2023年1年間のまとめです。出動したのは98か所、ステージの回数は146回でした。直接、お相手したお客さまの数、ざっくり1万人強。心残りは、同じ日にご依頼が重なり、お受けできなかった皆さまも多数あったこと。お許しください。2023年に科学芸としてほぼ完成したのがDr.ナダレンジャーの対流実験「タイリュウジャー」。写真は、高積雲、いわゆる、ひつじ雲。世界中のどなたも、気がついていなかったエレガントな方法です(自慢)。
(サイエンスアゴラ2023にて)
この方法では、対流の鉛直構造だってお手の物です。大気の不安定や、積乱雲が横1列に並んだ線状降水帯もどきだって、作れるって知らなかったでしょ!
(中谷宇吉郎雪の科学館にて)
お客さまがお子さまと言えども、この現象を支配する無次元数のレイリー数や臨界レイリー数についても説明しなければ科学とは言えません。「りんかいれいりいすう」と声に出して復唱してもいただきます!声に出せば、わからなくてもわかった気持ちにはなります。科学はすべては気持ちの問題です!?
(サイエンスアゴラ2023にて)
締めは、スカーフを使って、熱輸送が伝導から対流、乱流になる過程を直感的に感じ取っていただきます。ただし、この技の習得には多少の時間が必要ですが、Dr.ナダレンジャーのような高齢者でもすぐにできたので、問題ありません。頑張ってください。
(立正大学にて 写真提供:立正大学)
2023年12月23日(土)Dr.ナダレンジャーの古巣の茨城県つくば市にある防災科研に出動。この冬一番の冷え込みです。早速、変身を済ませ、暖かくしてサイボ君と一緒に、警戒態勢に入ります。頭が白く見えているのは、頭に霜が降りたからだと思います。冷え込んだ関東地方は快晴ですが、日本海側では激しい降雪。
この日は、防災科研気象分野の皆さまが実施している降ってくる雨雪などをリポートしてもらう「ふるリポ!」のちびっこサポーターの任命式。ちびっこに紛れて不審者が侵入してはいけないのでサイボ君と入念にチェック。サイボ君は子どもたちの人気者なので、怪しまれずの不審者に接近できます。
今回の出動、Dr.ナダレンジャーに課せられた任務は、9時~10時、と13時~14時の間の任命式の中で、つくばの雪についての講演。なぜならば、Dr.ナダレンジャーは、自称、つくばの雪氷に関する超一流の科学者だからです。雪国でもないのに、つくばの自宅周辺だけで「雪形」、「斑点ぬれ雪」、「雪えくぼ」、「雪影」、「雪まくり」、「氷紋」が観察できます。
任務は講演と警備だけではありません。任命式後の10時~10時40分と14時~14時40分、お楽しみサイエンスショーに2回登場。午前の部と午後の部を合わせて300名以上の皆さまでした。親子ともども、Dr.ナダレンジャーを知っている方も多く、ホームっぽい感覚で2023年最終戦は何事もなく、無事に終了しました。
2023年12月21日(木)埼玉県熊谷市にある立正大学熊谷キャンパスに出動です。大学出動は今年、5回目。お子さまだけではなく、大学生も得意です。対象は乳幼児から大学生、専門家まで、守備範囲の広さが自慢のDr.ナダレンジャーです。熊谷キャンパスへは圏央道、関越道経由でつくばから車で1時間30分くらい。意外に早く着きすぎたので、大学のすぐそばにある文珠寺というお寺で時間調整。文殊の知恵を授けていただけるといいな!
Dr.ナダレンジャー車を大学入り口前にある駐車場におき、会場となる2号館101号教室まで、台車で実験器材を運びます。発泡スチロールの入った軽い段ボール箱が風にあおられて吹き飛ばされそうです。広々としたキャンパス、学園祭があったら、路上大道芸をやるには最適。
さて本番は、12時50分から14時20分までの90分間。学生と教員の皆さま合わせて100名弱。会場の教室は、写真の通り、広々過ぎて、大道芸スタイルのDr.ナダレンジャーにとってはやりづらさはありましたが、最後は全員、教壇近くまできていただき、ブロックの下敷きにもなってもらいました。多少の照れはあったと思いますが、大学生と言えども、リアクションは小学生と大差ありません。そして、もちろん締めは、塩ビ管ケーナによる蛍の光演奏。今度は、学園祭に呼んでくれ~。
(立正大学地球環境科学部 環境科学研究所講演会)
2023年12月16日(土)神奈川県横浜市磯子区にあるはまぎんこども宇宙科学館に2年ぶり4回目の出動です。JR洋光台駅から徒歩5分。こちらでは、サイエンスショーだけではなく、工作教室もあり、これまでの3回は液状化実験ボトル「エッキー」の工作でしたが、今回は「斜面ライダー」。
10時30分~12時と13時30分~15時の2回。参加者は、それぞれ10数名のご予約の皆さまとその保護者の皆さまです。もちろん、最初の1時間は通常のサイエンスショーで興奮していただきましたが、残りの30分は、暑苦しい変装をを解いて、素顔に変身?して工作教室の先生役です。
斜面ライダーというのは、紙で作る縮尺100分の1、2㎝くらいの超ミニチュアサイズのスノーボーダーで、同じく超ミニチュアの雪崩実験シュート上を雪崩から逃げる役のキャラクター。特徴は倒してもすぐに元に戻って倒れないところ。エッキー、ゆらゆら、タイリュウジャー登場以前の初期の主役で、久々の表舞台です。
完成した斜面ライダーは、倒しても倒れないかを各自確認し、雪崩シュートを滑らせて、滑り具合を確かめてから、自分の自慢の斜面ライダーを持ち寄って、3本のシュートで予選、準決勝、決勝の大レース。速さと、遅さと、どちらでも無さ?を競いました。最後に、塩ビ管ケーナによるお別れの蛍の光を演奏させていただきました。
2020年2月29日に開催予定だったものの、コロナ禍の拡大で、キャンセルとなっていたイベントの復活です。2023年12月14日(木)千葉県匝瑳市八日市場地区社会福祉協議会が主催する防災講演会が八日市場小学校で開催。4年前は、主催者の皆さまがつくばまでいらっしゃり、事前打合せまでするほどの気合の入れ方だったので、キャンセルがとても残念でした。それから4年、インフルエンザが猛威を振るってはいますが、先が全く見えない当時とは比べられないほどオールド・ノーマルにもどっています。
(千葉県匝瑳市立八日市場小学校学校ブログ12月14日防災講演会)
さて、今回のお客さまは八日市場小学校の高学年4、5、6年生6クラス約200名と地域住民の皆さま。司会進行は、教頭先生。子どもたちは、落ち着きのある皆さまですが、羽目を外して、盛り上げようとすると、どこまでも興奮していただけるので、とてもやりやすい!「スポンジで頭たたかれたい人」というと、皆さん競って、手を挙げます。発泡スチロールブロックも同じです。人数が多すぎて、ごく一部しか、ひっぱたくことはできませんでしたが、たたかれない子は、たたかれた子に「ずるーい!」・・・・。なんなんでしょう?
最後に美しいお花やお土産のお菓子もいただきましたが、一番驚いたのは、20年前の未使用の液状化実験ボトル「エッキー」に出会えたことです。今回お世話いただいた皆さまのうちのお一人が、今お住まいの鎌倉から持ってきてくれました。昔、防災科研所属のDr.ナダレンジャーが、震災対策技術展という大人向けイベントでプレゼントしたものだそうです。ふつうは、「大きくなったね」と言いたいところですが、今回は「これからも元気でいてね」でしょうか。ちなみに、別のエッキーを1本だけ、八日市場小学校にプレゼントしてきたので、20年後くらいに、お会いできるかもしれません。
講演会終了後、近くの食堂で、お世話になった皆さまとお昼ご飯を、ご一緒させていただきました。新鮮な海鮮丼とかき揚げ天ぷらうどんが美味しゅうございました。が、Dr.ナダレンジャーが「ここに、お湯さえあれば、新ネタをお見せできるんですよ」と口を滑らせると、急に皆さまの目が輝き始めたため、番外サイエンスショーをする羽目に。完食した天ぷらうどんの容器にお湯を入れ、お膳の盆をかぶせるだけ。水滴で可視化する空気層のベナール・セル、出現。タイリュウジャー実験、うまくいきました。よかった!
2023年12月12日(火)茨城県日立市立日高小学校に出動。朝から、激しい雨です。こんな時は、器材の搬入が、きついのですが、幸い、会場の体育館入口すぐそばに車を寄せることができたので、濡れずに済みました。ご担当の先生と、PTA役員のお母さま3名がお出迎え。このお母さまのお一人はなんとDr.ナダレンジャー経験が5回目だそうです。お子さま5名、一番上はすでに24歳だそうです。ただし、6回目の予定はないとのこと。ご苦労様です。
今日のお相手は、3年生3クラス70数名とその保護者。ぜひ、親子一緒に並んで授業を受けたいとの強いご要望があり、普段は親子分離の方が盛り上げやすいので、別れて座っていただきますが、今回は親子並んでスタート。盛り上げたい時だけ、写真のように、ご希望のお子さまに前に来てもらいました。じっくり話を聞いてもらいたいときと、思いっきり興奮してもらいたいときで、座る場所を変えるとメリハリがはっきりして、予想以上に手ごたえがありました。何でもやってみるもんだわ。
(茨城県日立市立日高小学校学校ブログ)
2023年12月8日(金)日本雪氷学会北信越支部主催、国際雪形研究会後援の公開講演会出席のために、お昼頃、越後湯沢から北越急行ほくほく線に乗り換え、新潟県の十日町駅に到着。講演会開始の15時まで十分余裕があるので、駅前の食堂のかき揚げ丼1100円で腹ごしらえ。美味しゅうございました。ところで、雪形というのは、春の雪融けとともに山腹に現れる残雪と山の地肌が作り出す模様で、それを何らかの形に見立て、その出現が、かつては、農事歴などとして使用・伝承されていたといわれているもの。国際雪形研究会は、「雪形って知ってますか?」を合言葉に、失われゆく文化遺産としてのみならず、その科学性、国際性、娯楽性を広く知ってもらおうと有志が集まって作られたグループ。「「雪形って知ってますか?」って知っていますか?」という、持って回った怪しい講演会タイトルは、メンバーの高齢化に伴って最近鈍化しつつある活動を活性化させたいという下心からです。
会場は十日町情報館。十日町駅から徒歩で15分。新しい大きな図書館です。ちょっと時間に余裕があったので、館内を探検。収蔵してある図書の中から「雪形」を検索すると、国際雪形研究会編「雪形の研究No.1 ,No.2」を発見。ついでに、「ナダレンジャー」を検索すると貸し出し中の「ドクター・ナダレンジャーの防災実験教室」を発見。これはうれしい図書館です。ただ、平日のためか、入館者は少なく、しかも怪しげな講演会に来てくれる一般客はいそうもないので、こっそり、雪形とは関係ありませんが、Dr.ナダレンジャーに変身して、小声で客引き。3名ほどご案内できただけで、開始時間の15時になりました。会場の視聴覚ホールには会員の皆さまは30数名ほどいらっしゃっています。
講演会は15時から17時まで、講演者はDr.ナダレンジャーの他に2名の著名な雪形教祖。Dr.ナダレンジャーは前座で「雪形って知ってますか」というタイトルで基本的なお話をさせていただきましたが、聴衆のかなりの皆さまは、呼び込みで入っていただいたわずかのお客さま以外は主催団体の日本雪氷学会北信越支部会員か、国際雪形研究会の皆さまばかり。ちょっと、やりにくいのですが、会場からのリクエストに応じて「雪形って知ってますか?」と問いかけると、なんと「知ってますよ!!」のボードが登場。ありがとう。雪形には遊び心は不可欠です。一本取られました。会場内には関係者の小さなお子さまもいらしていたので、Dr.ナダレンジャーのサイエンスショーでは定番の皿回しも経験していただきました。これで、雪形の将来は安泰だ!?
2023年12月1日(金)、中2日、3日ぶりの出動です。11月の出動はほぼ毎日で中2日以上、間を開けるのは10月30日以来、久しぶりです。大げさかもしれませんが、出動のリズムができてしまうと、中2日が長く感じられます。そして、調子が出ないものです。調子がでないというのは話の「間(ま)」に乱れが出てくるということ。だから、気を引き締めて出動。行先は石岡市の東成井小学校の児童クラブで、15時~16時です。学校は田畑に囲まれた細い道の先にあります。
Dr.ナダレンジャーの実験教室の中で、全員でやるネタがいくつかありますが、成功した時の一体感はちょっとした感動ものです。写真は、約40名の子どもたちが「3,2,1」の掛け声で一斉にジャンプして体育館の床に衝撃を与えるところ。その震動が伝搬して、長テーブルにセットした、液状化実験ボトルの砂が液状化して、ボトルの中のスーパーボール付き針金が沈むというシナリオ。成功させるためには、心を一つにしなければいけませんが、見事成功。通常、児童クラブは暴れん坊が多く、気持ちを一つに合わせるのは至難の業ですが、東成井小学校児童クラブの皆さまは完璧でした!でも、体育館は寒かった!
2023年11月28日(火)前日に続き出動するのは町田市内の小学校です。木曽境川小学校。最寄りバス停は木曽南団地、そこから徒歩10分。気温は20℃近くに上昇、会場の体育館床にはまぶしいほどの日差しを受けて、怪しいシルエット!
お客さまは、3年生2クラス約60名の皆さま。10時40分~12時。今回のブロック体験者は、11月生まれの4名。11月生まれではない他の皆さまは「ずるい!ずるい!」の大ブーイング。皆さん、本当に下敷きになりたかったようです。
そして、うれしいことに授業の後は学校給食が待っていました。どこの学校の給食も、レストランでも、家庭でも味わえない、給食独特の味と匂いがありますよね。ひと汗かいた後には最高。この日はお子さまに人気のスパゲティ。もちろん、Dr.ナダレンジャーも大好き、独特感堪能、美味しゅうございました。
木曽境川小学校は、災害時の避難所にもなっていて、体育館の横には覆いをかけて使用する災害時用のトイレのボットン口がずらりと整列。また、体育館にはエアコンもありましたが、この日は、11月にしては暑すぎたので、暖房はオフにしていただきました。
2023年11月27日(月)快晴で暖かい。町田駅のバスターミナルから神奈川中央バスに乗車して10分ほど。木曽住宅で降車するとすぐのところにある忠生第三小学校に出動です。コロナ禍の時も含めて、毎年、ご依頼をいただいている小学校です。毎年、バスを利用しているのに、いつも町田駅でバスに乗るときに乗り場を探してマゴマゴ。町田駅のバス乗り場を難し過ぎると感じるのは、Dr.ナダレンジャーが高齢だからでしょうか。
お客さまは100名ほどの3年生3クラスの皆さまとこの地域の大人の皆さま10名弱。写真のブロックはいつもの二分の一サイズの小さなものですが、小さな机の上で錯覚でしょうか、意外に大きく見えます。今回のブロックの下敷き体験ができたのは、自分の名前の中に「ナダレンジャー」の「ナ」が含まれる子に限定です。ブロックは小さいのに、崩れ落ちる瞬間、皆さまからは、興奮の悲鳴が上がりました。
ブロックを二分の一サイズにしたので、全実験器材は写真のようなコンパクトなサイズにまとまって、すべて、手持ちで運べました。
2023年11月26日(日)、土浦市右籾商工振興会主催の「2023みぎもみまつり」に出動。小粒の雨が絶え間なく降り続く寒い寒い日です。ハロウィン&クリスマスをまとめてやっちゃうイベントだそうで、会場は右籾小学校隣にある屋外の右籾地区運動広場。到着早々、サイボ君と会場内巡視。不審物はないかな?
Dr.ナダレンジャーの出番は10時15分~10時45分と13時20分~13時50分の2回。傘を差したまばらなお客さまと鉛色の空が、その寒さを、増幅しているような気がします!ナダレンジャーグッズは皆、びしょびしょ。サイボ君もピー君もびしょ。でも土浦市の児童館や、つくば市の児童クラブでDr.ナダレンジャーに会ったことがある子が来てくれて、心はちょっと、温かい気分。
お昼ご飯は、主催者がご用意してくれたまかないのカレーライス。寒い日には温かいカレーが一番。真っ赤な福神漬けも美味しゅうございました。
2023年11月25日(土)、JR日立駅の近くにある日立市立中小路小学校で開催の自主防災訓練に出動。Dr.ナダレンジャーと助手ナダレンコが9時に学校に到着するとすでに学校のグランドでは訓練が始まっていました。早速、体育館に実験器材を搬入。くっきり晴れて、日の当たるところはかなり暖かい!
体育館の中には、台風13号の影響で発生した線状降水帯による近隣の豪雨被害の写真が展示されています。日立市の防災対策課の皆さまも、出動されていて、この日、日立市内では4か所で、同様の防災訓練が開催されているそうです。防災対策課の1名の方は11月3日(金・祝)にDr.ナダレンジャーが出動した日立市立大沼小学校で開催の防災訓練で、すでにDr.ナダレンジャーを見ていて、今回が2度目とのこと。
Dr.ナダレンジャーの出番は10時から11時までの1時間。お客さまは中小路小学校の児童と近くの中学校の2年生、それに地域住民の皆さま約250名。写真は「ゆらゆら ハイハイ ウィー」の大合唱。11月21日(火)の高山市立北稜中学校の時と同じく、10名ほどの小中学生に前に来てもらって、Dr.ナダレンジャーと一緒に体を使ったゆらゆらスウィングをしていただきましたが、かなり興奮していただけたようです。今度は、全員でゆらゆらスウィングしてみようかな・・・
2023年11月24日(金)坂東市立七重小学校に出動。教頭先生が以前、ほかの小学校でDr.ナダレンジャーをご経験され、今回お座敷がかかった模様。ということは、印象が良かったということですよね。出番は2回。9時30分~10時30分、高学年80名ほどがお相手。低学年にとってはあまり関係ありませんが、高学年にとっては、低学年がいないということは重要。恥ずかしがらずに心の底から、リアクションできるからです。
10時45分~11時45分、約60名の低学年児童がお相手。この日は保護者参観日ということで、それぞれ、10数名ほどの保護者の皆さまがご一緒されました。なぜか、高学年の担任の先生は男性で、低学年の担任の先生は女性でしたが、校長先生によると、まったくの偶然だそうです。ただ、女性の先生の方が、男性の先生よりも、盛り上がりが大きかったような気がします。またいつか、お呼びいただけると嬉しいな!
Dr.ナダレンジャーのサイエンスショーでは参加者全員に、自分をさらけ出して、心の底から盛り上がっていただくことを目指しています。したがって、多少、羽目を外しても、押さえつけることはしません。ある意味、学級崩壊寸前の綱渡りでもあります。それは、おそらく二度と会うことのない大部分の皆さまに、できれば永久に忘れることのないインパクトを与えるためでもあります。ただし、小学校高学年ともなると、社会性というブレーキが備わってきて、周囲を意識して、そう簡単には、自分をさらけ出すようなことはしなくなります。特に、自分たちよりも低学年の子供たちがいたり、親子ふれあい授業のように、すぐ横に自分の親がいる場合は、野生の素直な心を閉ざします。したがって、小学校の親子学習のような場合は、あえて、保護者の皆さまと子供たちには物理的な距離をとっていただいて、心理的な影響を少なくさせていただいております。写真は、役員のお母さまのあとに従って、会場の体育館に入ろうとしているところ。
さて、2023年11月22日(水)茨城県つくばみらい市立陽光台小学校に出動。お客さまは、5年生5クラス約180名と先生だけ。低学年もいなければ、保護者の皆さまもいらっしゃらないという、Dr.ナダレンジャー的には、理想的な状況。通常は、低学年の前では大人ぶる皆さまが、完全に無邪気な好奇心だけの小さなお子さま状態に。13時から14時40分までの100分間、会場の体育館の中で、何度も何度も、ほぼ全員が臆することなく幼児的な大きな声を出せたので、少しはストレスが発散できたのではないでしょうか。もしかしたら、先生も、お子さまたちの、このような姿を見るのは初めてだったのではないかと思いますがいかがでしょうか。写真はブロックの下敷きになる担任の先生をハラハラドキドキ見守る子供たち。
2023年11月21日(火)本郷小学校のとなりにある岐阜県高山市立本郷保育園にこの日、最後の出動。ますます、青空が青々しく、気温も上昇。小春日和です。ちょっと動くと、汗ばむくらいになってきました。
13時00分~13時30分、年少、年中、年長約20名です。まだ学校に行っていないお友達だけのお相手は、今年、初めてです。11月9日に茨城県内の幼稚園に出動する予定でしたがインフルエンザで学級閉鎖のため中止。Dr.ナダレンジャーには、お客さまの年代による得意、不得意は全くありませんが、好みはあります。この年代が大好きです。
(写真提供:たからまちづくり協議会)
だって、可愛すぎますよね。しかも、年少、年中、年長で発達の度合いが違い過ぎて、見ていて楽しい。写真は、ブロック倒しの下敷き希望者を募集したところ、年長さんは殺到しますが、年中、年少さんはこわがります。下敷きにならないお友達も含めて、全員がカラフルな丸いお座りマットで、頭を守っている姿がほほえましい。おそらく、数年後に本郷小学校でまた会えると思います。それまで、覚えていてね。
(写真提供:たからまちづくり協議会)
2023年11月21日(火)本郷小学校のすぐそばにある岐阜県高山市立北稜中学校に移動。10時40分~12時10分、2年生約20名がお相手です。実は、この皆さまは数年前に一度、栃尾小学校か本郷小学校でDr.ナダレンジャーを体験されている皆さまです。会場の武道館に入ってくるなり、Dr.ナダレンジャーを見て「懐かしい!!」だそうです。
中学生の場合、小学生と違い、一般的には、Dr.ナダレンジャーに心を開くまでに1時間程度はかかりますが、こちらの皆さまはすでに免疫ができていて、あっという間に盛り上がっていただけました。写真は、前に出てきてもらった生徒10名に小さなゆらゆらを持ってもらって、「ゆらゆら ハイハイ ウィー」の大合唱で共振スウィング。校長先生も最後まで生徒に交じって、ご一緒してくれました。
(写真提供:たからまちづくり協議会)
朝から2ラウンドをこなすと、エネルギーが切れます。お昼は近くのおしゃれなレストランでカレーライス。お昼寝する時間はありませんでしたが、この日最後の出動の準備は整いました。もうひと踏ん張りだ!
2023年11月21日(火)朝一番に、宿の近くに残されていた数日前のざらめ雪化した残雪を観察。Dr.ナダレンジャー考案の積雪粒度ゲージBEASNOW2000で今冬最初の積雪チェック。雪を見るとなぜか雪氷物理学者の血が騒ぎます。
この日、車で最初に向かったのは、岐阜県高山市立本郷小学校。前日とは打って変わって、朝霧は漂っていますが、すっきりとさわやかな青空が広がっています。天気予報通りの穏やかな晴天になりそうです。
最初の授業は9時30分~10時15分、小学3年生9名と4年生3名。音楽教室に集合した、複式学級の皆さま。こちらも校長先生がご一緒してくれましたが、本当はDr.ナダレンジャーが不審者ではないかと警戒していらっしゃったのではないでしょうか。
2023年11月20日(月)と21日(火)の2日間は岐阜県高山市の奥飛騨にある小中学校、保育園に出動。例年、この時期にNPO法人神通砂防さまからのご依頼でのお仕事です。20日13時30分~14時15分は岐阜県高山市立栃尾小学校です。冷たい小雨交じりのお天気です。
お相手をするのは3年生5名。教室の机といすを後ろに下げて、接近戦です。たったの5名と侮るなかれ、元気の良すぎる皆さまでしたので、10倍くらいの子どもたちのお相手をするくらいの盛り上がりで、いい汗をかかせていただきました。校長先生も最後まで、見学していただきました。
この日は、近くの奥飛騨温泉郷の福地温泉に宿泊。囲炉裏のあるゆっくりできる静かな宿でした。料理も美味しゅうございました。お風呂も良かった!明日は3ラウンド、頑張るぞ。
2023年11月19日(日)9時30分~15時30分、茨城県神栖市立神栖第三中学校で開催の鹿行地区青少年のための科学の祭典に出動。風はやや強めですがお天気に恵まれ、お客さまも続々と来場。今回の仕事場所は体育館。災害救助犬サイボ君と、お客さまを入口でお出迎え。不審者がいないかチェック!
本番は11時~と13時~の2回。それぞれ45分間くらいです。写真は、釣り竿の先で皿回しをする参加者。いきなり、やっていただきました。一見、派手に見えますが実は簡単です。皿回しはお客さまにやってもらうのが一番。会場全体が、盛り上がるお手軽ネタです。
(11月20日茨城新聞 科学の不思議楽しむ 子どもたちが体験 茨城・神栖 WEB・紙面)
1回目と2回目の間には、日向ぼっこをしながら体育館でお弁当をいただきました。ふりかけもついていて、美味しゅうございました。来年は行方市で開催だそうです。来年の担当者がご挨拶に来てくれました。
2023年11月18日(土)昨年に続き、東京お台場にあるテレコムセンターで開催のサイエンスアゴラに2度目の出動です。ふつう、Dr.ナダレンジャーの出動はご依頼を受けてのものですが、このアゴラは、すべて持ち出しで自主的に応募して参加しました。メンバーはまだ、小さいころからDr.ナダレンジャーのイベントに助手として参加していて、ネタをすべて熟知している5名、最強メンバーです。全員、かつらと3D眼鏡装着。決して怪しいものではありません。団体名はDr.ナダレンジャー自然災害科学実験同好会です。
このイベントには、研究者や、サイエンスコミュニケータ、学生、親子連れ、かなり怪しい人など、様々な来場者と接することができて、スリル満点です。写真はヒツジ雲と同じパターンをミニチュアで再現する「タイリュウジャー」実験。もちろん、この現象の基本となる無次元数のレイリー数は年齢を問わず説明します。小学生以下には、臨界レイリー数を声に出して復唱してもらいます。小さいお子さまが「りんかいれいりいすう」と言えるだけで、大人は大爆笑です。
メンバーのひとりはこの日、東京国際フォーラムで開催の医学系の学会で研究発表することになっていて、発表1時間前に、お別れしました。東大医学部卒の研修医です。余裕ありすぎのような気がします。もう一人は、今年、南極から戻ってきたばかりの越冬隊員。越冬でオーバー気味の体重を理想に戻すため来てくれたのかもしれません。あと一人は東大の地球科学分野の若手トップを走る大学院生。研究しすぎて、頭だけがよくなってはいけないので、お誘いしました。そして、Dr.ナダレンジャーと助手ナダレンコの5名。
2023年11月17日(金)10時25分~11時45分、茨城県鉾田市立旭西小学校の家庭教育学級に出動です。お客さまは1年生20名と保護者の皆さまです。この日は、はじめ小雨でしたが、やがて土砂降りに。校舎はとても小さな2階建て、会場の体育館も小さい。校長先生によると、数年後に、旭東、西、南、北小学校が統合されて、別のところに新たな校舎が建てられるそうです。この場合、新たな学校名は「旭小学校」以外に選択肢がないと思いますが、まだ正式には決まっていないそうです。
授業は、いつものように、子どもたち全員に皿回しを体験してもらうことからスタート。子どもたちに棒を持ってもらい、その上にDr.ナダレンジャーが皿を回して載せるだけ。それを、次から次に子どもたちがパスするという、一見難しそうに見えるかもしれませんが、非常に簡単な技。保護者の皆さまも、驚きの目で見ています。子どもたちが終わったところで、保護者にパスすると、保護者の皆さまパニック状態。まさか大人までやらされるとは思ってもみなかったのでしょう。今度は、子どもたちの方が大興奮。最後に、逃げ惑う担任の先生にもパスすると、子どもたちの興奮はピーク。皿回しは、見せるものではなく、やってもらうものです。
1年生だけを相手にするのは、今年になって初めてかもしれません。皆さん、小さい!!しかも人懐っこい。体育館での、教室が終わって、後片付けした後、校長室に案内されて、ご挨拶しようとしたところ、給食前の1年生に見つかってしまいました。ちょっと前に、さようならしたばかりなのに、皆さん、また廊下に出てきて、いつまでも、いつまでもこちらに向かって手を振ってくれるので、なかなか校長室に入れないDr.ナダレンジャーです。大きくなったらまたどこかで会えるといいね。
2023年11月14日(火)茨城県常陸太田市立水府小学校に出動です。常磐自動車道那珂ICを降りて、道の駅常陸太田で腹ごしらえ。青すぎるくらいに澄み切った空のもと、山田川に沿って、旧水府村に向かいます。この山田川は大雨でしばしば橋が水に浸かるそうですが、今年の台風13号でも水没したそうですが、復旧も早かったようです。
田舎道を行くと、突如小学校の看板が出てきました。下からでは本当に学校があるのかわかりません。実はこちらの学校に出動するのは2回目です。ただし、前回も間違えましたが、今回も、少し先にある、統廃合前の廃屋のような古い校舎に行ってしまいました。いつまで経っても経験が身につかないDr.ナダレンジャーです。
会場は、児童数に比べて、大きすぎるくらいの木の香りのする真新しい大きな体育館で13時30分~14時30分、2、3年生の複式学級14名とその保護者14名がお客さま。児童全員、ブロックの下敷き体験ができました。保護者の皆さまのうち数名が、Dr.ナダレンジャー体験2回目の方でしたが、担任の先生は、なんとDr.ナダレンジャー体験4回目という猛者でした。他の学校でも体験されていたそうです。もう飽きた?
(水府小学校トピックス 小学校2・3年生親子学習会)
2023年11月12日(日)10時、冷たい小雨の赤坂TBS本社前サカス広場に出動。9日~12日まで開催の「地球を笑顔にする広場」という小学生を中心としたお子さま向けSDGsイベントの最終日です。広場の中にはたくさんのテントとステージがあり、工作などのワークショップ。あいにくのお天気で、お客さまは少なかったのですが、Dr.ナダレンジャーはというと、神出鬼没の大道芸人として通路内の所かまわず防災のサイエンスショー。広場を取り囲むように高層ビル群があったので、負けじと、長―く伸びる棒で、ゆらゆら長周期地震によるビルの揺れを再現。
小さすぎる美女軍団には、これまた、そのかわいらしさに負けじと小指ほどの大きさの小さすぎるシールゆらゆらで共振実験。「ゆらゆら、はいはい、ウイー」と声を出すたびに、ますます軍団は接近してくるので。押し倒されるのではと身構えなければならないほどでした。今回、このイベントにお誘いをいただいたのは、テントで出展していたガールスカウトの皆さまからのご推薦だそうです。仲良くしていてよかった!
見てくれたのは人間だけではありません。ふと気がつくと背後にTBSのキャラクターのブーナちゃん、そしてDr.ナダレンジャーの相棒の災害救助犬のサイボ君も小さなお客さまに交じって、液状化実験ボトル「エッキー」を体験。分かっていただけたでしょうか。冷たい小雨の中では、常にDr.ナダレンジャーの3D眼鏡の内側が水滴で曇るので、お客さまの表情が読み取れず、大苦戦。それでも最後まで、前日からの疲労でダウンすることなく持ちこたえられたので、16時30分の終了に合わせて、感謝の気持ちを込めて?塩ビ管ケーナによる恒例の蛍の光演奏で、勝手に店じまいさせていただきました。主催の皆さまとも仲良くなったので、来年も、お誘いただけるでしょうか。
2023年11月11日(土)、富山市にある大型ショッピング施設ファボーレ富山まで長距離日帰り往復ドライブの日です。10時30分入りを目指して、つくば市を早朝3時出発。まだ真っ暗でかなりの濃霧。その後は横風、土砂降りと、高齢アマチュアドライバーにとっては神経を使う過酷な往路ではありましたが、圏央道、関越道、上信越道、北陸道を経由して時間的にはかなりの余裕をもって会場到着。アマチュアドライバーとしては、もう一仕事、終わった感じです。
さて本番、この日のイベントは13時30分~15時、地元富山テレビの気象キャスター木地智美さんの参加無料のお天気教室。定員は20組40名。Dr.ナダレンジャーはその中で14時から30分間、サイエンスショーを受け持つというものです。持ちネタの中で気象風味のものといえば、「ナダレンジャー」と「タイリュウジャー」ですが、今回、すべての器材が積載されている自家用車のナダレンジャー号で出動したので、開場の13時から開演の13時30分までの間、早く到着したお客さま相手に、エッキー、ゆらゆら、皿回しなど地震ネタを含めて、一通りさらっと準備運動をさせていただきました。
本番の「タイリュウジャー」実験では、幸い、会場となったホールの近くに家庭用の冷蔵庫があったので冷凍室でペットボトルの水をガンガンに冷やして、上空の寒気を再現し、大気不安定による、巨大積乱雲の列を、わずか20㎜程度の対流圏を模した空気層に出現させることに大成功!富山県には立山カルデラ砂防博物館に毎年出動しているので、知り合いの皆さまも数名、見学してくれました。実は、木地さんともこの博物館でお会いしているのですが、皆さま「タイリュウジャー」実験は初めてでしたので、木地智美さんを含めて皆さま全員、目を輝かせてくれました。これで、長距離ドライブの疲労は雲散霧消。ただ、器材を後片付けしてすぐ15時30分、この日、最後の一仕事、ナダレンジャー号は帰路につきました。
2023年11月10日(金)、つくば市立手代木南小学校に出動。Dr.ナダレンジャーの家から最も近いところにある小学校です。会場の体育館は、選挙の時の投票所でもあるので、ホーム感ありあり、出動感なしなしです。小雨の中ですが、駐車場では緊張気味の役員のお母さまたちが、Dr.ナダレンジャーの到着を待っていてくれていました。
お弁当を用意していただいていたので、体育館での準備を終えると別室で早速、腹ごしらえ。肉々しいハンバーグがとても美味しゅうございましたが、Dr.ナダレンジャーにとっては懐かしい学校給食が・・・よかったかな。
さて、本番は13時15分~14時の45分間。3年生と4年生4クラス120名ほどと若干の保護者の皆さま。Dr.ナダレンジャーを見たことがあるというお子さまも多く、興奮するにつれて、最前列がどんどん前に来るので、押し戻すのが大変。でも、それだけ盛り上がってくれたので、よかった!今回もブロック倒しの下敷き体験は担任の先生にお願いしましたが、そこが盛り上がりのピークでした。
2023年11月8日(水)、霞ケ浦の近くにある上大津東小学校に出動。すぐ近くには6月24日に来たばかりの茨城県霞ケ浦環境科学センター(出動報告10)という科学館もあります。今回の出動は、学校保健安全委員会活動の一環として企画されたものです。いいお天気だったので、まずは学校周辺の安全確認から。
授業は、10時20分~11時50分、3年生と4年生4クラス約130名と見学希望の保護者約20名。先生の中には、ほかの学校で、ナダレンジャーを経験されている方もいらっしゃいましたが、20数年前にDr.ナダレンジャーの長女が中学校のとき、部活の指導をされていた先生もいらっしゃって、ちょっと驚きました。
ところで、上大津東小学校はずっと長い間、児童数100名くらいの田舎の小規模校だったのが、近くに住宅地ができて、急に400名を超える児童数になったそうです。それにともなって、数年後には近くにある菅谷小学校と一緒になり、新校舎もできることが決まっているとのこと。校名は「東」が取れて上大津小学校になるそうです。校長先生からお土産に地元のどら焼きをいただきました。いろんな種類があってとても美味しゅうございました。
2023年11月7日(火)、強めの雨の中、茨城県高萩市立高萩小学校に出動。高萩市は、今年の台風13号の豪雨で、床上浸水したり、濁流で土砂に埋まったりと、大変な被害がありましたが、幸い、学校は無事だったそうです。ただ、学校に上る急な坂道の上り口付近では、何やら工事中。
この日の授業は10時30分~12時、3年生2クラスと保護者合わせて100名弱の皆さまです。こちらの小学校は10年以上前から毎年お邪魔しています。したがって、上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいるご家庭のお母さまは何回もナダレンジャーを経験されているベテランです。ちなみに、3回目というお母さまは6名ほどいらっしゃいました。地元茨城新聞社の取材もありました。
(11月14日茨城新聞 実験通し災害学ぶ 科学教室 雪崩や液状化再現 茨城・高萩小 WEB・紙面)
出動帰り、学校から下る坂道の工事中のところをよく見ると、土嚢が積まれていました。教頭先生によると、この辺りは濁流で流された土砂が堆積し、通行止めになったそうです。この工事は被害の復旧工事なのでしょう。
2023年11月6日(月)15時~16時、茨城県石岡市立吉生小学校児童クラブ26名。いつも、児童クラブでは暴れん坊が多いと言っておりますが、こちらは大変に行儀のいい、おっとりとした子ばかり。出動が重なって、ちょっと疲れていたので、正直、助かりました。ありがとう!
11月はほぼ毎日出動。心は元気いっぱいですが、体は重くだるい。そんなとき、一番のお薬は、出動した学校の子どもたちから頂く感想文。この日、自宅に帰ると、10月に出動した栃木県大田原市立須賀川小学校の皆さんからの感想文が届いていました。目を通す前から、元気もりもり、明日も頑張るぞ!
2023年11月5日(日)8時5分~11時30分まで、茨城県日立市立久慈中学校で第33回久慈学区自主防災訓練。8時5分の防災行政無線で避難指示が入り、訓練開始。久慈中学校に避難して、消火器訓練、心肺蘇生訓練などを実施して、その最後にあるのが防災講座「Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験ショー」出番は10時~10時45分です。観客はご参加の地域住民の皆さまと久慈中学校の部活の生徒さん。
一昨日、日立市大沼地区防災訓練にも出動しましたが、こちらの地区の防災訓練に出動するのは初めてです。わずか45分間でしたが、この時期にしては気温が高く、かなりいい汗をかかせていただきました。お土産に非常食もいただきました。ちなみに11月はこのほかにも25日(土)日立市の中小路地区の防災訓練にも出動予定です。
日立からの帰路、ひたちなか市付近でお昼に差し掛かったので、ちょっと気になっていた洋食屋さんに立ち寄りました。「ヤンキーピラフ」と手書きの看板が出ているお店です。時々、通りがかるのですが、こわい人がやっているのかなと思いつつ入口を覗いてみたところ、過去にテレビ放送された番組がいっぱい!有名なところのようですが、11時30分、まだ、お客さんも少なそうなので、ヤンキーピラフをいただこうとドアを開けたら、テレビ取材のカメラが待っていました!写真は食レポ中の素のDr.ナダレンジャー。放送されるかは不明。
2023年11月3日(金・祝)日立市立大沼小学校で開催の地区の防災訓練に4年ぶりにお呼ばれです。朝、学校に車で入ろうとすると、学校のグランドに避難する住民の皆さまが地区ごとに、集まっている最中でした。心肺蘇生訓練や、煙体験などもあり、体育館内では非常食や、ダンボールパーテーション、簡易トイレなどの展示もあります。
さて、Dr.ナダレンジャーのお仕事はというと、小学5、6年生相手に9時30分~10時10分、1、2、3、4年生相手に10時50分~11時30分の2回のサイエンスショー。5、6年生は4年前に1、2年生としてDr.ナダレンジャーを経験している皆さまです。ほかにも何年も前にここで同じ体験をしたという17歳女子高校生も覗きに来ていました。大きくなったね!
とにかく子供たちの興奮が並ではなく、僅か40分ほどのサイエンスショーでは物足りないようで、時間の関係で省略した液状化ボトル「エッキー」を帰り際に見つけた児童に説明しようとしたら、あっという間に大勢に取り囲まれてしまいました。今回、ブロック倒しは興奮しすぎの子供たちにやらせると授業崩壊しそうだったので、「自分の担任の先生に、下敷きになってもらいたい人」と言ったら、さらにヒートアップして、子どもたちの興奮は大爆発でした!
2023年11月2日(木)9時40分~11時40分、全校児童とその保護者合計80名の皆さまがお客さまです。今年度いっぱいで統廃合されて、高浜小学校は約150年の歴史を閉じるそうです。それもあって、お楽しみ会を兼ねた企画とのこと。学校名も校章も校歌もなくなるのでしょう。Dr.ナダレンジャーは卒業生ではありませんが、ちょっと、さみしい気持ちになります。
PTA役員の中で、イラストがお得意なお母さまなのでしょう、ホワイトボードにDr.ナダレンジャーのイラストを描いていただきました。女性の校長先生は10年ほど前に、つくば市内の小学校でDr.ナダレンジャーを経験済みだそうで、校長先生が「ナダレンジャーさんは全然変わらないですね」とおっしゃられたので、負けずに「先生も、全然変わっていないですよ」と言ったら、「覚えてないでしょ!」と。ばれてしまいました。
最後の閉会のあいさつに続き、塩ビ管ケーナで蛍の光を演奏して、お別れさせていただきました。帰りに、お花とお弁当までいただきました。お花は美しく、お弁当も美しくそして美味しゅうございました。別の学校へ行っても、みんな元気で大きくなってね。暖かくて、とてもいいお天気でした。
(高浜小学校トピックス 高浜小フェスティバル)
2023年10月31日(火)、昨年に続き、笠間市立友部第二小学校に出動。13時30分~14時30分、3年生3クラス93名と保護者、合計200名弱。この日は、小学校入学後初めての親子給食と、それに続くDr.ナダレンジャーのサイエンスショーということで、ご担当の先生によると、朝から、子どもたちはかなりのハイテンションで、午前中の授業は大変だったそうです。ご満足いただけたでしょうか。
(友部第二小学校 生活のようす 3年生親子体験学習を行いました)
ところで、学校のすぐ近くに旧日本軍の記念館があります。昨年の出動時から、気になっていたので、学校に到着する前に、ちょっと立ち寄ってみました。筑波海軍航空隊記念館という名称。写真の建物には旧筑波海軍航空隊司令部庁舎と書いてあります。いま、ウクライナやイスラエル、パレスチナで起きていることが、Dr.ナダレンジャーの生まれるほんの10年ほど前には日本でも現実だったんだと感じます。
ただ火曜日は休館日で、残念ながら記念館には入れませんでしたが、旧庁舎の前には号令台という名称の台がありました。ほかにも、多数、見学ポイントがあります。来年、また、友部第二小学校からご依頼があって、その日が火曜日以外であれば、是非、記念館内を見学しようと思います。
2023年10月30日(月)、つくば市立学園の森義務教育学校3年生7クラス253名と100数十名の保護者の皆さまを相手に、1組~4組が10時35分~11時20分、5組~7組が11時30分~12時15分の2回に分けての公演です。写真は体育館に器材搬入中のDr.ナダレンジャー。役員のお母さまたちよりも、若干、早く到着したので、不審者と思われないか不安。
この日の出動はDr.ナダレンジャーが拠点としているつくば市内の小学校なので、半数以上のお子さまは、Dr.ナダレンジャーを見るのは初めてではないようです。このため、最初から興奮している子が多く、興奮しすぎて授業崩壊しないようにギリギリ状態でバランスをとるのが大変。保護者の皆さまにとっても、ご自分のお子さまがこれほど興奮するのを見るのは初めてでは?
時間の制約があって、残念ながら今回お見せできたネタは地震による建物の揺れ「ゆらゆら」だけでした。その最後に行うブロック倒しの下敷き体験者は、1回目は、この日がお誕生日の男子とその担任の先生。2回目は3クラスの各担任の先生3名と校長先生。子どもたちは、なぜか先生が下敷きになるのにも大興奮でした。
2023年10月27日(金)13時45分~15時15分、水戸市立酒門小学校4年生4クラス100名以上の皆さまの予定でした。が、なんとインフルエンザのため4年生の1クラスが学級閉鎖。1クラス減、3クラス100名弱です。以前、インフルエンザ蔓延中の学校に出動して、発熱した経験のあるナダレンジャーは恐る恐る。
会場の体育館のホワイトボードには、「ようこそ、酒門小学校へ!」と書かれていて、ご担当のS先生によると子どもたちはかなり楽しみにしているそうです。小学校4年生の社会科で自然災害について学ぶのに合わせて、今回のご依頼です。
子どもたちが体育館の床に横たわっているのは、インフルエンザで高熱が出たからではありません。長く伸びた棒の先で、ピー君が長周期振動によって、共振するのをじっくりと観察するためです。ご担当のS先生はDr.ナダレンジャー初体験とのことでしたが、子どもたちと同じくらい喜んでいただけたようです。お家に帰ったらすぐに手洗い、うがいをするぞ!発熱しないことを願うばかりです。
2023年10月25日(水)、ベルマーク教育助成財団による僻地校理科実験教室の講師として、栃木県大田原市立須賀川小学校に出動。12時45分那須塩原駅東から大田原市営バス雲巌寺線雲巌寺前行に乗車し、須賀川小学校前下車したところが学校です。48分200円。乗客はDr.ナダレンジャー、助手ナダレンコ、そしてベルマーク財団広報のS崎さんの3名だけ。地元ではほとんど自家用車が利用されていて、校長先生のお話によると、ご自身がこちらの学校に勤務されて以降、現在まで須賀川小学校前のバス停で人が下車したところを一度も見ていらっしゃらないそうです!
★ベルマーク教育助成財団 応援ありがとう へき地学校 ソフト支援 栃木・大田原市立須賀川小でDr.ナダレンジャーとナダレンコの理科実験教室
★ベルマーク新聞12月号
さて、理科教室本番は13時50分~15時30分の100分間、多目的ホール、全校児童34名、先生を合わせて46名の皆さまがお相手です。ところで、校舎は崖と川に挟まれており、ハザードマップ上で安全なところはグランドの一部のみというところ。それもあって、防災意識を高めることを目的の教室をご希望です。ということで、いつもの雪に見立てた白い発泡スチロール粒子の雪崩シミュレータ「ナダレンジャー」は茶色の粒子を使った「土砂崩れンジャー」にイメージチェンジ。通常はお見せすることのない直径750㎜の超大型マイナス1号でその迫力を体感していただきました。ちなみに写真は直径500㎜の0号です。
(栃木県大田原市立須賀川小学校 学校ブログ)
ところで、バスの終点の雲巌寺というのは須賀川小学校から車で2,3分のところにあり、900年近い歴史があり、松尾芭蕉も奥の細道紀行で立ち寄ったところということで、教室終了後、教頭先生がお車で、ご案内してくれました。おかげで子どもたちと同じくらいハイになったDr.ナダレンジャーのテンションは厳かな状態へともどっていきました。16時20分、この日の最終の雲巌寺発那須塩原駅行のバスに貸し切り状態で乗車しました。もちろん、次のバス停の須賀川小学校前でも乗車する人はいらっしゃいませんでしたが、途中の黒羽高等学校前で、下校の高校生が大勢乗車し、こちらは普通の通学風景となりました。
本番は翌22日(日)10時~11時30分と13時30分~15時の2回です。前日、前々日の荒れた天気が嘘のように穏やかにひんやりと澄み切った青空、お客さまはそれぞれご予約いただいている主に親子連れの数十名。会場はこじんまりとしているものの、スクリーンを上げると柴山潟越しに白山が望める映像ホール。かつて、一緒に白山に現れる雪形「猿たばこ」を調査した元館長の神田さんも来てくれました。
(中谷宇吉郎雪の科学館友の会会報六花第60号2023年12月に掲載)
中谷宇吉郎は1900年生まれ。2000年に、ちょうど生誕100年を記念して加賀市片山津温泉で開催された雪氷学会研究講演会では宇吉郎の生家近くにある記念碑のそばで、Dr.ナダレンジャーが大道サイエンスショーをしたこともありました。ところで1900年は、Dr.ナダレンジャーの対流実験でご存じかもしれませんが、ベナールが有名な対流の実験を発表した年でもあります。ということで、写真のように、柴山潟と白山を背景に、先人をしのんで、Dr.ナダレンジャー開発の対流実験タイリュウジャーを紹介させていただきました。
(中谷宇吉郎雪の科学館Facebook開催報告)
2回のステージの合間にあるお昼は、駅弁たかのの「加賀彩々」をいただきました。美味しゅうございました。次に雪の科学館に出動するのはまた20年後くらいでしょうか。変装をしていると、年齢がばれないところがありがたい。
2023年10月18日(水)、11日ぶりの出動です。大道芸的Dr.ナダレンジャー教室にとって、こんなにも間が空くと、すぐに喉が枯れ、声がかすれ、活舌は悪く、ストーリー展開を忘れ、足はもつれ、調子に乗れないものですが、今回は、児童数15名と少人数なのが救いです。ただ問題なのは、放課後児童クラブの猛者たちが相手という点です。茨城県石岡市立北小学校児童クラブの皆さま15時15分~16時15分の1時間です。
もちろん、児童クラブでは珍しいことではありませんが、無法者たちを躾けるのに大苦戦。ただ、終わりころには多少は落ち着いてくれました。子どもたちが寝そべっているのは、行儀が悪いからではありません。天井まで長く伸ばした棒の先で助手のピー君がゆらゆら長周期で振動する様子を観察するためです。Dr.ナダレンジャーが指示しました。会場の体育館温度はまだ汗ばむ25℃でした。
ところで、石岡市立北小学校は昨年も来ているので、1年生以外はDr.ナダレンジャーを知っている子たちでした。最後に「また来年」といってお別れしましたが、児童クラブ運営スタッフの方によると今年度いっぱいで隣の府中小学校との統合のためなくなるとのこと。写真の校章もなくなるのでしょうか。ちょっと、寂しくなりました。みんな元気でね。
2023年10月7日(土)、茨城県土浦市にある霞ケ浦文化体育会館で開催の第18回土浦市環境展に出動。その前日6日(金)は、西高東低の冬型気圧配置で、冬の到来を感じさせる強烈な冷たい空っ風の中、実験器材を搬入。この会場へは昨年に続き2回目の出動なので、開催当日の大混雑の中での搬入を予想しての先手です。
そして、本番当日は、風もおさまり、すがすがしい秋晴れで予想通りの大混雑。12時前に、ゆったり会場入りして、まずは腹ごしらえです。鶏のから揚げ、白身魚のフライ、竹輪のいそべ揚げなど揚げ物満載ののり弁当。お腹一杯、準備万端、13時~14時本番です。
ステージ前には、100名近くのお客さま。開始前から最前列に腰かけていらっしゃったお母さまと二人の小さなお子さまは6月に開催された霞ケ浦環境科学センターでのDr.ナダレンジャーのイベントにもご参加されていたそうです。もしかして、追っかけさんですか?またどこかでお会いできたらうれしいな。
2023年10月3日(火)14時40分~15時10分、北海道江別市にある酪農学園大学に出動。JR新さっぽろ駅バスターミナルから13時30分発の夕鉄バスに乗車、230円、15分で到着。6月に続き2回目の出動です。
酪農学園大学構内のバス停で降車すると北海道らしい白樺の並木でした。青空が透き通り、今年の暑すぎた北海道の夏も終わって、ちょっと肌寒い!すっかり秋です。
学生さんは約20名。会場のB4号館入口にはお出迎えの皆さま4頭。大学生といえども、最初は皿回し体験から始めるのがDr.ナダレンジャーの講義の流儀。ちょっと慣れていただいて、スタートです。今回、小学生の時にDr.ナダレンジャーに会ったことがあるという女子学生さんがいました。北海道の小学校に出動することはまれなので、どこの小学校かなと思ったら、なんと茨城県牛久市の小学校でした。教員を目指している2年生でした。大きくなったね!
10月は水の科学館と雪の科学館に出動します。水は東京都水の科学館2023年10月1日(日)、7月に続き今年2回目。ちなみに、雪は石川県加賀市の中谷宇吉郎雪の科学館、10月22日(日)です。
ステージは11時~と13時30分~の2回です。各回とも親子100名近くのお客さま。大人の皆さまの食いつきが、お子さま以上で、うれしいです。Dr.ナダレンジャーの対象は乳幼児から専門家まで、守備範囲の広さが売りなので。
お昼は7月のときと同じく信州名物山賊焼き弁当。肉厚で、あごの筋肉が鍛えられます。この日はかなり湿度が高く、帰路、蒸し暑いと思っていたら、Dr.ナダレンジャーの棲家のつくば市に着くころ土砂降りの雨。そして、急に肌寒くなりました。次は雪の科学館だ!
2023年9月28日(水)茨城県庁の近くにある水戸市立笠原小学校に出動。10時~11時30分、3年生150名と保護者がお客さま。1時間前に到着し、早々と準備も終えたので、緊張気味ではあるものの、やや手持無沙汰にしていらっしゃる役員のお母さま相手にミニサイエンスショー。
恐らく、ふつうのお母さま方にとってはこんなのは初めてのお仕事。そんな皆さまの緊張を和らげるのも、Dr.ナダレンジャーの得意技の一つ。変装はしていませんが、液状化実験「エッキー」をお見せしたら、悲鳴に近い「キャー」。とてもいい反応です。最後は皆さま初体験の皿回しで、今日最初の達成感を味わっていただきました。
本番前の一仕事は楽しい。などと、いい気になって油断していたら、開始30分も前に子どもたちが体育館に入場開始。変装前だったので、少し待っていただいて、あわててDr.ナダレンジャーに変身、約300名の皆さま相手に、無事、90分間の教室を終えることができました。9月下旬にも関わらず、とても蒸し暑い日でしたが、気分はすっきり、さわやかでした。
2023年9月23日(土)、24日(日)新潟県長岡市にあるハイブ長岡で開催されるみんなの防災フェア2023に出演のため、23日朝6時30分、雨のつくばを車で出発。急に涼しくなりました。前日の天気予報では新潟方面は秋晴れのはずでしたが、23日はすっきりしない空模様。時々、小雨がぽつぽつでしたが、24日は絵にかいたような秋晴れでした。
会場のハイブ長岡は屋外と屋内に展示ブース・ステージがあり、Dr.ナダレンジャーは23日は12時30分~と15時10分~、24日は11時55分~と13時55分~の各30分間4回屋内ステージに登場。お客さまのほとんどは小さなお子さまとその保護者という感じです。大きな会場は派手な方がいいので、出し物はブロック倒しを中心にしました。下敷き体験は家族単位とし、体験希望家族の代表1名によるナダレンジャーとのじゃんけん勝負。代表者はお子さまではなく父親ということにしましたが、家族の一体感で、意外に盛り上がりました。
ステージの間に控室でお弁当をいただき、おやつもいただき、水分も十分に補給し、ゆっくりお昼寝を済ますことができました。外は涼しいのですが、ステージが終わると汗びっしょり。水分はとっているのですが、逆に塩分が欲しくなります。夕食は、吸い込まれるように、会場近くの生姜醤油ラーメン半炒飯990円のお店に直行。体が醤油ラーメンを求めているのでしょう。美味しゅうございましたが、大盛を頼んだのでのどが渇きました。
2023年9月21日(木)10時30分~11時45分、茨城県ひたちなか市立高野小学校5年生4クラス120名とその保護者の皆さまの親子ふれあい学習です。小学校5、6年生くらいになると、低学年の前ではちょっと大人ぶって、素直ではなくなります。すぐ横に自分の親がいても、やはり同じです。Dr.ナダレンジャーにとって、高学年の素顔を引き出す一番いい状況は、同じ学年だけで横に親がいない状態です。ということで、親子ふれあいにもかかわらず、子どもたちは子供たちだけで前、親は親だけで、お子さまたちを取り囲むいつものスタイルにしていただきました。
とはいっても、親子ふれあい授業なので、最後にちょっとだけメンタルで触れ合っていただきました。通常は、最後のブロック倒しでは、下敷きになりたいお子さまを募って、Dr.ナダレンジャーとのじゃんけん勝負に勝ち残った人か、お誕生月かで決めることが多いのですが、ほぼ、全員下敷き希望者で大混乱になることもあります。そこで、今回は、自分のお子さまを下敷きにさせたい保護者を募り、大人の皆さまとDr.ナダレンジャーのじゃんけんぽんの勝負とさせていただきました。子どもたちの無言のプレッシャーかもしれませんが、ほぼ大人全員が参加して、異様な盛り上がりになりました。ちょっとだけ、触れ合えたかもしれません。写真は、最後に勝ち残った大人4名によるじゃんけん最終決戦。実際に、下敷きになったのは、最終勝ち残りのお母さまのお子さんと、そのお子さんの誕生月とおなじ4月生まれのお子さま5名でした。
校長先生と、役員のお母さまの中の1名はDr.ナダレンジャーをご存じで、このお母さまはDr.ナダレンジャーを見るのが今回で3回目だそうで、1回目の時のお子さまは20歳で、今のところ4回目のご予定はないそうです。授業が終わって、学校を出たところで、お腹がすいたので、食堂に入りました。そこは、ちょうど1か月前に、近くにある佐野図書館に出動した際に、ご担当者に勧められていった食堂です。ただし、そのときは、残念ながら1時間くらい待たなければならないということで、あきらめたところです。今回は、入口に準備中と書かれていたにもかかわらず、幸運にもお店に入ることができ、ボリューム満点の焼肉定食730円をいただくことができました。お腹一杯、美味しゅうございました。この食堂、名前は「じゃんけんぽん」でした。
2023年9月17日(日)15時~16時30分、東京都港区立みなと科学館に出動。気象庁・港区立教育センター合同庁舎内にあり、気象庁・気象科学館と同居しています。今回、お声をかけていただいたご担当者は、以前、新潟の科学館でもお世話になっており、Dr.ナダレンジャーにとってはわがままを聞いていただけるありがたい方です。
会場は、科学館1階の実験室。大人相手ですが、講義ではなく、あえて、大人のためのサイエンスショーとさせていただきました。お集まりいただいたのは11名の皆さまで、どんな人生を歩んできたのか一人ひとり探ってみたくなるような個性的な皆さまでした。写真はDr.ナダレンジャーの対流実験「タイリュウジャー」。
ところで、みなと科学館の最寄り駅は東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅。降り立って初めて認識しましたが、駅の上は今秋10月6日に開業予定の虎ノ門ヒルズステーションタワーではないか!天高くそびえるビルの窓には、タイリュウジャーの中に現れるような雲が青空のもと、きれいに映し出されていました。
地中海で発生する台風やハリケーンの仲間のメディケーンという熱帯低気圧による洪水で、北アフリカのリビアで1万人規模の死者が出ていますが、今回の出動は先週の台風13号による水害で市役所が水につかり停電になった茨城県日立市にある諏訪小学校です。2023年9月15日(金)10時25分~12時、お客さまは3年生2クラス43名とその保護者です。会場は、通常、体育館ですが、9月になっても30℃以上が続くため、今回は空調のある教室。写真は3年生の2クラスの仕切りを広げた会場で準備中の変身前のDr.ナダレンジャーと役員のお母さま2名。仕切り付近で、お兄ちゃんかお姉ちゃんの授業を見ている小さい子がかわいすぎます。
本番のスタイルは子どもたちが床すわりでDr.ナダレンジャーを取り囲み、その外側に保護者の皆さま。諏訪小学校にはもう何年も前から毎年出動しているので、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる家庭のお母さまは、Dr.ナダレンジャーには何度も会っているはずなので、質問してみました。その結果は、2回目という人が4、5名。3回目という人が3、4名。ちなみに、役員のお母さまの1名は3回目で、年下の兄弟がまだ2名いるので、4回目と5回目も確実だそうです。諏訪小学校に少子化はなさそうです。ちなみに、この辺りでは台風13号の被害はなかったそうです。
Dr.ナダレンジャーは本当は自然災害のメカニズムを研究する科学者なので、自然災害実験教室が終了後は災害があったところはチェックしなければなりません。9月8日の台風13号による雨で被害を受けた、日立市役所周辺を調査。市役所の西側を流れる川が合流し、地下排水路に流れ込むあたりのフェンスが被害の跡を物語っていました。ここであふれた水が、免震構造になっていて、地域の防災拠点としても2017年から利用されている市役所に流れ込みました。東日本大震災を教訓に建てられた市役所にとっては、想定外の変化球だったかもしれませんが、自然災害は常に想定外ということかもしれません。
2023年9月10日(月)、夏休みが終わって最初の小学校出動です。茨城県石岡市立恋瀬小学校の放課後児童クラブの1年生から6年生まで約50名がお客さま。15時~16時ですが、9月になってもとんでもない蒸し暑さ、会場の体育館には巨大送風機2台。この音が大きすぎて、子どもたちの集中力をつなぎとめるには、暑さと送風機と子どもたちの声に負けないDr.ナダレンジャーの気合が不可欠。
正規の授業時間と違い、授業時間外の児童クラブの場合は、秩序を作るのがDr.ナダレンジャーにとっての最初のお仕事です。暑さにも、騒音にも、雑音にも負けてはいけません。子どもたちの心が整って、落ち着きとともに、爆発的な興奮を作りだせるようになった時には、もうお別れの時間ということも珍しくありません。紆余曲折、なんだかんだで、最後の長い棒の上でピー君がゆらゆらするころには、理想の状態になりました。その代わり、Dr.ナダレンジャーは体中があふれる涙で、全身ずぶぬれとなりました。ちなみに、Dr.ナダレンジャーは特異体質なので、暑いとき出るのは涙です!
さて、児童クラブに出動する場合、会場到着が早すぎても、待っているところがないのが普通です。今回は開始30分前入りの予定でしたが30分ほど、早く着いたので、学校の近くにあった善光寺楼門という、怪しまれずに時間調整するにはうってつけの静かそうなところがあったので、そこで休憩。ただ、そこは国指定重要文化財でした。現実の時間だけでなく、歴史の時間を感じつつ心も整えて、猛獣たちが待ち受ける児童クラブへ出陣です。
台風13号の影響で千葉県、茨城県、福島県などで線状降水帯が発生し、激しい雨に見舞われた翌2023年9月9日(土)、まだ若干の雨の降る中、東京都板橋区にある板橋区立教育科学館に出動。こちらの科学館では9月2日から9日まで、震災の記録と記憶展が開催中でしたが、今回のご依頼は科学館からではなく、科学読物研究会さまからでその9月例会に登場。その会場が、こちらの科学館2階研修室。10時~12時がお仕事時間です。
最寄り駅は東武東上線上板橋駅。開場の板橋区立教育科学館までは徒歩で5分ほど。大人20名とお子さま6名が本日のお客さまです。お子さまは床すわりで前の方に座っていただくのが盛り上げるには最適。床カーペットの上で、お子さまはかなりリラックスムード。それを取り囲む後ろの大人の皆さまも、リラックスしていて大人なのにお子さまのようなリアクションで、とてもいじりやすい皆さまでした。今回は、紙のゆらゆらの工作付きで、お子さまもお子さまみたいな大人の皆さまも全員、工作体験をしていただきました。ご帰宅されても声を出して「ゆらゆら ハイハイ ウイー」をやってくれているでしょうか。
(子どもと科学のよみもの11月号)
いい汗をかかせていただいたので、お昼は上板橋駅近くのレストランでステーキをいただきました。美味しゅうございました。
雪氷楽会後の、2023年9月4日(月)、5日(火)の2日間、福島県郡山市の大学で開催された日本雪氷学会と雪工学会による雪氷研究大会本番に参加しました。Dr.ナダレンジャーにとって、学会発表は専門家向けのサイエンスショーです。通常、学会発表には口頭発表とポスター発表がありますが、口頭発表はステージショー、ポスター発表は大道芸と考えております。このうちポスター発表はパネルに研究ポスターをはり付け、そのポスターの前で一度に2、3人くらいを相手に何回か議論するのが普通のスタイルです。今回、4日はポスターの前に立たなければならないコアタイムは設定されておりませんが、パネルだけは用意されていたので、ポスターなしでポスター発表ができるか、試してみました。たまに前を通りかかる人を捕まえては約2時間ほど。トークだけのポスター発表です。結果、5ラウンド10名以上の皆さまにご説明をすることができました。ポスターがなくても、ポスター発表は可能、その気になれば全盲の方にも伝えられそうです。
5日10時~12時が、ポスター発表本番。今回ポスター発表した研究は次の3件、「冷やして作るベナール・セル-Dr.ナダレンジャーの対流実験-」、「車のフロントガラスにできる線状の霜って,宇宙線!?-Dr.ナダレンジャーの自由研究-」、「Dr.ナダレンジャーによる氷紋の波長についての観察と考察-つくば市松代公園にて-」。いかがですか?タイトルだけで、どれも魅力的で聞きたくなりませんか?ただ、3件全部、コアタイムが同じで、発表者は私だけだったので、すべてを一か所のパネルにまとめました。といっても、パネルはスカスカ、空いているところにはDr.ナダレンジャーの抜け殻とネタのスカーフで飾り付け。隙間が多い分、逆に周りのポスターと違い過ぎて目立ちまくりかもしれません。
Dr.ナダレンジャーは、大道芸に近いポスター発表が大好きです。それは、スタイルがかなり自由だからでもあります。ただ、すぐ隣にも、発表者がいるので、幅1m足らずのパネルの前に10名以上お客さまを集めてご迷惑をかけてはいけません。ちょっとだけ離れたところで店開き。デモンストレーションができる空間があるのはうれしい。最大で一度に20名以上も集めてしまいました。4年ぶり対面ポスターでもあり、ちょっと頑張りすぎたかもしれません。うっとうしく感じられた方がいらしたら、この場を借りて、お詫び申し上げます。
2023年9月3日(日)郡山駅そばのゆらゆらスポンジのような高層ビルの22階にある郡山市ふれあい科学館の入口展望フロア―に出没。今年度は福島県郡山市で開催される日本雪氷学会と雪工学会による雪氷研究大会の先陣を切って開催される一般向け楽術イベント「雪氷楽会」です。もう20年以上の歴史を重ねていますが、コロナ禍のため4年ぶりの開催。雪崩シミュレータ―「ナダレンジャー0号」の中を下る発泡スチロール雪崩が展望階の窓の外の青空に映える。ここで無料ゾーンのお客さまを有料ゾーンにご案内。
(福島テレビNEWS 実験!雪と氷を学ぶイベント 研究者を目指すきっかけに)
今回の使命は、科学館の20階の研修室で学会員が出展している10個の実験ブースに誘導すること。本当は、Dr.ナダレンジャーも研修室出展の予定でしたが、天井が低く、Dr.ナダレンジャーが暴れるにはかなり手狭だったのと、科学館の皆さまが、不審者キャラの頼みを快くお許しくださったので、勝手に、自分のお仕事を決めました。でも、高層ビルの高層階で、長周期地震によるブロックのゆらゆら実験は、自然災害科学実験としてはピッタリでは。科学館の受付のスタッフの皆さまも、あたたかく楽しそうに見ていてくれて、助かりました。
10時~15時まで、お客さまが20名ほど集まるたびに、随時実施。結局、1回15分間くらいのサイエンスショーを10ラウンドくらい。かなり、お忙しいイベントでしたが、しっかりお弁当もいただけましたし、この夏、富山県立山カルデラ砂防博物館に学芸員実習に来ていて知り合いになり、お手伝いボランティアに参加してくれた女子学生さんに、最後の塩ビ管ケーナによる蛍の光演奏のアナウンス芸もお願いできました。また、茨城県つくば市で小学生の時にDr.ナダレンジャーに弟子入りしていた女子が、福島県で立派な社会人となって、地元の銘菓「ままどおる」を差し入れてくれました。突如、現れ、感激でした。「大人になったね」。
2023年8月27日(日)10時30分~11時30分、茨城県小美玉市の小川文化センターに出動です。時折、強いにわか雨が降ったり、晴れ間が出たりと変化の激しいお天気です。会場に向かう車前方のアスファルト路面には、車で追いかけてもどこまでも逃げる虹が出現。路面にたたきつける雨滴による路面付近の水しぶきによるものでしょう。逃げ水ならぬ逃げ虹!
会場の小川文化センターアピオスに出動するのは初めてです。小美玉市生涯学習課からのご依頼です。お客さまは23組のご家族、約70名。10時の開場から公演の開始までの間の約30分間は市内の読み聞かせサークルの10数名の皆さまが会場に用意されているご本でご活躍。Dr.ナダレンジャーはというと、入口でサイボ君と不審者と豪雨の警戒任務。とにかく湿度が高い!
この日の前日、Dr.ナダレンジャーの秘密基地のあるつくば市は、4年ぶりにつくば市中心部で開催のまつりつくばという夏祭り初日で、大賑わい。Dr.ナダレンジャーも素にもどって、大好きな大道芸フェスティバル見物。大勢のパフォーマーの皆さんの中でもお気に入りは加納真実の「加納の時間」。不思議な世界観にいつも引き込まれます。ところで、Dr.ナダレンジャーの世界観は今回参加したちびっこにもご理解いただけたでしょうか?
2023年8月24日(木)千葉市科学館に出動です。今回は、共振現象「ゆらゆら」だけに特化した工作教室です。予約申し込みのあった数家族10数名様を相手に10時30分~11時30分と14時30分~15時30分の2ラウンド。一人一人に声を掛けられる落ち着いた雰囲気の教室でした。昨年も同館の入るビルの1階エントランスホールのオープンスペースでサイエンスショーを行いましたが、その時、Dr.ナダレンジャーファンになったらしき小学1年生の少年が、ナダレンジャーの本を持参して、サインをしてほしいとのこと。喜んで、サインをさせていただきました。大きくなったね。
(写真提供:千葉市科学館)
工作をしたのは紙のゆらゆらで、単純な輪の形とハート形の2種類です。教室の最後には、サイエンスショーでは必ず実施する発泡スチロールのブロック倒しも行いました。ただし、小さな実験室で、天井も低いので、通常の二分の一サイズの発泡スチロールブロックで、高さも2mほどしかありませんでしたが、それしかご存じないDr.ナダレンジャー初心者の皆さまは大興奮。Dr.ナダレンジャー体験2回目のファンの少年も、前回はブロックの下敷きになれなかったとのことで、今回は晴れて下敷きになれ、一番興奮していました。
一回目と二回目の教室の間の休憩中に、空調のよく利いた控室でお弁当をいただいたのですが、気持ち良すぎて1時間以上爆睡してしまいました。連日の熱帯夜で続寝不足気味でしたので、助かりました。千葉市科学館では7月15日から8月27日まで、「スタンバイ防災!」という夏の特別展が開催されいて、Dr.ナダレンジャーの液状化実験ボトル「エッキー」も展示されています。目覚めたばかりのDr.ナダレンジャーでしたが、今回のイベントのご担当者が、この特別展をご案内してくれました。ただ、ほとんど、頭は眠っていて、失礼したかもしれません。
2023年8月20日(日)10時~11時30分、茨城県ひたちなか市立佐野図書館に出動。この日はひたちなか市のお祭りということで、近くにあるJR常磐線勝田駅周辺は車で大混雑。Dr.ナダレンジャーの出動先が図書館というのは珍しくはありません。受付にはDr.ナダレンジャーの数少ない著書「Dr.ナダレンジャーの防災実験教室(子どもの未来社2021)」が展示。
このイベントは、ご担当者様によると、コロナ禍以降で最初の対面イベントということで、あまり密にならないような配置です。特別な制限はありませんが、このところひたちなか市内ではコロナ感染が増加傾向だとか。予約者の中にも欠席者が出ているそうです。油断してはいけません。
お客さまは小学生以下のお子さまとその保護者合計約30名。お子さまは座布団で床すわり、保護者はお子さまの後ろで椅子。このようなイベントでは保護者の皆さまがご熱心で、実験をお見せするたびにお子さま以上のリアクション。
2023年8月19日(土)栃木県宇都宮市のヴィラ・デ・マリアージュという結婚式場で開催の子育てファミリー向けの参加無料イベント「クルールフェスin宇都宮」に出動。噴水のそばにある建物が本日の仕事場。サイボ君とお仕事前の厳重警戒態勢。不審者はいないか、きょろきょろと。キッチンカーも出ていてちょっとしたお祭り状態。
いつものことですが、出番前に肩慣らしは必須。日陰でショートショートの大道サイエンスショー。こんな時には液状化実験ボトル「エッキー」が最適。仕上がりはいい感じですが、外は暑すぎます。宇都宮は今日も猛暑日。
Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室は10時30分~11時と13時30分~14時の2回。いい汗をかかせていただきました。チラシで見つけてくれたのでしょうか、しばらく連絡が途絶えていた知り合いの女性が、今回、10数年ぶりに、お子さま3人を連れて見に来てくれました。宇都宮在住ということで、うれしい再会となりました。イベント中は気がつきませんでしたが、そのお子さまも、長周期振動で崩れ落ちるブロックの下敷き体験をされています。
2023年8月17日(木)10時~11時30分、茨城県那珂市教育委員会様のご依頼で、なかっこ・キッズクラブの小学校3、4年生34名を相手の教室です。会場は当初、中央公民館の講座室の予定でしたが、空調設備不具合のため、総合センターらぽーるの多目的ホールに変更。人数に比べて巨大すぎる空間ですが、暑いときは広い方が気分的にいい!とはいえちょっと大きすぎますね。ステージの上だけでもいいかもしれません。
会場の準備ができたので控室に移動。控室も立派。開始までの時間は相棒の災害救助犬サイボ君とネタ合わせに真剣に取り組みます。今日は「待て!」と「よし!」を中心に盛り上げることで意見が一致。最初から受付で、お客さまを、お出迎えすることに。
ただ、やはり空間のスカスカ感は否めない!こういうときは自分自身の集中力を途切れさせないのが重要ポイント。会場の隅からどんな雑音が聞こえてきても、ひたすらスルー。ぜひ、夏休み中に液状化実験ボトル「エッキー」と共振「ゆらゆら」の工作をしてみましょう。
台風7号が接近中の2023年8月13日(日)10時~12時、東京都足立区生涯学習センターに出動。北千住駅から千住宿、宿場町通りをてくてくぶらぶら。
商店街の中に、何やら由緒のある建物が所々にあります。
道の突き当りに荒川の高い土手が見えます。電柱には想定浸水深7.0mと書かれています。
徒歩約20分弱で、今日の仕事場の足立区生涯学習センター学びピア21に到着。
入口には深さ数cmのとても浅いプール。早速、浅水波を起こしてミニチュア津波実験。いつまでも遊んでいられます。
玄関口で、本日のDr.ナダレンジャーの科学実験ショーのポスターとご対面。
控室には冷たいお飲み物がご用意されていて、今日のような蒸し暑い日にはありがたい。
身支度を整えて、出番を待つ。今日はかつらの乗りがいいので、気分良く登場できそう!
お客さまはご予約の40組の親子約100名の皆さまです。あいさつ代わりのナダレンジャー0号。
締めは高く積み上げたブロックで長周期地震動のゆらゆら実験。
会場横のビルがまさにゆらゆら実験を連想させるのにぴったり。
帰りは、すぐ隣を流れる荒川の土手を通って、てくてくぶらぶら、北千住駅までブラリンジャー。幸い、雨に濡れずに帰れました。
2023年8月9日(水)10時~12時、茨城県日立市久慈交流センターに出動。海岸から数百m足らずのところにあり、東日本大震災時には、津波が建物1階の腰のところまで達し、残された大量の土砂を片付けるのが大変だったそうです。
今回のお客さまは小学校1年生から5年生までの20数名の、2011年を知らないお子さまとその保護者10名弱の皆さまです。冷房の利いた控室で開始時間まで待っていただいたお客さまがいらっしゃるのを会場からのぞき見する、Dr.ナダレンジャーとサイボ君。
いつ、いかなる時でも、ブロック倒しは鉄板ネタ。下敷きを熱望するお客さまの中から、8月生まれの皆さまだけがその幸運をゲット。なぜか、8月生まれのお母さままで、体験希望!楽しいことは大人も子供も関係ありません。ただ、楽しく見えるのは発泡スチロールブロックだから。本物のブロックだったら、死んでしまうかもしれない怖い実験であることを忘れてはいけません。
台風6号が沖縄あたりを行ったり来たりしている2023年8月7日(月)14時~15時、茨城県笠間市立岩間第一小学校に出動。児童クラブの3年生~5年生までの24名がお客さまです。こちらでは校舎の一部が児童クラブとして使われています。かなり小さい畳のお部屋です。でもテーブルを片側に寄せれば、雪崩実験「ナダレンジャー0号」だってできるんです。
もちろん、液状化実験「エッキー」は大きさ的にはこのお部屋のサイズで問題なし。ただし、狭いので、子どもたちの中に入ると、どこからともなく、足をこちょこちょ、背中をつんつん、かつらをパンパンといたずらの嵐。
一番、難しいと思われる共振現象「ゆらゆら」のブロック倒しだって、通常よりも積み上げるブロックの数を10個ほど減らせば、迫力には欠けますが、何とかできました。こちらの児童クラブは初めての出動でしたが、帰りに「また来て!」なんて言ってもらえて、うれしくなったDr.ナダレンジャーです。
2023年8月5日(土)、前日に続き3月まで所属しておりました茨城県つくば市にある防災科学技術研究所一般公開に出動。久しぶりの開催のせいか、9時30分の開場を待つ車が、研究所周りの一般道にかなりの長い列を作っています。開場しても、次から次にいらっしゃるお客さまでなかなか車列は短くなりません。Dr.ナダレンジャーはおもてなしの精神で、お待ちの皆さまにごあいさつ回り。車の中から、同乗のお子さまが大きく手を振ってくれます。猛暑を忘れそうになる熱中症予備軍の不用心なDr.ナダレンジャーです。
本日のステージは、10時30分~11時、11時30分~12時、12時30分~13時、13時30分~14時、14時30分~15時、15時30分~16時の6回です。10時になったので、1回目の出演に備え、正門前のお出迎えから中庭を挟んだ奥にある研究棟のエントランスホールに戻ってみると、お留守番のピー君の前にはすでにかなりのお客さまが、いらっしゃいます。お待たせするのも申し訳ないので1回目は10時~11時まで、1時間もやらせていただきました。
狭いエントランスホールには、多い時で200名ほど、平均すると毎回100人以上のお客さまに来ていただきました。コロナ禍では5人くらいしか入れない空間です。13時30分からの回にはCBCテレビの取材クルーが入っていたので、中部地方の方はそのうちご覧いただけるかもしれません。
(8月28日放送CBCテレビ「チャント!」防災WEEK)
長い棒を使った共振実験の時だけは、建物の外に出て、最大13mの高さでゆらゆらさせていただきました。棒の揺れと同期したお子さまたちの悲鳴のような歓声が、響き渡っていました。思い切り大声を出せるって、ありがたい!
最後の回は、若干少なくなった、お客様の前で、すっぴんに戻り、防災科研の音楽同好会の1名さまのギター伴奏で、塩ビ管ケーナによるお別れの蛍の光を演奏させていただきました。いい汗かきました。終わっても、まだ帰りたくないという小さなお子さまが床にお座りしたまま動こうとせず、お母さま、お父さまが苦笑いしていらっしゃいました。また来年会えればいいね。
今回、Dr.ナダレンジャー実験ネタはすべて用意しましたが、時間と空間と年齢構成の関係で、実際はわずかしか披露する余裕はありませんでした。線状降水帯をイメージしたDr.ナダレンジャーの対流実験「鉛直タイリュウジャー」もその一つ。玄関口に放置したまま。帰り際に、思い出して片付けようとしたら、誰一人気付かれないまま、けなげにも線状に連なる巨大積乱雲が形成されておりました。忘れてごめんなさい。
2023年8月4日(金)、3月まで長きにわたり、所属しておりました茨城県つくば市にある防災科学技術研究所に出動です。翌日開催される一般公開に先立ち、職員とそのご家族向けの研究所公開です。研究交流棟の玄関で不審人物が侵入しないように警戒巡視中のDr.ナダレンジャーと災害救助犬サイボ君。Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室はここで2回、11時30分~12時15分と13時30分~14時30分です。
屋外では炎天下の中、火山防災研究部門の皆さまが、メントスとコーラで火山噴火の実験。こういうところにも不審者は潜んでいるかもしれないので、監視は必須。
2ステージ合計で約100名ほどの皆さまにご参加いただきました。ちびっこの笑顔がうれしい一日でした。無事終わってよかった。明日の一般公開本番に向け、いい準備ができました。
2023年8月3日(木)愛知県名古屋市港区にある港文化小劇場に出動。玄関には、Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験ショーのポスターが掲げられています。
会場で、小劇場スタッフの皆さまとマイクテストなど、打合せ。小さな手元の実験は大きなスクリーンに映し出されます。開場から開始までの間は、アシスタントのピー君がお留守番。
準備が整ったので、昼食のお弁当を控室でいただきました。お腹一杯。美味しゅうございました。
本番は13時30分~14時30分までの1時間。定員350名の会場には150名ほどのお客さま。いい汗をかかせていただきました。
2023年7月25日(火)午前中は茨城県土浦市ポプラ児童館。10時~11時親子15組の皆さま。天井高く、ゆらゆら揺れる長周期地震動。
ご用意いただいたポプラ児童館の控室にはかわいいお友達がいらっしゃったので記念撮影。
そして、午後は茨城県水戸市にある茨城県総合福祉会館に移動。生活協同組合パルシステム茨城栃木様からのご依頼で親子約50名様を相手に14時~15時30分、Dr.ナダレンジャーの科学実験教室。控室には、様々な魅力的おやつがご用意されていました。
舞台袖で筋肉体操をしながら出番を待つすっぴんのDr.ナダレンジャー。
2023年7月13日(木)札幌市北区あいの里にある北海道教育大学札幌校で6名の学生さんにじっくり、がっつりDr.ナダレンジャーの心・技・体を講義。14時40分~16時10分、16時20分~17時50分の合計3時間。十分時間があるはずでしたが、重力流現象ナダレンジャーだけで前半を費やしそうになって、後半はかなりスピードアップ。液状化現象エッキー、共振現象ゆらゆら、対流現象タイリュウジャー、そして最後の雪形はハショリ気味。ナダレンジャー0号の空気注入(写真)は体育会系の学生さんに廊下ダッシュでお願いしました。テニスをやっているという学生さんから、「テニスラケットの振動止めは建物の揺れを抑える制振と同じものですか?」との質問がありました。私は、ラケットの振動止めを知らなかったのですが、詳細を聞いたところ制振ゆらゆらそのものでした!いい情報、ありがとう。初め学生の皆さまは、エンターテイメント系Dr.ナダレンジャーの講義にリラックスムードでしたが、だんだんまなざしが真剣になってくるのが、楽しい。最後は塩ビ管ケーナで蛍の光を演奏させていただき、感動のあまりなかなか腰を上げない学生さんにお別れを告げさせていただきました。
2023年7月17日(月・祝)10時30分~11時15分、つくば市の国際会議場Leo Esakiメインホールです。昨年に続き、1年ぶり2回目のエコフォーラム登場です。耳をそばだて、会場の空気を読みつつ登場のタイミングをうかがうDr.ナダレンジャー。不審者にしか見えない?
連日、日本中が熱中症的猛暑に包まれるなか、会場内だけは涼しい。涼を求めてかもしれませんが、予想以上に大勢の親子が来てくれました。ありがとう。
2023年7月8日(土)茨城県主催の「いばらき学ぼうさい」に防災・危機管理課様からのご要請で、イオンモールつくばに出動です。Dr.ナダレンジャーはセンターコートで11時~11時45分と13時30分~14時15分の2ステージです。ステージ準備ができたら、災害救助犬サイボ君とともにほかの出展団体様のブースを表敬訪問。不審者がいないかのチェックは怠りません。
立ち見のお客さまもいらっしゃいますが、ショッピングモールのセンターコートは吹き抜けになっているので、上層階から見ているお客さまもいらっしゃいます。この日は朝から島根県で線状降水帯が発生したとのニュースが流れる中での、「いばらき学ぼうさい」です。ナダレンジャー0号改め、崩レンジャー0号で、土砂崩壊を再現。
1回目と2回目のステージの合間に、ご用意していただいたお弁当で昼食。本格的なハンバーグが圧倒的に自己主張するお弁当です。脇役は渋く人参とブロッコリーとポテトサラダのみ。ズシンと美味しゅうございました。
2023年7月2日(日)14時~15時30分、茨城県守谷市にある高野公民館に出動しました。昨年に続き1年ぶり2回目です。小学生以下の親子合わせて定員50名のところ、200名以上の応募があり、抽選で選ばれた60名あまりの皆さまです。この定員数は会場が密にならないようにとの主催者側の配慮だそうですが、選ばれなかった皆さまお許しください。と思いながら、会場の皆さまからの「ナダレンジャー」の掛け声とともに、会場に飛び込むために聞き耳を立てて、タイミングを計っているDr.ナダレンジャーです。
ぎゅうぎゅう詰めれば200人は入りそうな6角形の会場です。また来年、お呼びがかかるようなら、応募者全員ご希望をかなえたいDr.ナダレンジャーです。今回の参加者の中に、数年前に守谷市内の別の公民館でDr.ナダレンジャーのサイエンスショーを体験されたというお母さんがいらっしゃいました。一緒の小学生のお子さまは初体験ですが、当時3年生で、このお母さまと参加されたもう一人のお嬢さんは現在中学3年生のため、残念ながら参加できなかったそうです。私もこのお嬢さんに、直接「大きくなったね」と言いたかった!当時、工作で作った液状化実験ボトルエッキーは現在も健在とか。「元気で長持ちするんだよ」
90分間の教室が終わって、空調のきいた会場から出ると、外は30度を超える真夏日。公民館のフェンスにはまだちょっと早いそうですが、美味しそうな果実が色づいていました。「美味しゅうございました」と言いたいところですが、味見はしていません。いくらでもお持ち帰りくださいと、館のご担当者から勧められたのに、持ち帰らなかったことを後悔しているDr.ナダレンジャーです。
2023年6月24日(土)10時~11時、茨城県霞ケ浦環境科学センターに出動。6月は環境省が定めた環境月間ということで、Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室のご依頼をいただきました。小高い丘の上にある霞ケ浦環境科学センターの屋外フィールドからは、眼下に霞ケ浦とその手前に広がる蓮田がよく見えます。教室の準備完了後、早速、災害救助犬のサイボ君をともない、お客さまのお出迎えを兼ねた不審者、不審物のチェック。実は、茨城県在住歴20数年にもかかわらず、2005年にできたこの施設のことを、今回、ご依頼いただくまで、まったく存じ上げておりませんでした。失礼しました。私が不審者です!
今回の教室、定員は120名ですが、予約でほぼいっぱい。ありがたいことです。大部分は親子連れで、もしかしてDr.ナダレンジャーの追っかけファンではないかと思われる、物好きな皆さまもいらっしゃいました。親子隣りあわせで一緒に椅子に座っていると、絶対に盛り上がらないので、皿回し体験を餌に、お子さまだけ、前に来ていただき床すわり。親子分離できればしめたもの、あっという間の60分間でした。おそらく、ご自分のお子さまが、こんなにも積極的になる姿をご覧になるのが初めての親御さんもいらっしゃったのではないでしょうか。
(写真提供:茨城県霞ケ浦環境科学センター 開催報告はこちら)
このイベントのために、敷地内には2台のキッチンカーがきていて、視覚的にも、嗅覚的にも食欲が大いにそそられます。お子さまたち以上に、Dr.ナダレンジャーもハイテンションになってしまっていたので、平常人になって、帰宅するために、アイスクリームをかき氷のように削って盛ったスノー・アイスでクール・ダウン。冷たく、美味しゅうございました。
2023年6月21日(水)18時30分~20時、防災科学技術研究所東京会議室で防災意識の高い大人の有志の皆さまが集うレジリナイトという会合に出動。現地10数名、オンライン数名のハイブリッド形式。大人の皆さまの場合、Dr.ナダレンジャー的振る舞いに拒否反応を示されるのではないかと恐る恐る、皿回しから開始。幸い、お子さまと同じくらい、のりに乗ってくれる遊び心豊富な皆さまでしたので一安心。皿回しさえクリアーできれば怖いものなし、なだれ、落石、突風、液状化現象、共振現象、対流現象すべてご披露させていただきました。おまけとして、役には立たない防災造語集「災食主義」「備食家」「防飲防食」「盆災」「災女」「備女」などまでも、調子に乗ってご披露させていただきましたが、これはあまり受けなかったようです!ただし、残念ながらDr.ナダレンジャーの締めの定番、ケーナ塩ビ管による「蛍の光」演奏は、現地参加の皆さまが、別れを惜しんで泣かれるのではないかと思い割愛させていただきました。悪しからず。
始まる前にはしっかりと腹ごしらえが必要。霞が関ビル1階のレストランでナポリタン特盛、美味しゅうございました。
この日は夏至。夕方の高層ビルの間のお空には、高積雲、巻積雲が重なり合っておりました。この雲を、実験で再現します。
2023年6月21日(水)13時15分~14時15分、茨城県つくばみらい市立谷和原小学校に出動です。谷和原小学校は4月に谷原小学校と十和小学校が統合してできた小学校で、校舎は谷原小学校の校舎が使われていますが、校章や校歌は新たに作られたそうで、体育館には真新しい校章がありましたが、校歌の歌詞はまだ掲示されていませんでした。というようなことを、谷原小学校の卒業生でもある役員のお母さまからお聞きしました。Dr.ナダレンジャーも20年近く前に、一度、谷原小学校に出動した経験がありますが、谷和原小学校になってからは、もちろん初めてです。微妙な名称の変更が気になっていたので、やっと納得。谷和原小学校の「和」は十和小学校の「和」から来たのですね。つくばみらい市になる前ここは谷和原村と呼ばれていましたが、これも、谷原村と十和村が一緒になって谷和原村になったのではないかなと思って、調べたら、1955年に谷原村と十和村などが合併してできたとのこと納得。
お相手は6年生25名とその保護者。親子が隣りあわせだと、子どもは親を意識して盛り上がりを欠くので、いつもは、別れて座っていただくのですが、はじめ椅子に座っていらしたお母さま方が、お子さまのそばで一緒に床すわり。6年生ともなると体も大きくなっているので、親子混然一体となって座っていて、しかもマスクをしていると、見た目、大人か子どもかわからない現象が発生。おまけに、大人の皆さまもお子さま以上のリアクションをするので、この際、全員お子さまということにさせていただきました。失礼があったらお許しください。
開始前には牛カルビ弁当でしっかりと腹ごしらえ。美味しゅうございました。
2023年6月8日(木)13時20分~14時30分、茨城県北茨城市立中郷第二小学校に出動です。3年生15名とその保護者と担任の先生と校長先生。小学校に出動するのは今年度になって最初です。深く考え、頑張りのきく、温かみのあるDr.ナダレンジャーを目指します。うっとうしく思われない程度に。
会場の体育館内の温度計は28℃を超えていて、役員のお母さま方も暑い暑いとおっしゃっていましたが、Dr.ナダレンジャーは平気です。3年前のコロナ禍、最初の夏、35℃を超える温度の体育館でマスクとフェースガード装着で2時間、何度も耐え抜いたからです。ただし、熱中症には十分気をつけねば。
2023年6月13日(火)14時40分~17時5分、北海道に出動。江別市にある酪農学園大学の皆さま約20名がお客さまです。お相手が小学生から大学生に代わっても、攻めるポイントは同じ、遊び心。20歳前後の皆さんでしたが、Dr.ナダレンジャーの前では8歳の小学生とリアクションはほとんど同じでした。大人になっても子どもの心をなくさないでね。
2023年5月28日(日)三重県伊勢市消防本部・消防防災センターで開催された消防防災フェスタに日帰り出動です。伊勢神宮のある伊勢市はDr.ナダレンジャーとしても、中身の人間としても、足を踏み入れるのは初めて。あまり神宮色が感じられない近鉄伊勢市駅から、お迎えに来ていただいた車で消防本部に直行。準備していきなり、オープニングです。女性消防団の皆さまによる防火・防災ダンスに会場のお子さまや消防本部の皆さまに交じって飛び入り参加。不審者と思われたと思います。少なくとも、オープニングのご挨拶にいらしていた市長さまの目にはそのようにうつっていたと思います。このイベントは、コロナ禍のため、4年ぶりの開催ということですが、今回がDr.ナダレンジャー禍と呼ばれなければいいのですが・・・
Dr.ナダレンジャーの出番は13時30分~14時15分と15時~15時45分の2回。参加されているお子さまのほとんどは未就学児か小学校低学年の皆さま。他の追随を許さない(と自分では思っている)Dr.ナダレンジャーの得意年齢層です。ちなみに不得意年齢層はありません。守備範囲が広いので。なかでも発泡スチロールブロックを使った、ブロック倒しはこの年齢層には鉄板ネタ、お子さまたちのボルテージは最高潮に達しますが、そこでサイエンスショーは終了。もっとやりたいと思ったところで終了。プロの技です!自慢。
16時、全体のプログラムが終了し、16時30分頃にはDr.ナダレンジャー器材の後片付けも終了、さてお帰り時間となりましたが、さすがに、会場のみのタッチ&リターンを不憫と思われたお優しいご担当の藤木さんのお心遣いで伊勢市駅近くの伊勢神宮外宮まで送っていただきました。おかげさまで観光客も少なくなった夕暮れの外宮内の神々しい空気を堪能させていただきました。伊勢は赤福の団子でも有名ですが、やはり、藤木さんに教えていただいた団子と餡の入った赤福氷という600円のかき氷で、ハイになったテンションが穏やかな常人へと戻っていくのが実感できました。美味しゅうございました。気が付けば9時すぎに新幹線名古屋駅ホームでかき揚げ玉子入りきしめん640円を食べてから、何も口にしていないことに気が付き、伊勢うどん肉入り1000円もいただきました。美味しゅうございました。
2023年5月24日(水)18時~19時30分、JR田町駅から徒歩数分のところにあるSHIBAURA HOUSEというところで、土木学会関東支部主催のどぼくカフェに出動。会場はガラス張りで、外からも丸見えです。こんな条件の会場でDr.ナダレンジャーがやることといえばSWP(ショー・ウインドウ・パフォーマンス)です。どぼくカフェ開始前の30分間、イベントポスターの横で、ショー・ウインドウ越しの実物展示です。主催者さまに頼まれたわけではありません。過去の経験上、とても、おもしろいからです。通行人がお子さまの場合はすぐに集まってくれますが、通勤帰りのサラリーマンは、見えていても見ないふりをしてスルーするのが普通です。だって、怪し過ぎます。何をされるかわからないし。
そうはいっても、大人のうち100人中2、3人くらいは足を止めるし、まれに下校中の小学生が通りかかることもあります。今回も、わずかですが立ち止まってくれた遊び心のある方がいらっしゃいましたので、実物を使って、その場でミニサイエンスショー。帰宅途中のサラリーマン風の男性は、無料と聞いて、飛び入りしてくれました。私が悪い人だったら、だまされていたかもしれませんのでご注意を。
さて、本番。事前にお申し込みのあった遊び心豊富な50名ほどの皆さまが、童心に戻られて、Dr.ナダレンジャー&ナダレンコの繰り広げる「楽しく学ぶ怖い災害」の世界に迷い込まれました。驚くことに、たまたま外を通行中のお母さまと小さな男のお子さままでもが、Dr.ナダレンジャーが操る、なだれシミュレータ・ナダレンジャー0号パフォーマンスに引き寄せられるように会場内に。5、6歳くらいのお子さまは、最前列のいわゆるかぶりつきで、最後まで大人に混じって、大人のサイエンスショーをご堪能されたご様子でした。確か、参加資格は大学生以上と記載されていたような気もしますが、遊び心があれば、年齢、性別、国籍、障害の有無・・・何も関係ありません。
関東支部 第16回どぼくカフェ in TOKYO開催報告(2023年6月19日追記)
2023年5月9日(火)14時~16時10分、2022年度日本雪氷学会関東・中部・西日本支部活動賞の受賞式、およびその受賞講演会出席のため、JAMSTEC東京事務所に出動です。対象となったのは、Dr.ナダレンジャー・助手ナダレンコの雪崩防災教育への功績。ちなみに、助手ナダレンコが雪氷学会が主催する雪氷楽会という一般向けイベントに初めて登場したのは青森県八戸市で開催された2014年。持ち味は、何もしゃべらず、動きだけで表現する無言ピンクアフロの黒子芸。とはいえ、何もしゃべらない者にまで、賞を与えてくださるこの学術団体の度量の広さは大したもんです。今回、一緒に論文賞を受賞された優秀な若手研究者の佐藤さんと3人いっしょに記念写真を撮ったのですが、なぜか佐藤さんまでDr.ナダレンジャーに感染したらしく、おなじ3D眼鏡でした。佐藤さんの研究キャリアに汚点として残らなければいいのですが・・・
さて、本番の受賞講演ですが、与えられたのは20分間、会場には10名あまりのリアル参加者。あとはオンライン参加というハイブリッド形式。よく見ると、会場の参加者は、カメラ担当の谷川さんを除き、全員すでにDr.ナダレンジャーに感染していて、3D眼鏡をしています。皆さま、子どものようなリアクションで、やっていて楽し過ぎます。おそらくオンライン参加の皆さまには残念ながらそのバカ面白しさは伝わらなかったと思いますので、この場を借りてお詫びいたします。で、なんの実験をしているのかというと、この写真は空気のレイリー・ベナール対流を水蒸気が結露した水滴で可視化するというDr.ナダレンジャー最新ネタの「タイリュウジャー」です。言っている意味が分からない皆さまお許しください。
会場のJAMSTEC東京事務所がある富国生命ビルの地下2階にはいろいろ飲食店があり、開始前の腹ごしらえはベーコン入りペペロンチーノ大盛。とてもお熱うございましたが、美味しゅうございました。
石川県珠洲市で震度6強の地震があった翌2023年5月6日13時10分~13時40分、つくばまちなかデザイン株式会社さまのご依頼でつくばセンター広場の滝のステージに出動です。ここでは5月3日から7日までの間、プレミアビールとうまいもの祭りが開催されています。この日は悪天候の日本列島の中で、幸い関東地方は晴れて最高気温が25℃を超える夏日で、ちょっとした熱風が吹き荒れていました。久しぶりの屋外イベントなので、出番前の1時間、飲食中の皆さまの中にお邪魔して、本番の予告をかねて試運転。お見せしているのは地盤液状化実験ボトル「エッキー」。皆さま、飲食を忘れて、とてもいいリアクション。
「あっ、ナダレンジャーだ!」、市内の学校の出前授業でDr.ナダレンジャーを見たことのあるらしいお子さまの声に、テンションが上がります。5月にしては、かなりの炎天下、日射の厳しいステージ近くに集まっていただいたお客さまに、天高く長く伸びる棒を使って、長周期地震動のパフォーマンス。棒の先ではピー君というキャラクターがドキドキハラハラ芸。棒が伸びるにしたがって、お子さまの興奮が高まります。
わずか30分間だけでしたが、いい汗をかかせていただきました。帰りに、ご依頼者さまから茨城県産のイチゴをいただきました。水分とビタミンC補給、美味しゅうございました。
2023年4月30日(日)11時~12時、東京都足立区東和地域学習センターに出動しました。千代田線綾瀬駅から東武バスで10分弱、東和住区センター降車してすぐ。昨年9月に続いて2回目です。前回は土砂降りの雨でしたが、今回も時折雨粒の混じる怪しい空模様、自然災害科学実験教室にはもってこいですが、お客さまが来てくれるか心配。4月になって最初のDr.ナダレンジャーの教室です。
お集まりいただいたのは、小学校1年生、2年生、3年生、6年生、大学生がそれぞれ1名、未就学児2名とそれらの保護者の皆さまです。やはり、お天気のせいでしょうか、来られなかった方もいらしたようです。ただ、Dr.ナダレンジャーの教室は1名でも、1万名でも変わらず実施しますのでご心配なく。久しぶりに、いい汗をかかせていただきました。
綾瀬駅そばに、コッペパンのお店があり、帰路、たっぷりタルタルのフィッシュフライをいただきました。美味しゅうございました。
2023年5月1日(月)投稿
2023年4月22日(土)国際雪形研究会主催の第28回雪形ウォッチング妙高はね馬大会に出動しました。雪形というのは春の雪解けのころ、山腹に現れる残雪模様を何かの形に見立て、名前をつけたもので、古くから農耕の開始の目安などに用いられていたもの。国際雪形研究会というのは、会費も会則もなく、会員だと思えば会員で、会員でないと思えば会員ではないという超ゆるゆるの集団で、活動は年1回どこかに集まって、雪形に関する持ちネタを発表し、その地の雪形を皆さんで一緒にウォッチングするという単純なもの。Dr.ナダレンジャーはというと第1回目からずーっと、雪形ウォッチングの世話人です。必需品は遊び心のみ。
この雪形ウォッチング、コロナ禍以前は1泊2日で開催されていましたが、リアル開催は4年ぶり。その間は、第25回は妄想大会、第26回は孤独の独りぼっち大会、第27回はオンライン鳥海山大会。今回はリアルですが開催時間は22日11時から12時までのわずか1時間のみ。会場は新潟県妙高市のはね馬大橋脇になる無料駐車場。ウォッチング対象は妙高神奈山の「はね馬」です。残雪に囲まれた黒い地肌がはねる馬に見える雪形です。
このわずかな瞬間のために、4歳から81歳まで、北は北海道、西は岐阜県から28名の老若男女が集合。通常は車も人もあまり見かけないところに、怪しげな集団ができました。Dr.ナダレンジャーはというと、茨城県つくば市から会員2名と一緒に、朝5時に車で出発、9時30分、一番乗りで現場到着かと思いきや、その2時間近くも前から2名の会員がすでに到着していました。
11時の開始とともに拡声器のみで、各自1~5分間で持ちネタの発表を行い、12時ちょうどにエア双眼鏡による雪形ウォッチングポーズの記念集合写真を撮り、怒涛の1時間が終了し、即解散。何事もなったかのように参加者はそれぞれ日常へと帰って行かれました。