある梅田地域学習センターで14時30分~15時30分「楽しく防災を学ぼうDr.ナダレンジャーの実験教室」です。最寄り駅は東武スカイツリーライン梅島駅。ここから徒歩3分。入口近くの壁の高いところに予想される最高水位の青い線が記されています。4.8mです。

 今日のお客さまは、お申し込みのあった足立区の4組7名の皆さま。うち小学生は3名、全員3年生。お見せするのは能登半島地震でも発生した、津波、液状化現象、そして建物の揺れ。写真は30㎝の容器の中で再現する津波の長波。小さくても、相似則を満たせば、本物を十分連想させることができます。

 お土産に、あんこ玉10個入りとお茶をいただきました。美味しゅうございました。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.80
茨城県石岡市立関川小学校児童クラブ

2024年2月8日(木)投稿

 2024年2月6日(火)朝、つくば市のナダレンジャー号のフロントガラスにはまるで雪でできたロールケーキか、恵方巻のようなかわいらしい「ゆきまくり」が2本できていました。フロントガラスに積もった湿雪が、しわのようになることはよくありますが、こんなにもきれいにロール状になることは珍しい。

 その翌日2024年2月7日(水)16時~16時45分、霞ケ浦の近くにある石岡市立関川小学校児童クラブに出動です。学校の玄関口には、子どもたちが作った麦わらを杉の葉で覆った怖い顔の大人形ダイダラボッチが不審者の侵入を警戒中。「安心してください!私どもは決して怪しいものではありません」

 ダイダラボッチのお許しをいただき体育館で準備。少し日が傾きかける16時ちょうどに完了。グランドで遊びながらDr.ナダレンジャーの教室開始を待ちわびる子どもたちに、準備完了の合図を送ります。

 この日のお客さまは1年生から6年生まで20名弱の皆さまですが、2年前の6月にもこちらの児童クラブに来ているので、半数以上の皆さまにとってはDr.ナダレンジャーは2回目。関川小学校は、3月で閉校し、三川小学校、高浜小学校とともに南小学校に統合される予定なので、ここで会えるのは最後です。みんな元気でいるんだよ。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.79
東京都立小松川高校理数研究企画

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2024年1月28日(日)投稿

 2024年1月27日(土)東京都立小松川高校に出動。最寄りのJR総武線平井駅から徒歩15分ほど。荒川のすぐそばです。昨年度に続き2回目です。会場は、2階の地学教室。その窓からは東京スカイツリーがよく見えます。理数系の企画講演会ということで、40名弱の生徒さんたちが集まってくれました。主に1,2年生対象でしたが、昨年度インフルエンザ蔓延のため参加できなかった3年生もちらほら。

 本番は13時30分~15時30分の2時間。開始前に、校長室でご挨拶させていただいた際に、差し出した名刺のDr.ナダレンジャーの写真を見た校長先生「うちの生徒は、感情をあまり表に出さないので盛り上がりは期待できませんよ」的なお話でしたが、はじまってみれば、最初からガンガン来てくれる皆さまでした。ゆらゆら実験では窓の外の東京スカイツリーを見ながら、全員で「ゆらゆら ハイハイ うぃー」の共振狂騒大合唱となりました。

 会場の地学教室には水道があって、水温を測定してみると約10℃。室温が約20℃。理想的です。この水道水をペットボトルに入れて、タイリュウジャーの中の空気を上から冷やします。タイリュウジャーの中には電気ポットで温めた約40℃のぬるま湯が半分ほど。完璧なミニチュア積乱雲もどきの列を作ることに成功。時間に余裕があったので、おまけで、役に立たない防災造語辞典「災食主義、防飲防食、備食家、盆災・・・」をご披露。最後は塩ビ管ケーナによる「蛍の光」の演奏で、締めくくらせていただきました。いつまでも忘れないでね。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.78
石岡市立柿岡小学校児童クラブ

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2024年1月23日(火)投稿

 2024年1月22日(月)15時15分~16時15分、茨城県石岡市立柿岡小学校児童クラブに出動です。到着がちょっと早いので、近くにあるフラワーパークに時間調整のため立ち寄ったら、なんと、その駐車場で全国大陶器市という1月28日までのイベントが開催中。平日で、お客さんは少な目。

 10分ほどの時間調整のおかげで、教室開始30分前の14時45分ピッタリに、柿岡小学校体育館に到着。早速、準備をして、子どもたちの入場を待ち構えます。おとなしくしてくれればいいけど・・・、児童クラブの場合、そうでないことの方が多いので、気合を入れて、準備運動も怠りなく。

 今日のお客さまは、児童クラブの1年生から6年生までの約70名。もしかしたら、全員で10秒以上集中したことなど、一度もないようなかわいらし過ぎる猛獣ちゃんたちでした。マイクなしの1時間、いいボイトレにもなりました。1年生にはちょうど1か月後の2月22日、親子教室でもう一度、会えるので、とても楽しみです。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.77
早稲田大学環境・防災ゼミナール

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2024年1月17日(水)投稿

 2024年1月16日(火)15時5分~16時45分、早稲田大学創造理工学部の3年生以上の学生さん相手の環境・防災ゼミナールにゲストとして出動。新副都心線西早稲田駅ほぼ直結、冷たい季節風が吹き荒れる中、まずは担当教官の小峯先生の研究室に向かいます。こちらに呼んでいただくのは、2020年から毎年、今年で5回目。対面での実施は、昨年に続き2回目。今年はどんな皆さまがいらっしゃるか楽しみです。

 教室に入って、小道具を準備していると徐々に学生さんたちがいらっしゃいました。20名ちょっとの皆さま。人数が少ないので、ときおり前に来てもらって、立ち話風に進めていきます。今日の皆さまは、何をやっても、目を輝かせてくれるので、ついつい調子に乗ってしまい、前置きだけで1時間近く経過。あわてて、ハショリ気味の本番となり、最後の対流実験「タイリュウジャー」はスカーフジャグリングによる自画自賛対流乱流パフォーマンスができませんでした!残念。

 外は、冷たい風が吹いていましたが、終わってみれば汗がびっしょり。近くに来てもらったのは大正解。全員で、「ゆらゆら ハイハイ うぃー」の声を出して体ごとゆらゆら揺らす共振パフォーマンスはこんな距離感でなければ恥ずかし過ぎるかもしれません。ただ、固定された机は・・正直邪魔かな。今回も、出動No.76初登場の縦列スポンジゆらゆらにはいい仕事をしていただきました。これからもよろしく。

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Dr.ナダレンジャー出動報告No.76
冬ふるリポ!終了式で能登半島地震関連科学実験特設コーナー

2024年1月15日(月)投稿

 2024年1月13日(土)冬ふるリポ!終了式が防災科研で開催されました。昨年12月23日の同任命式で、Dr.ナダレンジャーが、ご依頼をいただいて講演とサイエンスショーを行ったことは出動報告No.74 のとおりですが、今回は、ご依頼もいただかないのに、許可だけいただいて、出動です。それは1月1日に能登半島地震があったからです。そして、そこで起きていることの大部分が、いつも、Dr.ナダレンジャーが実験していることだからです。まずは、今回、石川県能登町などで階級4が記録された長周期地震動を含めて、縦列のニューゆらゆら(写真)で共振実験。

 続いては、石川県珠洲市や新潟県上越市などで猛威を振るった津波です。説明するのはDr.ナダレンジャー改めDr.テンデンジャー、助手ナダレンコ改めテンデンコです。実はDr.ナダレンジャーは変身する前の若かりし頃、新潟県上越市の関川のそばに住んでいました。ニュース映像ではその関川を遡る津波が映し出されていて、他人事には思えません。その頃はなかった津波再現装置「テンデンジャー」を使って、川を遡上する長波をミニチュアで再現。水深とともに速度が速くなる様子を実験と数式(写真)で説明。小学生と言えども妥協はしない。

 また、新潟市西区や、石川県内灘町の様子がクローズアップされることが多い液状化現象は液状化実験ボトル「エッキー」を使って、その基本原理から実験で再現。内灘町の交通信号が人の背丈くらいまで、沈み込んでいるショッキングなニュース映像も、簡単に再現できますが、さすがに実際の災害直後では、現実感が違います。今回、新潟大学災害・復興科学研究所の河島先生に、液状化現象で吹き上がった新潟市内の砂の採取をお願いしていましたが、この日の前日に到着。能登半島地震リアル液状化実験ボトル「エッキー」(写真)も展示実演させていただきました。

 締めは、Dr.ナダレンジャー改めDr.クズレンジャーによる土砂崩れ再現実験。これはやはりニュース映像で何回も流された輪島市の大規模土砂崩れをイメージした実験。通常は白い発泡スチロール粒子を雪に見立てるところを、黒い発泡スチロール粒子で土砂をイメージしたシュート実験(写真)。重力流の基本である、規模とともに速度が大きくなる様子を、直感的に再現。小さなオタマジャクシ型の集団を大きなオタマジャクシが飲み込むところでお客さまは悲鳴のような歓声のような声が上がりました。

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